一時リサイクルショップが雨後の竹の子のごとく、(ちょっとオーバーか)あちらにもこちらにも出来た。
しかし、ここは草分け、22年も前に創業。
物を大切に、物が人から人へとわたり最後まできちんと使って資源を大切にするという精神は
ずっと変わらず生きている。

洋服や、雑貨、台所用品、椅子もあれば、掃除機もある。
そのような日常生活で使うもののリサイクルと近隣の農家で作られた有機栽培野菜、調味料やお菓子が1階で売られている。
2階は着物のリサイクル。15坪ほどのお店にこれは品揃えの豊富さで言えばちょっとした呉服店ほどの着物がきちんと整理されて陳列されていた。
私たちの娘に丁度良い中振袖が帯と共にたとう紙から次々に広げられ、どれもすばらしくて又値段のものすごーく安いのに驚き、柄のすばらしさと、お気軽プライスにみんなうっとりだった。
子どもの七五三用の着物から、絽や紗、大島に留袖、訪問着、いい着物が次の出番を待ってひしめいていた。


3階はフリースペース。ヨガや体操、お琴に着物のリメイク教室、裂き織り教室など、さまざまなグループが使う場所として地域に提供されていた。
また、ほんとに小さな事務所の台所が幼稚園の給食を週2回作るのに使われている。アレルギー園児対応の食事も作るという。

これは1階の所狭しと並べられたリサイクル品と調味料の棚。
ここは実は単なるリサイクルショップとはちがう。
ワーカーズコレクティブという働き方をしている。
以前、厚木のヒューマンサポートネットを見学に行ったことを日記に書いたが、そこのいくつかのグループはこのワーカーズコレクティブだったのだ。
働く人が平等に資金を少しずつ出し合って、働く人みなが上下なく同じ立場で経営方針などすべて相談しながら決めていく。社長もいないし、平社員もいない、皆、平等に働く。
そういう形態のお店。女性にはこういう働き方はすっと受け入れられる。
完全な営利目的ではなく、損をしない程度に利益が出て、地域の人たちも何かしらハッピーになれるような場作りが出来るといいなぁ・・・

実は私たちも何かワーカーズで起業出来ないかな~と模索中。
周りの地域の人たちと一緒に元気が出て、楽しいことはないものかと思案中。
夢だけど・・・この夢に幸運の女神が微笑んでくれることを期待している。