10月上旬、初めてのMRIへ。
なんとなくテレビなどで見たことがあるものの、もちろん実物は初めて。
廊下で待っていると、呼ばれて中へ。小さな着替えスペースでそれっぽい洋服に着替えて待合スペースで待つ。
2人がけの椅子のところにショートカットの女性がおられて、その隣に座る。
待合スペースの左右にMRIの部屋が計2つあるようで、どっちに呼ばれるのかな~と思っていたら、隣の女性が先に右の部屋へ。
そして程なく左の部屋から妙齢の男性が「意外と速かったよ」といいながら、ご家族らしきご婦人に車椅子を押されながら出てこられ、わりとすぐにそのお部屋に呼ばれたのでした。
部屋の分厚いドアが開いたとき、鳥のさえずりみたいなものがちらっと聞こえたので、「あれ、リラクゼーションのために鳥の鳴き声を??」と思いながら部屋に入ると、ぜんぜん鳥の声なんかじゃなく、もっと機械っぽいシュンシュン言う音でした。
で、台に仰向けに。
部屋は間接照明、やっぱりリラクゼーションスペースっぽい・・・。
気になったので、女性技師さんに「シュンシュン」いう音が何か伺ってみると、機械を回し続けるときに水か何かを循環させている音だったような・・・。(記憶がおぼろげになってしまいました)
そのうち、男性の技師さんがやってきて、「点滴をして、それから造影剤を入れますね。いつもどっちの腕に?」と。
正直「いつも」なんて無かったので、「生まれてはじめての点滴なので、特にどっちってことも・・・」と先方様には余分なプチ情報付きでお返事を。
すると、ささっと左右見比べて、こともなげに右腕に決定。
「チクっとしますよ~」の声と共にはじめての点滴オン!
液体が入れられるのだから、もっと分かるかなと思ったのですが、何かが体に入っていく、って感じ、あまりなかったような。
うつぶせで撮影、という方も多いようですが、私は仰向けのまま撮影へ。
ドーム型のところに頭部を入れられた瞬間、モーレツに不安感が!
直前からなんだかドキドキして、目をつぶれば・・・と思ったものの、目をつぶっても不安は消えず。
そうなんです、どうやら私、「閉所恐怖症」だったみたいなんです。
それがこのMRIで生まれて初めて分かりました。今までも古い小さなエレベーターとかちょっと苦手ではあったけれど、こんなに露骨に閉所恐怖症だったとは!
ひ~・・・。
すぐに「スミマセン、ちょっと出して下さい~・・・」とSOS。
すぐ出していただいたところで、
「どうやら苦手みたいです。」
「目を閉じてみたらいかがですか?」
「目を閉じてみたんですけど、ダメみたいです」
「・・・。ならちょっと不自然な体勢ですが、上を見てみると上は開いてるのでいかがですか?」
上を見ると、なんと空間が開いているではないですか!勝手にオカマみたいまものをかぶっているイメージで「閉じている」と思っていましたが、「ドーナツ」みたいに上が開いてたんですね!
それを見たら、急に安心に。
でもさっきのトラウマがあるので、上を見たまんまの不自然体勢で乗り切ることに。
「申し訳ないですが、撮影中は動けないので、その体勢のママでいてくださいね」
「はい、わかりました!」
・・・ということでやっと撮影へ。
よく、MRIは工事現場みたいな音がする、といわれますが、実は、私には、工事現場というより他の場所が浮かんでいました。
それは・・・「クラブ」。
いえ、私、まったくクラバーじゃないんですが、この規則的な機械音、しかも爆音、、、何かを思い出させると思ったら「そう、クラブ!クラブじゃないの。テクノみたいな??」
そう妄想してみると、右腕に薬物を打たれている・・・。まさにクラブ!!(←偏見)
で、MRIの機械の上部をずっと見ていると、機械の上のほうのデコボコがノホホンとしたエイの顔に見えてきて、海にいる巨大なエイに抱かれている、しかもそのエイとはクラブで出会った薬物をススめる悪いエイ・・・。
というどうでもイイ妄想で気を紛らわせていたのでした。
なんとか乗りきって無事終了!
勇気を出して女性技師さんに「なんかちょっとクラブっぽいですね」と言ってみるも、「はあ・・・」とかなりスルーなリアクションでした。
(不思議ちゃん患者として分類されたのでしょう・・・)
*****
MRI検査の後、A先生の診察へ。
先日の針生検の結果がわかり、先生から「乳癌」という確定診断をいただきました。
正直、9月下旬のエコー検査以来、乳癌と確定していないものの、先生方にずっと「乳癌」を前提にお話されてきたので、あまりショックはなかったです。(前回、初めてA先生の診察だったとき、帰りに「あ、コレ読んでおいて」って「乳癌ガイドブック」的なものまで渡されていたし・・・・・・・)
しかしそのあとA先生から、
「非浸潤だと思うけど、一部浸潤してるかもしれない。範囲が広がってるようだから、全摘ね。あなたの年齢から考えると、再建考えてもいいだろうね」と。
え、全摘!?
早期イコール部分切除、と思っていたシロウトの私にまたもびっくり話が。
というか、先日来、驚きっぱなし・・・。
驚く私をよそに、A先生のお話は続きまして、
「希望するなら同時再建もできますよ。再建には人工物と、自家組織でやるパターンとありますが、年とってきてナチュラルに下ってくるようにするなら自家組織かな。」
多い、情報量が多いです、先生~!!
メモ魔の私は、「全摘・再建」とメモりながらも、内心「ひ~!!」と思いながら帰宅したのでした。
今日も遅くなりました。
続きはまた今度です。
今日も読んで下さってありがとうございます
なんとなくテレビなどで見たことがあるものの、もちろん実物は初めて。
廊下で待っていると、呼ばれて中へ。小さな着替えスペースでそれっぽい洋服に着替えて待合スペースで待つ。
2人がけの椅子のところにショートカットの女性がおられて、その隣に座る。
待合スペースの左右にMRIの部屋が計2つあるようで、どっちに呼ばれるのかな~と思っていたら、隣の女性が先に右の部屋へ。
そして程なく左の部屋から妙齢の男性が「意外と速かったよ」といいながら、ご家族らしきご婦人に車椅子を押されながら出てこられ、わりとすぐにそのお部屋に呼ばれたのでした。
部屋の分厚いドアが開いたとき、鳥のさえずりみたいなものがちらっと聞こえたので、「あれ、リラクゼーションのために鳥の鳴き声を??」と思いながら部屋に入ると、ぜんぜん鳥の声なんかじゃなく、もっと機械っぽいシュンシュン言う音でした。
で、台に仰向けに。
部屋は間接照明、やっぱりリラクゼーションスペースっぽい・・・。
気になったので、女性技師さんに「シュンシュン」いう音が何か伺ってみると、機械を回し続けるときに水か何かを循環させている音だったような・・・。(記憶がおぼろげになってしまいました)
そのうち、男性の技師さんがやってきて、「点滴をして、それから造影剤を入れますね。いつもどっちの腕に?」と。
正直「いつも」なんて無かったので、「生まれてはじめての点滴なので、特にどっちってことも・・・」と先方様には余分なプチ情報付きでお返事を。
すると、ささっと左右見比べて、こともなげに右腕に決定。
「チクっとしますよ~」の声と共にはじめての点滴オン!
液体が入れられるのだから、もっと分かるかなと思ったのですが、何かが体に入っていく、って感じ、あまりなかったような。
うつぶせで撮影、という方も多いようですが、私は仰向けのまま撮影へ。
ドーム型のところに頭部を入れられた瞬間、モーレツに不安感が!
直前からなんだかドキドキして、目をつぶれば・・・と思ったものの、目をつぶっても不安は消えず。
そうなんです、どうやら私、「閉所恐怖症」だったみたいなんです。
それがこのMRIで生まれて初めて分かりました。今までも古い小さなエレベーターとかちょっと苦手ではあったけれど、こんなに露骨に閉所恐怖症だったとは!
ひ~・・・。
すぐに「スミマセン、ちょっと出して下さい~・・・」とSOS。
すぐ出していただいたところで、
「どうやら苦手みたいです。」
「目を閉じてみたらいかがですか?」
「目を閉じてみたんですけど、ダメみたいです」
「・・・。ならちょっと不自然な体勢ですが、上を見てみると上は開いてるのでいかがですか?」
上を見ると、なんと空間が開いているではないですか!勝手にオカマみたいまものをかぶっているイメージで「閉じている」と思っていましたが、「ドーナツ」みたいに上が開いてたんですね!
それを見たら、急に安心に。
でもさっきのトラウマがあるので、上を見たまんまの不自然体勢で乗り切ることに。
「申し訳ないですが、撮影中は動けないので、その体勢のママでいてくださいね」
「はい、わかりました!」
・・・ということでやっと撮影へ。
よく、MRIは工事現場みたいな音がする、といわれますが、実は、私には、工事現場というより他の場所が浮かんでいました。
それは・・・「クラブ」。
いえ、私、まったくクラバーじゃないんですが、この規則的な機械音、しかも爆音、、、何かを思い出させると思ったら「そう、クラブ!クラブじゃないの。テクノみたいな??」
そう妄想してみると、右腕に薬物を打たれている・・・。まさにクラブ!!(←偏見)
で、MRIの機械の上部をずっと見ていると、機械の上のほうのデコボコがノホホンとしたエイの顔に見えてきて、海にいる巨大なエイに抱かれている、しかもそのエイとはクラブで出会った薬物をススめる悪いエイ・・・。
というどうでもイイ妄想で気を紛らわせていたのでした。
なんとか乗りきって無事終了!
勇気を出して女性技師さんに「なんかちょっとクラブっぽいですね」と言ってみるも、「はあ・・・」とかなりスルーなリアクションでした。
(不思議ちゃん患者として分類されたのでしょう・・・)
*****
MRI検査の後、A先生の診察へ。
先日の針生検の結果がわかり、先生から「乳癌」という確定診断をいただきました。
正直、9月下旬のエコー検査以来、乳癌と確定していないものの、先生方にずっと「乳癌」を前提にお話されてきたので、あまりショックはなかったです。(前回、初めてA先生の診察だったとき、帰りに「あ、コレ読んでおいて」って「乳癌ガイドブック」的なものまで渡されていたし・・・・・・・)
しかしそのあとA先生から、
「非浸潤だと思うけど、一部浸潤してるかもしれない。範囲が広がってるようだから、全摘ね。あなたの年齢から考えると、再建考えてもいいだろうね」と。
え、全摘!?
早期イコール部分切除、と思っていたシロウトの私にまたもびっくり話が。
というか、先日来、驚きっぱなし・・・。
驚く私をよそに、A先生のお話は続きまして、
「希望するなら同時再建もできますよ。再建には人工物と、自家組織でやるパターンとありますが、年とってきてナチュラルに下ってくるようにするなら自家組織かな。」
多い、情報量が多いです、先生~!!
メモ魔の私は、「全摘・再建」とメモりながらも、内心「ひ~!!」と思いながら帰宅したのでした。
今日も遅くなりました。
続きはまた今度です。
今日も読んで下さってありがとうございます