libra

元々日常を綴るブログでしたらバセドウ病による甲状腺機能亢進症と診断されましたことを機に、闘病日記を書いてみようかと

バセドウの兆候

2008年10月12日 01時43分58秒 | バセドウ病
バセドウ病は 簡単にいうと

 喉仏の下の方にある小さな臓器、甲状腺から、甲状腺ホルモンが必要以上に作られてしまう病気。
甲状腺ホルモンは、体の中の細胞に働きかけて、体の新陳代謝を促している。このホルモンが大量に増えることで、必要以上に体の新陳代謝が激しくなり、常に運動しているような状態になってしまうらしい。
新陳代謝が活発なのは体にいいことだけれども、必要以上に代謝が起こると、心臓とか体のいろんなところに負担がかかりすぎてしまうわけで



今振り返ると確実にしばらく前から 私の体は バセドウの症状を現していました

・体重増加
普通、バセドウになると、食欲はあっても急激にやせる。常に運動をしているくらいのカロリーを消費しているから。だけれども、代謝が非常に高まることで、食欲も増し、消費カロリー以上のカロリーを摂取することで、太る人も多々いる。
私は太った。
去年の5月くらいからダイエットをして、食事制限と運動で結構短い期間で急激にやせた。10キロ以上ね。もしかしたらもしかしたら、この時すでにバセドウもあって、やせやすかったのかもしれないし、純粋にダイエット成功しただけかもしれない。
その後、今年の5月ころから、食欲が一気にまして。典型的なリバウンドだと思ってた。頻脈とかもこのころ顕著に強くなり。きっと、これくらいのときからバセドウが強くなってたんだろうなと思います。
ダイエットでは食事制限もしていたから、体が自然とカロリーを欲する。それで、少しのカロリーでも太りやすい状態になって、リバウンドの原因となるわけで。
私は、ダイエット後の、カロリーを欲する次期と、バセドウでカロリーを求めるのが重なって一気に太ったんじゃないかなと思っています


・頻脈、動悸
これも、太ったせいだと思ってた。常に140、150あったし。
ダイエットしなきゃと思ってたから、ジムにいって、ちょっと走ったりするだけですぐに脈拍は200を打っていた。
元々脈が速いからこれくらいでちょうどいいんじゃ、程度に思っていたけど、かなり心臓に負担をかけて危険なことをしていた。

あと、寝て一時間のうちに、心臓の音が大きくて起きたことも数度。


・疲れ
階段を1階上がる程度で、ものすごく辛かった。すぐに息は切れてはーはー言うし。
会社で、エレベータに駆け込むだけでも息が上がって。一緒にのった先輩に、「なんでそんな、はーはー言ってんの?」なんて笑われてた
これも、体が重いせいだと自己解釈してた


・多汗
これまで、ものすごく代謝が悪く、いくら走ってもなかなか汗をかかない人間だった。
だけど、今年の夏はものすごく汗をかいた。びっくりするくらい。
電車に乗って、会社に着くまでの30分、走りもしないのに会社につくころには、額から汗がだらだら落ちてた。
これまでずーっとロングヘアで、夏でも平気だったのに、今年は初めて本気で髪の毛を剃りたかった。それくらい暑くて汗をかいてた
一度、風邪をひいて熱出したときなんかは、もう汗の量が尋常でなくて。2時間くらい寝るとTシャツが絞れるくらい汗びっしょりで、一日に何回も着替えてた。


・イライラ
自分では自覚していなかたけど、彼が「前までは、素直で、あまり反論しない人だったのに、最近はすぐにイライラしてるよ」なんて言われた
自然と、喧嘩も絶えなかった。

・集中力欠如
びっくりするくらい、仕事ができなかった。自分の席に座ってられなくて仕事を始めてもすぐに席を立ち。
やらなければいけないことはあるのに、何もできずに、人の所にいっておしゃべりばっかりしたり、窓から外をずーっと眺めてたり。
あまりに集中力がないし、なんかウロウロ、ウロウロしているため、友人に「ADHD(多動性障害)かもー」なんて言って。
ネットで、ADHD診断チェックシートなんて試したら、15個以上当てはまるとADHDの疑いあり、ってところに14個当てはまった
思えばこの集中力のなさもバセドウの症状だったわけで

・皮膚のかゆみ
もともとアレルギーがひどくて薬をのんでたんだけれども、その薬がぜんぜん効かなくなった。
かゆみがひどくて。バセドウでかゆみが出る人もいるらしく、きっと私の皮膚の症状もバセドウで悪化したんじゃないかなと


・月経不順
これまで、ちゃんと定期的に来ていた生理が乱れだした
大きな乱れじゃないんだけど、10日前後ずれたり

・倦怠感
つねにだるい感じがつきまとっていた。朝もぜんぜん起きれなくなって。
起きられても、着替えるまでに時間かかったり。会社の遅刻も増えた。
普段も常にごろごろしていたかった。ずっと立っていたり、座っていたりするのが辛くてすぐに体を横にしたかった


・暑い
この夏は本当に暑かった。夜寝るときとかも、暑くて暑くて。朝おきると、真っ裸になっているいこともよくあった。


・のどの乾き
常にのどが渇いてた。500MLのペットボトルを買って、一瞬で飲み干して
そんなことを会社で一日に3,4回繰り返すことも。
振り返ると一日に2、3リットル平気で飲んでたような。


・手足がつる、震える、ものを落とす
バセドウでよく見られる、手足の指の震えは自覚していなかった。だけれども、しょっちゅう、手足がつっていた。
ご飯をたべようとお箸を持つだけで指がつったり。あと、何かを掴んですぐに落としたりもしょっちゅう。
実家に帰ったとき、就寝中の私の手足がぶるぶる震えてた、って母から言われた。


・首の腫れ
よくリンパが腫れたり、耳の下あたりのところに1センチくらいのしこりが数個できることがあった。病院でCTとかとっても何も異常はなくて、ただバイ菌が入っただけと言われて。
そういうことがよくあったから、いつも首は気にしてた。だけど甲状腺が腫れたのはまったく気付かず。
病院で指摘されて初めてきづいた。
顔を少し上にあげて、喉仏の下を触ると、ぷっくりと7センチ前後にわたって腫れていて。痛くもかゆくもなく、全体的に太くなったような程度の状態だからまったく気付けなかった。




ざっと挙げるとこんなかんじ。
これを読むと、結構ひどくて、なんで今まで放っておいたんだ、とか思うけど。
一つ一つは、病院いくまでのことじゃないって思ったり、そういう体質、性格なんだって勝手に思ってたね。


また、更年期障害とか、自律神経系の問題だったり、精神的な問題だったり、そういうときに見られるような症状も多いから、
バセドウ病という診断が遅れることも多々あるらしい。ずっと安定剤とかを処方されて苦しみ続ける人も多いって。
私の場合、たまたま見てもらった循環器科の先生が気づいてくれて、よかったと思います。





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