

大急ぎで通過して目的地へ向かいました。




ちなみに阿智村は日本一星が綺麗に見える村で有名だそうですが、今回は満蒙開拓平和記念館を訪ねました。


戦前、国の「満州は夢の国」といううたい文句に村の次男三男の多くが夢をふくらませて開拓団として満州に渡りましたが、実際には未開の地の困難な開墾や土地の略奪で悲惨な生活を強いられた人が多かったのです。
戦争が激しくなると開拓団の男子にも動員が行われ4万7千人もが戦争に駆り出されました。残りの女子と子供はソ連侵攻により牡丹江などへ逃避行。日本に帰り着く途中で8万人もの人がチフスや空腹で亡くなっています。
開拓団送出は全国で長野県が最も多く、犠牲者が多かったのです。
私の中では満蒙開拓団はもう過去のものとなっていました。
しかし、阿智村の記念館の展示を見て、これは今の若い人たちに伝えていかなければという思いを強くしました。
今、憲法9条を変えようという動きが不気味な空気と共にヒタヒタと押し寄せていますが、歴史を振り返り、無用の死に繋がる戦争ができる国にしてはいけません!
戦争をもう二度とやってはいけない、という思いを強くしました。


紅葉は殆ど終わってましたが、川下りはなかなか楽しいものでした。
