正論とおバカ論争のあいだ

兄「オレさ、幼稚園の時、劇で『ねずみの嫁入り』の壁役やったんだよ。
　でさ、小学校でも『ねずみの嫁入り』で壁だったんだよ。
　あの頃、背が高い方だったから、それだけの理由で選ばれたんだよ。
　ひでーよな。」
私「何言ってんの？　『ねずみの嫁入り』の壁って言ったら、
　オチじゃん！　オイシイじゃん！　太陽だの、雲だの、
　アホなことほざいてるねずみを正気に戻す、重要な役割じゃん。
　オレなんか、『キリスト生誕』のベツレヘムの住人だか、
　祝福の天使だか、今となっては、はっきり思い出せないような役だよ。
　要は、その他大勢だよ。あと、『おむすびころりん』の鞠だよ。
　どう考えても、明らかに無理矢理役作ってるでしょ。必要ないでしょ。」

日の当たる場所は、慣れていません。