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bomberjuice ♪今日の1曲♪

「気になる1曲」を勝手に厳選し、それをテーマに一言二言三言。

冬京 / 風

2010-03-09 21:01:04 | 邦楽(か行)
 東京は生憎の空模様。
 こんな日につい聴いてしまう。

 3月に入ったというのに、内堀通りは寒々しい。
 千鳥ヶ淵は、いまだ冬。

 雨が雪に変わった。

海風 / 風

2010-03-05 23:58:31 | 邦楽(か行)
 都内からの帰り、ちょっと寄り道をした。
 芝浦からレインボーブリッジを経由して東雲へ。
 ちょっと混雑してきたので、辰巳で左折し、三ツ目通りに入った。
 そのまま言問橋まで出て、言問通りを本郷弥生まで。

 湾岸をクルマで走っていて、この曲が思い浮かんだ。
 唄うにはやや音程が高いような気がするが、この曲はイントロが印象に残る。
 6弦の開放をうまく使っていて、スリリングでカッコいい。
 そして、意外と簡単にコピーができる。
 15秒ほどのギターソロもいい。さっき思わずコピーしてしまった。

 この唄は1977年に発表されているが、ものすごく洗練されている。
 LAでの録音ということもあり、AORテイストが色濃いのだが、
これは驚きに値する。
 AORの代表的なバンドであるTOTOのデビューが1978年だから、
彼らの影響を受けることなく、この唄を世に生み出したのだ。

 1975年から1979年までという短い期間を、「風」は吹き抜けた。

3号線を左に折れ / 風

2010-03-03 11:52:44 | 邦楽(か行)
 3号線。
 おそらく国道3号のことだろうと思う。

 国道3号は九州の国道なので、関東ではなじみがない道路だが、
伊勢正三は九州出身だから、身近な存在だったのかもしれない。

 先日首都高を走っていたときのこと。
 芝公園からC1(都心環状線)に入った。
 飯倉を過ぎ、ちょうど谷町ジャンクションに差し掛かったとき、
この曲が流れた。

 谷町ジャンクションは、3号線(渋谷線)との合流地点。
 偶然にも「3号線」つながりだった。

 残念ながら、僕は谷町ジャンクションを左に折れることなく直進し、
竹橋ジャンクションから池袋方面へとクルマを走らせた。

LOVE and LIFE / 木村佳乃

2010-02-11 17:01:49 | 邦楽(か行)
 この唄が出たのは1990年代の終わり頃。
 けっこう木村佳乃が好きだったので、歌唱力などは気にせず、
追っかけのようにしてよく聴いていた。

 今回、改めて聴いてみた。
 比較的凝ったアレンジとなっていて、カッコいい。
 このサウンドを聴いて、なんとなく渡辺美里の楽曲を思い起こした。
 (もちろん歌唱力は渡辺美里に遠く及ばないが)

 プロデュースは久保こーじ。
 「小室哲哉の一番弟子」と呼ばれていたらしい。
 そう言われてみれば、小室っぽいサウンドかもしれない。

 聴けば聴くほど、アレンジに耳がいく。
 これは、歌唱力の低さを隠すためだったのだろうか。

ファッシネイション / 門あさ美

2009-12-18 09:18:05 | 邦楽(か行)
 「門あさ美」を知らなかった僕は、名前を聞いた瞬間「演歌歌手」だと思ってしまった。
 どういう思考回路をしていたのか……。
 たぶん門倉有希とか花咲ゆき美などといった演歌歌手の名前から連想してしまったのだろう。

 彼女はヤマハ・ポプコン出身の実力派アーティスト。
 (ポプコンは、あみんなどを輩出したことでも有名だ)

 作詞は岡田冨美子、作曲は門あさ美、そして編曲は戸塚修。

 メディアへの露出はほとんどなかったらしい。
 ライブもやらないという、かなり謎に包まれたアーティストだったようだ。
 近年ではZARD(坂井泉水はもう亡くなってしまったが)もそうだった。

 この曲を繰り返し聴くうちに、同じタイプのシンガーソングライター、
尾崎亜美を思い浮かべた。

 ……イイ曲だ。

なんですかこれは / 米米CLUB

2009-12-12 21:17:39 | 邦楽(か行)
 12月に入ったというのに、今日はえらく暑かった。

 公園を歩いていたら、あまりにも暑くてノドが渇いたので、
自販機で冷たい珈琲を買うことにした。
 財布を開けてみたら、小銭がない。しかたなく千円札で買うことにした。

 正直なところ、釣銭で財布が重くなるのがブルーだ。
 そんなことを思いながら千円札を入れ、ボタンを押し、釣銭と品物を取る。

 あれ?
 妙に変だ。

 小銭を数えてみると、明らかに千円以上ある。
 なんですかこれは。

 きっと、前の人が釣銭を取り忘れたのだろう。

 ちょっと得をした。

 ただ、それだけの話だ。

海岸通 / 風

2009-11-11 10:44:31 | 邦楽(か行)
 僕の住んでいる街に「海岸通」はない。
 海がないのだから。

 「船」という交通手段に、僕は抒情的な匂いを感じてしまう。
 それはきっと、僕が海なし県に住んでいることに関係があるのではなく、
船に対して、どこか憧れに似た感情を持っているせいなのだろう。

ひとり占い / グレープ

2009-09-29 22:56:33 | 邦楽(か行)
 たとえば。
 彼女との会話の中で、ボタンを掛け違えたかのように話が弾まない。
 一言一言が引っ掛かり、なんだかケンカを売られているような感じ。

 こんなことは、誰しもが経験のあることだと思う。

 そんなとき、この唄を思い出すのだ。

 そんな状況に陥ったとき、この唄の主人公は、たとえ逢ったばかりでも帰る。
 相手に気まずい思いだけはさせたくないからだ。
 なかなかできることではない。
 言うなれば、これは「損切り」である。

 損切り。
 本来の意味はもちろん、含み損の出ている証券を売却して損失を確定することだ。
 損切りは、含み損が出た証券が「価格を戻してくる期待が持てなくなった」とか、
「損失の拡大防止」という理由で行われる。

 会話の進まない時間を過ごすこと。
 イコール損失の拡大だ。
 たしかに、お互いの気分を損ねないように早く帰り、
自分のために時間を使うほうが合理的ではある。
 主人公は時間の損切りを行っているのだ。

 ♪今日はお前の方が 夢を忘れてたんだと
 クラブのジャックが 怒った様な笑った様な

 今日について言えば、僕が彼女への思いやりを忘れていた。

東京ライフ / KAN

2009-09-16 14:05:14 | 邦楽(か行)
 以前に「Regrets」の項でも書いたが、KANといえば「愛は勝つ」が有名だ。
 そのおかげで「一発屋」扱いをされがちだが、それは本人にとって不本意だろう。
 本人だって、「俺は一発屋だ」と思いながら唄っているわけではないはずだ。

 「愛は勝つ」の歌詞は、あまりにもストレートすぎてあまり好きではない。

 KANは行間が浮かび上がってくるような名曲を数多く生み出している。
 この曲も、知る人ぞ知る名曲だ。

 東京での生活と、その情景を歌い上げる。

 実はこの曲を知ったのは、「ツルモク独身寮」というマンガだった。
 マンガの中にこの曲の歌詞が書かれていたのだ。

 僕はふだんマンガを読まない。
 なので、なぜ「ツルモク独身寮」を読んだのか、記憶にない。

 ちなみにその当時は、KANのことを知らなかった。

 都会での生活に疲れたときに聴くと、ものすごく響いてくる。
 とにかくいちど、聴いてみてほしい。