スクレの郊外にコンクリート工場があり、がけの砂を掘っているうちに恐竜の足跡が見つかったそうだ。
垂直のがけになぜ足跡が？と思ったら、はじめは水平だった地層が2つの大きな力で押されて２つに折れた地層の一方が垂直に立ち上がってしまった。恐竜が歩いた時代は水平だったのが、今は垂直の部分になってそこに足跡が残っているのだそうだ。
しかも、２足歩行の恐竜から４足歩行のものまで、数種類が歩いた跡だそうだ。この垂直の壁の高さ、１００ｍはあろうか。ずいぶんしっかりと歩いた跡だ。（走った跡もある）
ここからは恐竜の骨は発見されてないそうだが、スクレから５００ｋｍ南のタリハでは多くの骨が発見されている。（タリハでは多くの恐竜の骨を博物館で見ることができる。）シベリアのマンモス同様、ボリビアの恐竜もどこかの博覧会に呼んでもらえるとちょっと有名になるのに・・・
今はひっそりとその存在を見てくれる人にだけ訴えかけている。
写真は恐竜が歩いた足跡が続く壁。 大人の手を当ててみたらこんなに大きい足跡。
