ボリビア カミナンド記

パタゴニア(4)いよいよ氷河へ

前日のバリローチェ(アルゼンチン)から飛行機で更に南へ2時間足らず、あと600kmくらいで南米大陸最南端だというカラファテ(アルゼンチン)の町に着く。氷河観光の中心地である。

氷河が崩落する所をずっと見たいと思っていた。翌日朝早く氷河見学バスツアーは出発した。カラファテからペリトモレノ氷河までバスで2時間くらい、南極からの強い風の中、荒涼とした岩だらけの荒地の中の一本道を氷河目指してひた走る。今は夏、気温15度くらいで快適。


氷河は気温の高い夏、12月から3月ごろがシーズンで、歴代の大崩落の写真を見ると3月が断然多い。また、時間は午前より午後の方が氷が解けやすく、崩落が起こりやすいらしい。と、こんなことは行ってみて初めて知るのである・・・残念ながら私たちが行ったのは1月、そして午前・・・

目の前に広がったのは憧れのペリトモレノ氷河。岩山と岩山の間にせめぎあいながらも微動だにせずどうだ!という風にこちらへ挑んでくるみたいだ。この氷河は幅が5km!その先端部分を私たちは見ているのだが、この氷河は奥へ35kmも続いているそうだ。(近くにはもっと大きいウプサラ氷河というのもある)



氷河は実際には少しずつアルヘンティーノ湖の分流(水道)へせり出していて動いている(1日2mくらい)。上流から押されて氷河の先端部分が毎日崩落しているのだ。


透き通るような青い色をしている。心臓に響くような大音響がする、見ると既に水に落ちた後で白い水煙が舞っている、光より音のほうが遅いので、音がして振り向いても遅いのだ。目を凝らしていないと見逃してしまう。どこかでパーン!というはじけるような音がした。これは氷河の中で亀裂が入った音らしい。銃声のようだ。(想像


この氷河は対岸の遊歩道から見られるようになっているし、


下から船で見ることもできた。崩落した氷河のかけら、が近くで見るとこんなに大きい。
氷河を堪能した一日、夢見心地の一日であった・・・
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