
気が付けば今日は12月8日。そう、ジョン・レノンの命日。もうあれから何年たっただろう。5年間の活動休止からやっと復活。久しぶりの傑作「ダブル・ファンタジー」をリリースした直後、ダコタアパートの前で銃弾に倒れ逝ってしまったレノン。そのときの衝撃は、今でも憶えています。その次の年から私は、この日を勝手に "LENNON DAY" とし、その日はレノンのアルバムを掛け続けていました。20歳を過ぎ、多少でもお酒が飲めるようになってからは、ビートルズのコピーバンドが出演するスポットに行き、この日を過ごしていましたっけ。あれから25年。今では日々の忙しさに巻かれ、すっかり忘れていて、帰宅途中に「あ、今日は・・」なんて思いだすなんてことが多くなってきてしまいました。
今日は幸いお休みを頂いていたので一日中レノンを堪能いたしました。『ジョンの魂』『イマジン』『マインド・ゲームス』『心の壁、愛の橋』『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』『ロックンロール』『ダブル・ファンタジー』『ミルク・アンド・ハニー』『メンロヴ・アヴェニュー』・・・数あるレノンのアルバムの中で私が一番好きなのは、1st.アルバム『ジョンの魂』。特に冒頭の「Mother」は凄まじい。あのイントロの除夜の鐘とも聴こえる鐘の音から急にレノンの「~Mother!」とシャウトするくだりは、今でも背筋が凍る思いです。
何年か前、私がまだホームページを作っていたときにこの作品についての紹介をしたコンテンツがありますので、今日はそれを抜粋いたします。

『ジョンの魂』・・・なんて凄い作品なんだろう。と、聴く度にいつも思います。
レコードに入っている当時のライナー・ノーツでも評論家の立川直樹さんが書いているように、「数あるロック・アルバムのうち、5本の指に入る名盤」です。このアルバムはジョンの ”The Beatles” 解散後に作った彼の1st.アルバムです。(これ以前に「トゥー・ヴァージンス」「未完成作品第2番」「ウェディング・アルバム」「平和の祈りをこめて」の3枚が発表されていますが、これは、ジョンのソロ・オリジナルと考えられていません。)
除夜の鐘?とも聴き取れる鐘の音から、LENNONの叫びが衝撃的な「MOTHER」から、ラストの「母の死」まで、全てが凄まじい・・。The Beatles時代の自己の実体を見破られまいと変装しぬいてきた彼が、この作品でついに裸になったのです。ありのままの自分をこのアルバムで吐き出し、彼だけの世界を創造したのです。それは、このアルバムをお聴きいただくとお解りになると思いますが、悲痛さと真実と、そして優しさに満ちているのです。そして、自分に対して凄く ”純粋” な作品なのです。
レコーディングは1970年10月にアビィ・ロード・スタジオで行われました。そして、1970年12月に発売。全英第8位、全米第6位にランクされました。
アルバム収録曲は全て「心の中から沸きあがってきたもの」と言われています。1970年4月にプライマル・スクリームといわれる精神治療を行っていた時期ありその治療結果が如実に表れている曲、「MOTHER」。(これは、あまりにも詩が過激で狂気じみているということから、シングルカットされながら、ラジオ放送が禁止されてしまった曲です。)
過去にジョン自身が体験した宗教への不信感をテーマにした 「悟り(I Found Out)」。
ジョンの代名詞にもなった「労働階級の英雄(Working Class Hero)」。
1996年にビートルズの新曲として発表された曲、「リアル・ラヴ」 の下敷きとなった 「孤独(Isolation)」。
今や、ジョンのスタンダードナンバーになってしまった、超・名曲「愛(Love)」 などなど・・・
どれを取っても名作なのですが、このアルバムの最も重要なナンバーは、10曲目の 「神(God)」でしょう。アルバム発表時、「ビートルズを信じない」という歌詞の一節がセンセーションをまき起こした作品で、彼の心情が痛切に感じられます。
”魔術を信じない・・聖書を信じない・・イエスを・・エルヴィスを・・ケネディを・・・・
ビートルズを信じない/僕は自分だけを信じる/ヨーコと自分だけを/それが現実なんだ/
夢は終わった/昨日までは僕も夢を追っていたけれど/でもいま僕は生まれ変わった/
ウォルラスだったけれど、いま僕はジョンなんだ/だから親愛なる友よ/
君たちもがんばろう/夢は終わってしまった・・” (「God」より)
ビートルズで偽りの自分を演じつづけてきたジョンのはじめての ”ほんとうの自分” がこの作品にはあります。
やはり、このアルバムを言葉で、文字で表そうとしてもなかなか表現できません。
このレビュー(ちっともレビューになっていませんが・・)をご覧になって、少しでも、興味を持っていただけたなら、是非この『ジョンの魂』聴いてみてください。
Love is Real, Real is Love.....
■「ジョン・レノン」関連映像
Mother
Love
GOD
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【John Lennon / Plastic Ono Band】
Mother (母)
Hold On (しっかりジョン)
I Found Out (悟り)
Working Class Hero (労働階級の英雄)
Isolation (孤独)
Remember (思い出すんだ)
Love (愛)
Well Well Well (ウェル・ウェル・ウェル)
Look At Me (ぼくを見て)
God (神)
My Mummy's Dead (母の死)
1970年作品
今日は幸いお休みを頂いていたので一日中レノンを堪能いたしました。『ジョンの魂』『イマジン』『マインド・ゲームス』『心の壁、愛の橋』『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』『ロックンロール』『ダブル・ファンタジー』『ミルク・アンド・ハニー』『メンロヴ・アヴェニュー』・・・数あるレノンのアルバムの中で私が一番好きなのは、1st.アルバム『ジョンの魂』。特に冒頭の「Mother」は凄まじい。あのイントロの除夜の鐘とも聴こえる鐘の音から急にレノンの「~Mother!」とシャウトするくだりは、今でも背筋が凍る思いです。
何年か前、私がまだホームページを作っていたときにこの作品についての紹介をしたコンテンツがありますので、今日はそれを抜粋いたします。

『ジョンの魂』・・・なんて凄い作品なんだろう。と、聴く度にいつも思います。
レコードに入っている当時のライナー・ノーツでも評論家の立川直樹さんが書いているように、「数あるロック・アルバムのうち、5本の指に入る名盤」です。このアルバムはジョンの ”The Beatles” 解散後に作った彼の1st.アルバムです。(これ以前に「トゥー・ヴァージンス」「未完成作品第2番」「ウェディング・アルバム」「平和の祈りをこめて」の3枚が発表されていますが、これは、ジョンのソロ・オリジナルと考えられていません。)
除夜の鐘?とも聴き取れる鐘の音から、LENNONの叫びが衝撃的な「MOTHER」から、ラストの「母の死」まで、全てが凄まじい・・。The Beatles時代の自己の実体を見破られまいと変装しぬいてきた彼が、この作品でついに裸になったのです。ありのままの自分をこのアルバムで吐き出し、彼だけの世界を創造したのです。それは、このアルバムをお聴きいただくとお解りになると思いますが、悲痛さと真実と、そして優しさに満ちているのです。そして、自分に対して凄く ”純粋” な作品なのです。
レコーディングは1970年10月にアビィ・ロード・スタジオで行われました。そして、1970年12月に発売。全英第8位、全米第6位にランクされました。
アルバム収録曲は全て「心の中から沸きあがってきたもの」と言われています。1970年4月にプライマル・スクリームといわれる精神治療を行っていた時期ありその治療結果が如実に表れている曲、「MOTHER」。(これは、あまりにも詩が過激で狂気じみているということから、シングルカットされながら、ラジオ放送が禁止されてしまった曲です。)
過去にジョン自身が体験した宗教への不信感をテーマにした 「悟り(I Found Out)」。
ジョンの代名詞にもなった「労働階級の英雄(Working Class Hero)」。
1996年にビートルズの新曲として発表された曲、「リアル・ラヴ」 の下敷きとなった 「孤独(Isolation)」。
今や、ジョンのスタンダードナンバーになってしまった、超・名曲「愛(Love)」 などなど・・・
どれを取っても名作なのですが、このアルバムの最も重要なナンバーは、10曲目の 「神(God)」でしょう。アルバム発表時、「ビートルズを信じない」という歌詞の一節がセンセーションをまき起こした作品で、彼の心情が痛切に感じられます。
”魔術を信じない・・聖書を信じない・・イエスを・・エルヴィスを・・ケネディを・・・・
ビートルズを信じない/僕は自分だけを信じる/ヨーコと自分だけを/それが現実なんだ/
夢は終わった/昨日までは僕も夢を追っていたけれど/でもいま僕は生まれ変わった/
ウォルラスだったけれど、いま僕はジョンなんだ/だから親愛なる友よ/
君たちもがんばろう/夢は終わってしまった・・” (「God」より)
ビートルズで偽りの自分を演じつづけてきたジョンのはじめての ”ほんとうの自分” がこの作品にはあります。
やはり、このアルバムを言葉で、文字で表そうとしてもなかなか表現できません。
このレビュー(ちっともレビューになっていませんが・・)をご覧になって、少しでも、興味を持っていただけたなら、是非この『ジョンの魂』聴いてみてください。
Love is Real, Real is Love.....
■「ジョン・レノン」関連映像
Mother
Love
GOD
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【John Lennon / Plastic Ono Band】
Mother (母)
Hold On (しっかりジョン)
I Found Out (悟り)
Working Class Hero (労働階級の英雄)
Isolation (孤独)
Remember (思い出すんだ)
Love (愛)
Well Well Well (ウェル・ウェル・ウェル)
Look At Me (ぼくを見て)
God (神)
My Mummy's Dead (母の死)
1970年作品
数年前まで私の銀行カードの暗唱番号は1208でした(汗)当然いまは違いますよ。
12月8日って真珠湾攻撃の日でもありますね。。
そしてもうひとつ・・・(苦笑)
私の父親の誕生日でもあります(笑)。
さすがに母が大騒ぎしていた記憶があります。
それにしても撃たれてしまうなんて。
ちなみにU2も、いいですよねぇ。
あまり知らないですけれど子供のときに聴いた
I Still ・・・がいいですよね。
1980年、ジョンが凶弾に倒れたニュースを見たときは、
それは大騒ぎでしたよ。
先日同僚と話してたのですが、ジョンが逝ってしまった歳に
とうとう僕らもなってしまったことに今更ながらびっくりしていました。
あまりにも早い死なんですよね。
>>はまさん、
お越しいただきありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。
U2、良いですよぉ。
ここ10年位、ずっとハマってます(笑)。