ともちの小さなGLOBE

人生は一期一会のLong and winding road。小さな地球儀をめぐる日々をブログにしました。

XVにリジカラ装着

2019-04-14 17:23:09 | SUBARU XV


4月13日、14日は年に一度のスーパーオートバックス浜松で開催されるリジカラXスプーンフェア
S2000に以前同じフェアでリジカラを取り付け、乗り心地を含め操縦性が体感できるほど向上したから、SGPを採用したXVにいつかリジカラを装着しようと思っていた計画を実現

事前に予約を入れて、昼の11時に車両をスーパーオートバックスへ搬入します
オートバックス入り口のスプーンブース


XV用のリジカラ


前後で形状が異なります

XV(GT7)への取付説明書



スプーンのTYPE ONEから来ていただいたメカニックさんの手で車両をリフトアップ… いよいよ作業開始


リジカラに焼き付き防止のグリスを付ける一連の取付準備シーケンス




当日は、スプーンのデモカーも試乗できるまたとないチャンス
作業の待ち時間に、早速シビック(FK7)に試乗

ちなみにこの車、エンジンをチューニングアップすると同時に強化クラッチと機械式デフが組み込まれたレーシングチューン
ライトチューンした車両もあったけど、折角なら未体験の世界を見たいと言うことでこの車両を選択
強化クラッチと言ってもマニュアル車にはずっと乗って来たし、R32の方が重かったのかなあと感じるくらい拍子抜けする軽さ…
とは言え、強化された機械式のデフは車が壊れているのかと思うくらいクラッチミートして走り始めた途端にガリガリ音…曲がる度にもガシャンガシャンと音が出て、これが普通と言われても中々頭が切り替わらない…
しかし、チューニングされたエンジンは吹け上がりも素晴らしく、アクセルを踏んで高回転まで引っ張れば、快感のひと時…
硬派のチューニングカーをドライブさせて戴いた機会に感謝…中々、良い体験をさせていただきました
また同乗してくれたスプーンの方から、運転中にS2000のチューニングに関する話を聞くことが出来て貴重な時間を過ごせたのも一興
クラッチ交換時に軽量フライホイールに変えたいけれど、2200㏄のType-Sは電子制御スロットルゆえ、エンジンの吹き上がりの後、スロットル戻しの下がりがECUも調整しないとエンジン回転の落ちが鈍い状態にならないか懸念していたけれど、ロムチューンをしなくても大丈夫との事で一安心
また、今はロムチューンしなくてもOBD2のカプラに取り付けるエンジンコントロールユニットがあるとの事で此れもまた興味深い

デモカーの試乗もさせてもらい、待ちくたびれる事もなく1時間半くらいで取付作業は終了

スプーンのメカニックさんは非常に人柄も良く、装着後の質問にも丁寧に解説してくれました
ハンドルの直進状態の中立は出すようにしているけれど、リジカラ取り付け時にすべてのボルトを右ネジで締め付けて行く関係から、アライメントは100㎞以上走ってあたりを出した後で取ることが望ましいとの事

で、、早速リジカラを付けたXV(GT7)の走りを堪能
求めていたのは現行のインプレッサスポーツ2.0iSのハンドリングなんだけれど、期待とは違った魅力も発見
ここで僕が考える、インプレッサスポーツ2.0iSのハンドリングになると言う意味は以下の2点
・手にしっとりとくる重みのあるハンドリング
・ロール方向の揺れの少なさとロールの収束時間短縮

取り付け後、土日で走り回った感想としては以下の通り;(ここ2日を逃せば、体が慣れて違いが言えなくなるから、このインプレは新鮮な気持ちの備忘録)
・重みのあるハンドリングにはならない
・ロール特性はいずれも良くなっている⇒具体的にはロール収束が早くなっている 不快なロール遅れの戻り感が無くなった 特に気になっていた荒れた舗装路を直進する時の、低速域(30㎞/h程度)が改善されている
・停止からの加速時のピッチ方向の動きに対し、今まで応答遅れを感じて搭乗者は不快感を持った部分がダイレクトな感覚になった…言葉を変えれば車との一体感が向上した
・舗装路において細かな凹凸のある路面が荒れている状況では、明らかにサスペンションが良く働いてボディへの伝達を抑えているのが分かる…言葉を変えれば乗り心地が上質になった
・確実に言える事は、レスポンスが向上しながら乗り味がしっとりした
⇒ S2000の時にはリジカラ装着で、路面からのピーキーな突き上げの角が丸くなった印象を持ったけれど、今回も同じ感覚
S2000の開発責任者の上原さんがレスポンス(応答特性)を高める為にはボディ剛性を高めなければならないと言う結論に行き着いたと言う記事を読んだことがあるが、ボディ剛性を高めるパーツであるリジカラはシャーシ剛性が高いと言われる車両に対して、ボディ結合部がさらに強化されることから、更にレスポンス(応答特性)の向上を感じることが出来ていると考える次第

XV(GT7)のリジカラ装着に関するWeb情報があまり無い状態で、シャーシ剛性が向上したと言われるスバルのSGPにリジカラを取り付けた場合どうなるのかは興味津々だったけれど、取り付けは大正解だったのが僕の結論
で、、この理由は何か…これもS2000に取り付けた時にも考察したけれど、以下の3点が要因かと考えています…

① サスペンションはボディ剛性が無ければ機能しないのは、極論として豆腐の上に防振ゴムを置いても機能しないのと同じ…つまりサブフレームとボディのボルト結合部に隙間が無くなりボディ剛性が上がった事によるサスペンション性能の向上
② 振動伝達特性が変わりボディとしての振動減衰が早くなった(言い換えればノイズの除去によるレスポンスの向上)…振動の伝達特性のチューニングとしてスバルのフレキシブルタワーバーやヤマハのパフォーマンスダンパーなどの装備による振動減衰機能と同じように、アルミバーツのリジカラで締結部の隙間を埋め振動伝達特性を変えた部分が関与しているのか…
③ 前述したボディ剛性の向上によるレスポンス(応答特性)の向上

上記3点の中でも、現実の車両でサブフレームとボディを締結しているボルトが緩んだら大変な事になるわけで、ボルトが緩む事は無いけれど、リジカラを用いることで締結部の剛性は上がるゆえ、振動伝達特性が変わる②が一番の効果かと思う次第… 材料力学の基礎にある、梁の端部が支持端である場合と固定端である場合の違いを想像すれば解り易いかも… 支持端が固定端に近付いたイメージとして捉えれば、構造体の動きが変わる事でこの効果が説明できる気がする…
また、ボディの応答特性が向上した結果、あたかもエンジンレスポンスが向上した錯覚にもとらわれてしまった。これは発進時の姿勢遅れが短縮されように感じるものであって、ピッチングの応答特性の改善によるところが大きいのかもしれない…端的に言えば「速いシャーシ」になったと言う表現がイメージに近いと思う…

S2000の時はリジカラを装備した車両をディーラーに持ち込み定期点検した時、ディーラーのメカニックさんが綺麗に取り付けられていると褒めていたこともあり(いい加減な方向にリジカラが取り付けられている車両も見たとの事)、スプーンのメカニックさんが行う今回のイベントをS2000の時と同様に選んだ経緯もあり先ずは一安心
各メーカーがモデルチェンジでプラットホームを変更した時に運動特性が大きく向上する例にもれず、シャーシチューニングは派手ではないが大きな効果があることを改めて実感します

暫く走りを楽しんだ後に、アライメント調整するのが楽しみ
一通り走行後、スプーンへの敬意を込めてTYPE ONEのステッカーをリアウインドウに張ってご満悦のオヤジです


5月13日アライメント調整結果を追記;
十分に走ったところで、リジカラフェアでお世話になったオートバックス浜松店でアライメント調整

大きな調整もなく、非常に良い状態で取り付けられており、取り付け前の元々の精度が高かったことが見て取れます。

まずはこれでひと安心








コメント (2)
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