玄人紙芝居師のつぶやき

玄人紙芝居師のなにわのゴリちゃんが、紙芝居口演の様子や紙芝居作品などについて、つれづれなるままに書き込んでいきます。

なにわのゴリちゃんのつぶやき・・・紙芝居のいろいろ

2012年05月25日 13時47分53秒 | 日記
2012年5月25日
玄人紙芝居師のなにわのゴリちゃんです。

昨日、大阪府東大阪市の『平和のための戦争展』実行委員会の方とお電話でお話ししました。
戦前の紙芝居が見つかったとのことでした。

その内容は、もちろん戦意高揚を掲げるものとなっているようです。
戦前は、すべての分野で戦争賛美が行われ、戦意高揚の方向で世の中が動いていました。
紙芝居も例外ではなかったようです。

オークションなどで戦前の紙芝居が出されています。
タイトルを見ても『戦ふ船員』『暁の鐘』『初陣』などなど。
今からでは考えられないことですが、テレビがなかった当時は、戦意高揚にとって紙芝居は有効な宣伝手段だったのでしょう。
戦争を行う上で、教育と文化の影響は大きいといえます。

先に戻りますが、その戦前の紙芝居を実演してもらいたいとのこと。

私自身、戦前の紙芝居を見たこともないので興味はあります。
話の中で、『のばら』『かわいそうなぞう』『とびうおのぼうやはびょうきです』など、反戦の紙芝居も口演してその違いを浮き彫りにしてはと・・・・

現在の日本で戦争は起こらないと考える方も少なくないでしょう。
が、日本には多くの米軍基地が存在し自衛隊が後方支援を行っています。
決して戦争と無縁ではないのです。

私は、紙芝居師として紙芝居を通して平和や民主主義の大切さや生きることの素晴らしさを伝えていきたいと思っています。

東大阪市の戦争展で口演が実現すればいいのですが。