車は圧倒的に日本車が多い。70%以上を占めているのではなかろうか。中でも多いのは、三菱、マツダ、いすゞ等の日本では少数派がこちらでは多数派である。トヨタはトラックを見るばかりであり、日産、ホンダに至ってはほとんど見かけない。小生が思っていた以上に車の走行台数は多い。
(右側はタクシー)
こちらの人は、日本とは異なり、車は走ればよいとの考えだから、埃りまみれの車は勿論のこと、5体不満足な車ばかりである。タクシーも例外ではない。ウィンカーがなくっても平気、ヘンドランプが片方点かなくっても平気の平左である。クーラ設備のある車も皆無といっていい。これはタクシーも同様で、もしあなたがタクシーを捕まえて、クーラ設備があって傷のないものに乗れたならば、アラーの神に祝福されきっと一年いい年で迎えられると断言できる。少なくてもベンガジ市内では。
タクシーに乗るときは気をつけよう。これはタクシーに限らないのだが、必ず一人は運転席の脇に座ること。これが守られていないと警察官に注意されるので要注意。その理由は単純で、地位の差別をつけないためといわれている。例えあなたが総理大臣であっても例外ではないので、一人で乗るときは真っ先に助手席へ。勉強になったでしょ。これであなたもリビヤでは恥をかかなくてもすむかも。ただし、女性のみのときは例外みたい。
先に書いたが、車は右側通行である。道路事情はそれほど悪くはないと思う。ほとんどの交差点では交差点手前から右折者専用道路があるので、赤信号に関係なく右折可能である。直進または左折のために信号待ちしていて、青になるまで待っていると、後ろから必ずクラクションを浴びせられる。反対側が黄色になったら、もたもたするなすぐに行けとの催促が背面から襲い掛かってくる。これは関西人以上に徹底している。
最も怖いのがX字交差点である。X字といっても鋭角に入って行くのだが、信号はまずない。発注者であるGMRA事務所へいくまでに1箇所あるのだが、これをつっきって行くのに慣れるまでは多少の汗を手の平にかくことになる。ヒヤッと背中が涼しい思いをすることは数え切れない。突っ切ろうとしたが右から直進者が猛スピードできて、慌てて急停車するなんてなことは日常である。合理的といえばいえなくもないが、信号に慣れきっている日本人にはなかなか馴染めない。
センターラインは引いてあるが、ほとんど消えて見えなくなっているのが多い。日本より幅広くできていると思うのだが、正々堂々とラインをまたいで走る車も多い。
信号はそう多くはないがある。この信号は縦長で日本に比べ小さく出来ている。小生は長くどこに信号があるか分からなかったくらい立てている位置も悪い。仮に小生が運転していたならば信号無視を何回やっていたことか。
(市内の交差点) (砂漠の道路)
このような道でも一歩市内を抜ければ、そこはもう自由世界のそこのけそこのけのフルーウェイである。時速150kmは当り前の世界が広がり心うきうき鼻歌の一曲でもでそうな一直線である。ただ砂漠地帯に入ると駱駝がのんびりと道路を横断していることがあるのでそれだけは気をつけなければばらない。といっても一直線で遮るものがないので百メートル先でもわかるのだが。それと市街地では時々ネズミ捕りをやることがあるので気をつけよう。シートベルト着用の取り締まりも多い。
(空港までの道)
あ、そうそう、中には公共の交通を利用する人もいるかも知れないので、それを書かなければならない。タクシーのことは既に書いたので存在することはわかったであろう。これは結構多い。流しでも結構捕まえられると思う。メータがないので交渉しなければならないが、値引き交渉に自身のある人は利用しよう。ただし、交渉が妥結して乗り込もうとするとき、身元不明の者が同乗してきても驚いてはならない。当然料金は金持ちの日本人である貴方負担である。
空港では勿論客待ちのタクシーがいる。では、鉄道、バスはどうか。そのようなものはこの国にはない。と断言すると正解ではないので、市内バスはないということにしておく。少なくともベンガジ市内では見たことがない。
しからば、どのようなバスがあるのか。それは長距離バスである。つまり市から市へ(といっても、200~300kmは当り前の世界であることを忘れずに)、あるいは他国へ行く場合に利用するのである。私がサハラ砂漠の現場への行き返りによく見たのはベンガジから隣国のスーダンへ行くバスである。このバスは大型でクーラ、トイレも付いているものもある。近場の場合には、これよりもやや小ぶりで、クーラのついていないオンボロバスが多い。
鉄道は皆無である。従って、遠距離は自家用自動車か、長距離バスあるいは航空機を利用するしかない。金がないけど時間がある人はヒッチハイクも有効である。
市内バスはないと既に説明したが、それでは教育を受けている児童、学生はどのように通学しているのか。児童はほとんど徒歩か、自家用車での送迎が多い。高校生以上になると、寮生活かヒッチハイクが主流である。従って、高校の下校時間には道路脇で手を挙げて停まる車を待つ男子生徒がよく目に付く。さすがに女学生はそのようなことはしないのか目に止まらないので、彼女達はどのようにしているか定かではない。
鉄道はチュニジアからエジプトへ抜ける横断鉄道を建設中とのことだが、どこまで進んでいるか不明だが、開通していないことは確かである。
(右側はタクシー)
こちらの人は、日本とは異なり、車は走ればよいとの考えだから、埃りまみれの車は勿論のこと、5体不満足な車ばかりである。タクシーも例外ではない。ウィンカーがなくっても平気、ヘンドランプが片方点かなくっても平気の平左である。クーラ設備のある車も皆無といっていい。これはタクシーも同様で、もしあなたがタクシーを捕まえて、クーラ設備があって傷のないものに乗れたならば、アラーの神に祝福されきっと一年いい年で迎えられると断言できる。少なくてもベンガジ市内では。
タクシーに乗るときは気をつけよう。これはタクシーに限らないのだが、必ず一人は運転席の脇に座ること。これが守られていないと警察官に注意されるので要注意。その理由は単純で、地位の差別をつけないためといわれている。例えあなたが総理大臣であっても例外ではないので、一人で乗るときは真っ先に助手席へ。勉強になったでしょ。これであなたもリビヤでは恥をかかなくてもすむかも。ただし、女性のみのときは例外みたい。
先に書いたが、車は右側通行である。道路事情はそれほど悪くはないと思う。ほとんどの交差点では交差点手前から右折者専用道路があるので、赤信号に関係なく右折可能である。直進または左折のために信号待ちしていて、青になるまで待っていると、後ろから必ずクラクションを浴びせられる。反対側が黄色になったら、もたもたするなすぐに行けとの催促が背面から襲い掛かってくる。これは関西人以上に徹底している。
最も怖いのがX字交差点である。X字といっても鋭角に入って行くのだが、信号はまずない。発注者であるGMRA事務所へいくまでに1箇所あるのだが、これをつっきって行くのに慣れるまでは多少の汗を手の平にかくことになる。ヒヤッと背中が涼しい思いをすることは数え切れない。突っ切ろうとしたが右から直進者が猛スピードできて、慌てて急停車するなんてなことは日常である。合理的といえばいえなくもないが、信号に慣れきっている日本人にはなかなか馴染めない。
センターラインは引いてあるが、ほとんど消えて見えなくなっているのが多い。日本より幅広くできていると思うのだが、正々堂々とラインをまたいで走る車も多い。
信号はそう多くはないがある。この信号は縦長で日本に比べ小さく出来ている。小生は長くどこに信号があるか分からなかったくらい立てている位置も悪い。仮に小生が運転していたならば信号無視を何回やっていたことか。
(市内の交差点) (砂漠の道路)
このような道でも一歩市内を抜ければ、そこはもう自由世界のそこのけそこのけのフルーウェイである。時速150kmは当り前の世界が広がり心うきうき鼻歌の一曲でもでそうな一直線である。ただ砂漠地帯に入ると駱駝がのんびりと道路を横断していることがあるのでそれだけは気をつけなければばらない。といっても一直線で遮るものがないので百メートル先でもわかるのだが。それと市街地では時々ネズミ捕りをやることがあるので気をつけよう。シートベルト着用の取り締まりも多い。
(空港までの道)
あ、そうそう、中には公共の交通を利用する人もいるかも知れないので、それを書かなければならない。タクシーのことは既に書いたので存在することはわかったであろう。これは結構多い。流しでも結構捕まえられると思う。メータがないので交渉しなければならないが、値引き交渉に自身のある人は利用しよう。ただし、交渉が妥結して乗り込もうとするとき、身元不明の者が同乗してきても驚いてはならない。当然料金は金持ちの日本人である貴方負担である。
空港では勿論客待ちのタクシーがいる。では、鉄道、バスはどうか。そのようなものはこの国にはない。と断言すると正解ではないので、市内バスはないということにしておく。少なくともベンガジ市内では見たことがない。
しからば、どのようなバスがあるのか。それは長距離バスである。つまり市から市へ(といっても、200~300kmは当り前の世界であることを忘れずに)、あるいは他国へ行く場合に利用するのである。私がサハラ砂漠の現場への行き返りによく見たのはベンガジから隣国のスーダンへ行くバスである。このバスは大型でクーラ、トイレも付いているものもある。近場の場合には、これよりもやや小ぶりで、クーラのついていないオンボロバスが多い。
鉄道は皆無である。従って、遠距離は自家用自動車か、長距離バスあるいは航空機を利用するしかない。金がないけど時間がある人はヒッチハイクも有効である。
市内バスはないと既に説明したが、それでは教育を受けている児童、学生はどのように通学しているのか。児童はほとんど徒歩か、自家用車での送迎が多い。高校生以上になると、寮生活かヒッチハイクが主流である。従って、高校の下校時間には道路脇で手を挙げて停まる車を待つ男子生徒がよく目に付く。さすがに女学生はそのようなことはしないのか目に止まらないので、彼女達はどのようにしているか定かではない。
鉄道はチュニジアからエジプトへ抜ける横断鉄道を建設中とのことだが、どこまで進んでいるか不明だが、開通していないことは確かである。