この「3カ国展」は私の展覧会を見に来てくれた方からの情報で知ったのだった。
展覧会は人と情報が行き交う交差点のようだったなぁ、としみじみ思うこのごろだ。

この展示会は途上国と日本との貿易振興が目的の商談会のようなものだったけど、私にとってはボリビアを思い出すよすがに丁度よかった。
で、同時開催で2階のカラヤン広場では昨日、ボリビアのチャランゴ奏者エルネスト・カブールに同行しているギタリスト(ムユムユ奏者)の木下尊惇がバイオリン、サンポーニャの仲間とボリビア音楽の演奏会に出演していた。
昨日はこれに間に合うように六本木まで出かけてきた。何度聴いてもボリビア音楽はいいものだ。

その後、5階の会場で、豆類、キヌア、ゴマ、アルパカ製品、民族楽器、マテ茶、ボリビアの絵、木材加工品などの展示を見ていると、えっ、どこかで見た人???お互いに顔を見合わせて、そうだ!あなたはボリビアにいた青年協力隊の女性。
彼女はコチャバンバで活動をしていた。
やっぱり、こういうところへ来ると、「ボリビア懐かし」の同じ思いの人がいるものだ。彼女は私と同じ頃帰国していて、今は大学院に戻っているとのこと。
向こうでは自由闊達、元気一杯の彼女、今はどうなんだろう、なんて思いながら立ち話をして別れた。
会場の半分くらいをボリビアの会社が占めていて、よくがんばっているな、どんどん商談が進むといいな、と無意識のうちにボリビア応援団になっていた。