東京大学 分子細胞生物学研究所 加藤茂明グループの論文捏造、研究不正

東京大学 分生研 加藤茂明教授の研究室による類似画像掲載論文について (うっかりミスか?偶然か?研究不正か?)

類似画像掲載論文#16

2011-12-29 00:18:43 | 画像類似の論文リスト

論文#16
Genes Cells. 2004 Oct;9(10):983-92.
In vivo potentiation of human oestrogen receptor alpha by Cdk7-mediated phosphorylation.
Ito S, Takeyama K, Yamamoto A, Sawatsubashi S, Shirode Y, Kouzmenko A, Tabata T, Kato S.
The Institute of Molecular and Cellular Biosciences, University of Tokyo, Bunkyo-ku, Tokyo, Japan.
責任著者:加藤茂明


指摘項目No.39 (参照 → 説明図No.39)
・論文#16のFig.1の「UAS-HEG0」の「TAM」の顕微鏡写真と、Fig.2の「UAS-HE15」の「wt」の顕微鏡写真が類似しています(縦横比が変更されています)。




指摘項目No.40 (参照 → 説明図No.40)
・論文#16のFig.1の「UAS-HE19」の「E2」の顕微鏡写真と、Fig.2の「UAS-HE15」の「UAS-tai」の顕微鏡写真が類似しています(縦横比が変更されています)。




指摘項目No.41 (参照 → 説明図No.41)
・論文#16のFig.1の最下段の「GFP」の画像において、「E2+ICI」の部分は、単なる白い画像であり、ゲル画像が掲載されていません。




指摘項目No.42 (参照 → 説明図No.42)
・論文#16のFig.2 で、「wt」の「-」の顕微鏡写真と、「nej3」の「-」の顕微鏡写真が類似しており、捏造改ざんが疑われます(縦横比が変更されています)。




指摘項目No.43 (参照 → 不正内容の説明図No.43)
・論文#16のFig.1の一番左の顕微鏡写真(「UAS-HEG0」の「-」)と、Fig.2の「tai k05809」の「-」の顕微鏡写真と、Fig.2の「UAS-tai」の「-」の顕微鏡写真と、Fig.4の一番左(「UAS-HEG0」の「RT」の「wt」「-」)の顕微鏡写真と、Fig.6の左から3番目の顕微鏡写真(「UAS-HEG0」の「UAS-tai」「-」)と、Fig.6の右から二つ目(「UAS-HE457」の「UAS-tai」の「-」)とが互いに類似しています(縦横比が変更されています)。




指摘項目No.44 (参照 → 不正内容の説明図No.44)
・論文#16のFig.3Cの「HEG0」の顕微鏡写真と、Fig.4の「UAS-HEG0」の「cdk7 ts」の「E2」の顕微鏡写真が類似しています(縦横比が変更されています)。


類似画像掲載論文#17

2011-12-29 00:18:41 | 画像類似の論文リスト

論文#17
EMBO J. 2004 Apr 7;23(7):1598-608.
Transrepression by a liganded nuclear receptor via a bHLH activator through co-regulator switching.
Murayama A, Kim MS, Yanagisawa J, Takeyama K, Kato S.
Institute of Molecular and Cellular Biosciences, University of Tokyo, Yayoi, Bunkyo-ku, Tokyo, Japan.
責任著者:加藤茂明

指摘項目No.45 (参照 → 説明図No.45)
・論文#17のFigure 5B の 「in vitro phosphorylation」の「M2」のバンド画像と「M3」のバンド画像が類似しています。




指摘項目No.46 (参照 → 説明図No.46)
・論文#17のFigure 6B の 1段目のパネル(IB:αVDIR)のレーン1の画像が、4段目のパネル(IB:αHDAC2)のレーン1の画像に類似しています。
また、論文#17のFigure 6B の 1段目のパネル(IB:αVDIR)のレーン3の画像を横幅を縮小(約65%縮小)させると、4段目のパネル(IB:αHDAC2)のレーン3の画像に類似しています。
また、論文#17のFigure 6B の 5段目のパネル(IB:αSin3A)のレーン2とレーン3の画像を縦幅を拡大(約160%拡大)させると、4段目のパネル(IB:αHDAC2)のレーン2とレーン3の画像に類似しています。




指摘項目No.47 (参照 → 説明図No.47)
・論文#17のFigure 6D の 1段目のパネル(IP:αVDIR)のレーン1のバンド画像と、5段目のパネル(Input)のレーン1,2,3のバンド画像の、4つのバンド画像はバンドの輪郭やバンド周辺の染みが類似しています。



告発後に新たに明らかになった捏造1

"ブルースin東京" m3 blogの、「モモンガが飛んだ」にて、指摘された捏造

Fig. 1C, 3B





告発後に新たに明らかになった捏造2

"ブルースin東京" m3 blogの、「花りんとうの歌」にて、指摘された捏造
Fig. 5B, 6B, 6D




類似画像掲載論文#18

2011-12-29 00:18:40 | 画像類似の論文リスト

 

論文#18
Cell. 2003 Jun 27;113(7):905-17.
The chromatin-remodeling complex WINAC targets a nuclear receptor to promoters and is impaired in Williams syndrome.
Kitagawa H, Fujiki R, Yoshimura K, Mezaki Y, Uematsu Y, Matsui D, Ogawa S, Unno K, Okubo M, Tokita A, Nakagawa T, Ito T, Ishimi Y, Nagasawa H, Matsumoto T, Yanagisawa J, Kato S.
Institute of Molecular and Cellular Biosciences, University of Tokyo, 1-1-1 Yayoi, Bunkyo-ku, 113-0032, Tokyo, Japan.
責任著者:加藤茂明


指摘項目No.48
( → 説明図No.48
・論文#18のFigure 1E の左側の図の「VDR」の画像において、レーン6,7のバンド画像が、レーン8,9のバンド画像を180度回転したものに類似しています。生データの確認が必要です。



指摘項目No.49
( → 説明図No.49
・論文#18のFigure 1E の右側の図の「ERα」の画像において、レーン12のバンド画像がレーン16のバンド画像と類似しています。また、これらの画像は、レーン14の画像を上下反転させたものにも類似しています。



指摘項目No.50
 → 説明図No.50
・論文#18のFigure 1E の右側の図の「ERα」の画像において、レーン10のバンド画像が、レーン11のバンド画像を左右反転させたものや、レーン13のバンド画像を上下反転させたものや、レーン15のバンド画像を水平反転させたものや、レーン17のバンド画像を上下反転させたものに、類似しています。



指摘項目No.51
 → 説明図No.51
・論文#18のFigure 2Cの「purified fracdtion」の「Re-IP by αCAF-1p150」のPAGE像において、「BAF170」のバンドの周辺に不連続な線が確認でき、長方形に切り取られた「BAF170」のバンドがPAGE像に貼り付けられているように見えます。生データの確認が必要です。



指摘項目No.52
 → 説明図No.52
・論文#18のFigure 3BのProbe Dの「97.4」付近のバンド画像が埋め込まれているように見えます。生データの確認が必要です。



指摘項目No.53
( → 説明図No.53
・論文#18のFigure 4Dの画像(autoradiogram)について、右から5レーン分の上部が互いに類似しています。
例えば、各レーンの右側にある特徴的なシミの様なスポット(上から1/4くらいのところ)が共通しています。
その一方で、下部はレーンによって異なっています。しかし、その下部の方は各レーンの間にするどい縦線が見られ、編集された痕跡であると推測されます。

 

 










 



 

 

 

 

 

 

 


類似画像掲載論文#19

2011-12-29 00:18:39 | 画像類似の論文リスト

論文#19
Nature. 2003 May 29;423(6939):545-50.
Modulation of oestrogen receptor signalling by association with the activated dioxin receptor.
Ohtake F, Takeyama K, Matsumoto T, Kitagawa H, Yamamoto Y, Nohara K, Tohyama C, Krust A, Mimura J, Chambon P, Yanagisawa J, Fujii-Kuriyama Y, Kato S.
The Institute of Molecular and Cellular Biosciences, University of Tokyo, 1-1-1 Yayoi, Bunkyo-ku, Tokyo, 113-0032, Japan.
責任著者:加藤茂明


指摘項目No.54
( → 説明図No.54
・論文#19のFigure 3cにおいて、「CYP1A1の3MCのanti-p300」と「CYP1A1のE2+MCのanti-p300」 類似しています(縦横比が少し違いますが、極めて似ています。 )。シグナルを強くすると(コントラストを上げると、一番右端のレーンに出てくる、かすかなシグナルの形も似ています。 また、「CYP1A1の3MCのanti-p300」のデータの横幅を少し圧縮して、左が上になるように傾けて、コントラストの付け方を変えると「CYP1A1のE2+MCのanti-p300」の画像を作成できる可能性があります。 また、「CYP1A1のE2」の3つのパネルはシグナルがまったく見えず、単なる白い長方形です。以上より、生データの確認が必要です。


類似画像掲載論文#20

2011-12-29 00:18:36 | 画像類似の論文リスト

論文#20
Nat Cell Biol. 2003 Mar;5(3):224-30.
Cytokines suppress adipogenesis and PPAR-gamma function through the TAK1/TAB1/NIK cascade.
Suzawa M, Takada I, Yanagisawa J, Ohtake F, Ogawa S, Yamauchi T, Kadowaki T, Takeuchi Y, Shibuya H, Gotoh Y, Matsumoto K, Kato S.
Institute of Molecular and Cellular Biosciences, University of Tokyo, Yayoi, Bunkyo-ku, Tokyo 113-0032, Japan.
責任著者:加藤茂明


指摘項目No.55  (参照 → 説明図No.55
・論文#20のFigure 2fの上から3段目(NIK(629-947))において、左から1つ目の画像の一部が、左から3つ目の画像の一部に類似しています。 よって、同じ検体を少しずらして撮られた2枚の顕微鏡写真と推測されます。これらの画像においては、著者らは(同じ条件だが)別々の検体の代表写真を示すべきところです。画像の取り違えか、あるいは、不正なのかについて、調査が必要です。





指摘項目No.56  (参照 → 説明図No.56
・論文#20のFigure 2fの上から2段目(NIK)の画像において、 左から1つ目の画像の一部が、左から4つ目の画像の一部に類似しています(色調が多少異なります)。よって、二つの画像は同じ検体由来の画像と推測されますが、これらの画像は、実験方法や趣旨から考えると、同じ検体由来の写真であってはありません。よって、生データの確認が必要です。





指摘項目No.57 →  (参照 説明図No.57
・論文#20のFigure 2fにおいて、上から1段目(Control)の左から3列目の画像が、上から3段目(NIK(629-947))の左から3列目の画像に類似しています。




指摘項目No.58 →  (参照 説明図No.55
 → 説明図No.58
・論文#20のFigure 3b において、「PPAR-γ」(左の列)の「Blot:anti-p65」(上から1段目)の画像が、「GR」(左の列)の「Blot:anti-p65」(上から1段目)の画像に類似しています。また、「PPAR-γ」(左の列)の「Blot:anti-p50」(上から2段目)の画像が、「GR」(左の列)の「Blot:anti-p50」(上から2段目)の画像に類似しています。また、「GR」(左の列)の「IP:anti-p65 Blot:anti-GR」(上から4段目)の画像が、「GR」(左の列)の「IP:anti-p50 Blot:anti-GR」(上から5段目)の画像に類似しています。


類似画像掲載論文#21

2011-12-29 00:17:36 | 画像類似の論文リスト

論文#21
Mol Cell Biol. 2002 Jun;22(11):3698-706.
Ligand-selective potentiation of rat mineralocorticoid receptor activation function 1 by a CBP-containing histone acetyltransferase complex.
Kitagawa H, Yanagisawa J, Fuse H, Ogawa S, Yogiashi Y, Okuno A, Nagasawa H, Nakajima T, Matsumoto T, Kato S.
Institute of Molecular and Cellular Biosciences, University of Tokyo, Bunkyo-ku, Japan.
責任著者:加藤茂明



指摘項目No.59 (参照 → 説明図No.59




指摘項目No.60 (参照 → 説明図No.60
・論文#21のFigure 4Bの3段目(WB:αCBP)のレーン7とレーン8が類似しています。




指摘項目No.61 (参照 → 説明図No.61
・論文#21のFigure 4C の 「Na-K-ATPase α1」の1段目(INPUT)の レーン2(aldo)の画像は、レーン3(HC)の画像を180度回転させたものに類似しています。





指摘項目No.62 (参照 → 説明図No.62
・論文#21のFigure 5A の3段目(293F)の左端と7段目(Nurr1ΔY122)の右端において、バンド画像が白い長方形により消されている痕跡が見られます。


類似画像掲載論文#22

2011-12-29 00:16:59 | 画像類似の論文リスト

論文#22
Nucleic Acids Res. 2002 Mar 15;30(6):1387-93.
Transcriptional regulation of the mouse steroid 5alpha-reductase type II gene by progesterone in brain.
Matsui D, Sakari M, Sato T, Murayama A, Takada I, Kim M, Takeyama K, Kato S.
Institute of Molecular and Cellular Biosciences, University of Tokyo, Tokyo 113-0032, Japan.
責任著者:加藤茂明

指摘項目No. (参照 → 説明図No.63
・論文#22のFigure 6において、左側の画像「cPRE/ARE」のレーン4とレーン5の間の下部や、右側の画像「m5α-R2 PRE/ARE」のレーン11とレーン12の間の下部において、不連続な縦線が見られ、画像を編集した痕跡と推測されます。また、画像の中央部分において、レーン2とレーン4、レーン5とレーン7、レーン9とレーン11、レーン12とレーン14がそれぞれ互いに類似しており、極めて不自然です。


類似画像掲載論文#23

2011-12-29 00:16:56 | 画像類似の論文リスト

論文#23
Neuron. 2002 Aug 29;35(5):855-64.
Androgen-dependent neurodegeneration by polyglutamine-expanded human androgen receptor in Drosophila.
Takeyama K, Ito S, Yamamoto A, Tanimoto H, Furutani T, Kanuka H, Miura M, Tabata T, Kato S.
Institute of Molecular and Cellular Biosciences, University of Tokyo, 1-1-1 Yayoi, Bunkyo-ku, Tokyo, Japan.
責任著者:加藤茂明



指摘項目No.64 (参照 → 説明図No.64
・論文#23のFig 1B UAS-hAR(wt) 未処理群(-)とBIC処理群が同じ画像(縦横比 変更)の鏡像(上下反転の関係)となっています。




指摘項目No.65 (参照 → 説明図No.65
・論文#23のFigure4A のレーン4とレーン5が類似しています。




指摘項目No.66 (参照 → 説明図No.66
・論文#23のFigure4B の「hAR Q52」の画像(右側画像)において、「DHT」の5と10のレーンと、「HF」の5と10のレーンとが類似しています(バックグラウンドの染みの位置などが一致)


類似画像掲載論文#24

2011-12-29 00:15:56 | 画像類似の論文リスト

論文#24
EMBO J. 2001 Mar 15;20(6):1341-52.
A subfamily of RNA-binding DEAD-box proteins acts as an estrogen receptor alpha coactivator through the N-terminal activation domain (AF-1) with an RNA coactivator, SRA.
Watanabe M, Yanagisawa J, Kitagawa H, Takeyama K, Ogawa S, Arao Y, Suzawa M, Kobayashi Y, Yano T, Yoshikawa H, Masuhiro Y, Kato S.
Institute of Molecular and Cellular Biosciences, University of Tokyo, Yayoi, Bunkyo-ku, Tokyo 113-0033, Japan.
責任著者:加藤茂明


指摘項目No.67 (参照 → 説明図No.67
http://www.nature.com/emboj/journal/v20/n6/fig_tab/7593637a_F4.html
・論文#24のFigure4の「GAPDH」のバンド画像において、「control」の右二つの画像と、「p72」の左二つの画像が類似しています。また、Figure4のおいて、「p72」の「GAPDH」のバンド画像と、「」の「GAPDH」のバンド画像と、「」の「GAPDH」のバンド画像とが、輪郭が類似しています。濃淡については異なることから、露光時間を変えて、撮影したものと推測されます。





指摘項目No.68 (参照 → 説明図No.68
http://www.nature.com/emboj/journal/v20/n6/fig_tab/7593637a_F5.html
・論文#24のFigure5Bの「GGST-ERa」 と「GST-A02」で真ん中のバンド3本の画像が類似しています。