ボリビア カミナンド記

白いジュース

ボリビア人の友人が黒い小さな種の入ったビニール袋を持ってきた。10gくらいだろうか。スプーンに1杯くらい。日本の黒ゴマの両端を鋭くしてつやを出したような種だ。Rinaza(リナッサ)といってボリビアではジュースにして飲むのだという。辞書には亜麻仁と書いてある。麻の一種だろうか。でも、日本の麻の実のように大きくもないし、丸っこくもない。


ジュースを一緒に作ることになった。先ず、洗ったリナッサを生のまま水とともにミキサーにかける。水はだんだんとろみがついて白濁してくる。亜麻仁油が溶け出して上のほうは白い水、下のほうは皮が砕けてこげ茶色になってきた。

砂糖とレモン汁を加えてもう一度ミキサーをかけ、できあがり。簡単だ。

消化を助け、おなかの病気に効くという。
控えめな甘みとほのかなレモンの酸味が両方の味を引き立てていて、まあ、おいしい。

サンタクルスは亜熱帯、このところの気温は30度を越えている。暑い時は甘いジュースがおいしい。身体もそれを要求している。
ということで、レモン、ココナッツ、トウモロコシ、マラクーヤ、タマリンドなど、近くで収穫される果物、木の実、穀物など多くのものからジュースを作る。

このリナッサもそのひとつ。亜麻仁の種をジュースにするのはちょっと意外だったが、飲むと、まあ、おいしい。おなかに効きそうなとろっとしたジュースだった。

ただ、生ジュースの難点は砂糖の取りすぎ。ボリビア人は甘いのがだーい好き。健康を気遣ってる人が余りいないのは残念だ。
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