ともちの小さなGLOBE

人生は一期一会のLong and winding road。小さな地球儀をめぐる日々をブログにしました。

読書して物思いに耽る

2014-03-04 18:27:11 | 徒然なるままに
ここ2日間病院のベットの中で、先の大戦を振り返り2冊の本を読んだ

果たして歴史の真実とは何なのか… 歴史は勝者により作られると言われるが…

「もう戦後ではない」と言われ、高度成長期に育った無垢な中学生の自分は、日教組教師に社会主義は最も進んでいると教えられ、自虐的国家感を植付けられた世代だ
そして、戦争の語り部も多く居た時代に育った…
そんな時を振り返り、昨今の中国、韓国の日本の歴史バッシングと、今まで歩いてきた世界の人々の声とのギャップの中で、自分の中の悶々とした思いを釈然としたく2冊の本を読み進めた

1冊目は、梅本弘さん著の「海軍零戦隊撃墜戦記3」

先日「永遠の0」を観た事も本書を読みたいと思った気持ちではあるけれど、客観的な資料の総括による真実に近いデータを見たいと思ったのが本音
本書は昭和18年10月から19年2月までのラバウル零戦隊と、それに対峙した連合国空軍相互の空戦記録を克明に対比させ、真実の撃墜記録を炙り出した記録書
相互が過大な戦果を報告しながら、無敵神話ではなく現実にはほぼ同数の損失に終始している現実
逆を言えば物量戦の中でここまでやれた日本の航空戦力の優秀さも感じるものがあるが、ここを境に敗戦の坂を転がり落ちていった事がわかる非常に客観的な資料だ
19年2月まで、ラバウル航空隊の努力が日本の防波堤になっていたことをあらためて深く感じ入った

もう1冊が、井沢和彦さん著の「日本が戦ってくれて感謝しています」

この題名を見ると、戦争賛美だとか言い出す知識人と称する輩は多いけれど、書いてあることは至極真っ当な事だし、僕が南太平洋、インド、南アジアで感じた対日感情と同じものだ。
今まで、回ってきた世界で(残念ながら中国、韓国はテリトリー外)は、親日こそ感じても嫌日は感じたことが無かった。
戦没者慰霊塔が綺麗に祀られているミャンマー、日本軍と行動を共にしたチャンドラボースをこよなく愛する親日国インド、母親と娘さんが抱きついてきたラバウル…何処の地も搾取者であった白人に対し真っ向勝負で戦った日本に対して尊敬の念を今も忘れていないのが現実だった
正直、爺さん達は頑張ったと思う。
歴史は勝者によって作られる… 侵略戦争とされ政府は常に謝罪… 当時を紐解けばABCDラインに対する自衛戦争と呼応した利権者に対する独立戦争の側面もある

本書を今の社会と対峙させた時に思うこと…
僕が会社の中で一番嫌いなのは、身内の組織を外で悪く言う輩…これは一緒に働く者に対する冒涜だし、良くする為には自ら行動して直していくのがいろはのい。
振り返って見れば、日本の事を外国人に向かって悪く言う日本人もコレと同じ。知識人と称して言い出す3流作家や大学教授などなど…
反日の言う「歴史問題」の構図は日本に対する外交交渉を有利に進める事と、外敵を外に作り国内問題から目を背けさせることと民族意識の高揚でしかない。
ただし、これは子供達に負の連鎖を教え続けることで行き着く先は憎しみによる戦争だ。
世界中で、憎しみの連鎖によりどれだけ多くの無垢な血が流されてきたことか…アフリカ、中東…数えだしたら切がない
「世界は愛と憎しみで出来ている」と言った表現もあるが、憎しみの連鎖を断ち切ることが出来ればどれだけ愛が深まることか…
紀元前から続いている人類の愚行…人の精神進化はあるのだろうか…

あらためて、以上の本をじっくり読めた時間に感謝したい。



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