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bomberjuice ♪今日の1曲♪

「気になる1曲」を勝手に厳選し、それをテーマに一言二言三言。

雨 / 森高千里

2009-12-13 18:09:55 | 邦楽(ま行)
 森高千里の楽曲だが、あまり熱心に聴いていたわけではないのにも関わらず、
意外と覚えている。
 たとえば「ミーハー」「ストレス」「しりたがり」などがパッと思い浮かぶ。

 なぜすぐに思い浮かんだのだろう。

 実は、先ほど思い浮かんだ3曲はすべて本人による作詞なのだが、
まず、タイトルと歌詞が斬新だった。
 奇抜なタイトルや歌詞は、記憶に残りやすい。

 次に、超ミニスカという衣装。
 いわゆる「色物」だが、ビジュアル的に訴えかけるものがあれば思い出すのも容易だ。

 そして極めつけは、歌唱力。
 下手すぎて目立つのだ。

 しかし、歌唱力のなさが逆に森高千里を目立たせたのではないだろうか。
 歌唱力が高ければ、彼女は音楽業界の波に埋もれてしまっていたかもしれない。

 ちなみに、この「雨」という唄も、「楽曲はいいのだが、歌唱力が……」という典型例。

 僕が森高千里を知ったのは、南沙織の「17才」をカヴァーした頃。
 そして、当時発売されたアルバムが「非実力派宣言」。
 大胆なネーミングだが、看板に偽りはなかった。
 この歌唱力を見たら、お世辞にも実力派とはいえない。
 ……もう少しなんとかならなかったのだろうか。

ロシアン・ハスキー / ミッシェル・ガン・エレファント

2009-07-23 08:32:05 | 邦楽(ま行)
 ギターのアベフトシが亡くなった。

 改めて聴いてみたが、彼のカッティングは絶品だ。
 僕自身も彼の影響を受け、曲をコピーしたことがある。
 ノリがよくて曲が短いので、陰鬱たる気分を晴らしたいときによく聴いていた。

 速弾きを練習するギター弾きは多いが、カッティングを極めるギター弾きは少ないように思う。

 僕は速弾きよりもカッティングのほうを得意分野としている。
 ノイジーなカッティングなら、ワイルドに(というか、いい意味で「いい加減」に)弾けばよい。
 クリアーなカッティングは気を使うが、コードさえ合っていればいいので、ある意味で気楽だ。
 しかし、速弾きは一音でも間違えたらアウト。
 そのプレッシャーにいつも負けてしまう。

Naked / MY LITTLE LOVER

2008-12-18 23:01:51 | 邦楽(ま行)
 「この曲がイチ押し!」という人はマイノリティ(少数派)なのかもしれない。

 彼らの代表曲といえば「Hello, Again ~昔からある場所~」。
 それも確かにいい曲ではあるのだが、個人的には「Naked」以外に輝きを感じなかった。

 この歌には、Akkoの歌声がとてもよく似合う。
 歌声というか、彼女が醸し出す空気にジャストフィットしているのかもしれない。
 Akkoの歌唱力には(正直なところ)疑問が残るのだが、
この歌だけはAkko以外に歌わせたくない。
 語尾に少し甘ったるさも感じるが、これも個性だろう。

 音楽的にはややトーンが暗め。
 アダルトな雰囲気の漂うベースライン。
 そして、少し甘ったるい声のトーン。
 このアンバランスさがたまらない。

 アンバランス。

 手すりのない、丸太の一本橋をゆっくりと渡る。
 突然、僕の後ろで大きな物音がした。
 「ハッ」と息を飲み、思わず振り返る。
 その瞬間、僕はバランスを崩す。
 奈落の底へ落ちてしまいそうになりながらも、辛うじて踏みとどまる。
 言うなれば、そんな危うさだ。

 比較するものがあってはじめて「バランス」という概念は生まれる。

KANZEN / 三上博史

2008-12-02 22:50:16 | 邦楽(ま行)
 三上博史がラジオに出ていたときに流れた曲。
 初めてこの曲を聴いたのは発表当時のことだから、おそらく1991年だろう。

 今でも覚えているくらいだから、僕の深層意識に強く働きかけたのは確かだ。

 意外に、と言っては三上博史にかなり失礼なのだが、歌唱力は高いと思う。

 この曲を聴くと、不思議な空間に包まれる。

 でも、この世の中に「完全」なんてものは存在しない。

さくら(独唱) / 森山直太朗

2008-03-29 23:27:48 | 邦楽(ま行)
 桜が咲いた。

 家から2キロほどのところに、大きな病院がある。
 その隣は公園になっていて、近くに「桜堤通り」という名の道路もある。

 今朝はバイクで出勤することに決め、いつもより少し早めに出ることにした。
 桜の咲いている風景を愉しむために。

 土曜日だったせいか、混雑とは無縁だった。
 バイクに乗る自分が「風景に溶け込んでいく」イメージを持ちながら、
ノンビリと走りを愉しんだ。

 スピードを出すことがバイクの醍醐味ではない。

 それと、今回はとくにスケジュールを決めなかった。
 漠然と「桜を見ること」だけ決めていた。
 場所は自宅周辺でも(けっきょく、そうだった)会社近辺でもよかった。

 スケジュールを立てることは、決して悪いことではない。
 しかし、それは「制約を作る」ということだ。

 たとえば「10時に横浜」という予定を立てたとする。
 そうすると、まず「横浜に着かなければいけない」という
義務感みたいなものに駆られる。
 そして「10時」というタイムリミットが追い討ちをかけ、焦りを生み、
走ることが窮屈になってくる。

 出勤前ということもあって、多少は時間という制約はあったわけだが、
窮屈な思いで走りたくなかったので、制約は必要最小限にしたかったのだ。

 だから、行き先は決めなくてもいい。
 風を感じながら、気の向くままに。
 道に迷ったら、寄り道したんだと思えばいい。
 疲れたら休んでしまえ。
 どうせまた走りたくなる。

銀の雨 / 松山千春

2008-03-20 13:39:10 | 邦楽(ま行)
 疲れているのか酸欠なのかわからないが、欠伸がひっきりなしに出る。

 日に日に暖かくなってきて、晴れていればバイクで出かけたいと思っていたのだが、
残念なことに今日は雨だ。
 雨天のバイクは危ないので、自重する。
 せっかくの休日が台無しだ。

 僕の職場は、バイク通勤も可能だ。
 しかし僕にとって、バイクは「非日常への脱却ツール」なので、
滅多なことではバイク通勤をしない。

 今日はなんだか、出かけるのが億劫だ。

BELIEVE / MISIA

2007-09-10 22:56:54 | 邦楽(ま行)
MISIAには「Everything」「つつみ込むように…」など、たくさんの名曲があるが、
その中で僕が選ぶ曲はこれだ。

僕はふだん、こういうタイプの曲(女性R&B)を聴かないのだが、
個人的にこの曲のメロディー、ベースライン、リズムは完璧だと思う。

もちろん、彼女の歌唱力についても文句のつけどころがない。
この曲をMISIA以外のアーティストが歌っていたら、
僕はこの曲を好きにならなかったかもしれないくらいだ。

「つつみ込むように…」で鮮烈なデビューを果たしたMISIA。
しかし、僕はここ5年ほど、MISIAの新曲を聴いていない。

もともとメディアへの露出が少ないアーティストであるし、
僕が不勉強であることも手伝って、
最近の活躍についてはまったくわからないのだが、
デビュー当時の彼女には、飛ぶ鳥を落とす勢いというか、
爆発的なエネルギーを感じたものだ。

最近はどうなのだろう。