■フぅ~ヂこちゃ~ん■

-日々の戯言を至極感情的に。-

阿左美冷蔵

2006-09-16 22:17:00 | 日記のようなもの
今日はぴれちゃんとお昼頃に待ち合わせて、シアターアプルで
『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』を観てきました。
グルミットの寡黙で賢いところが面白いね。犬なのに飼い主より
賢い…ぷぷぷ。何でも初の長編なんだそうです。吹き替え版
だったんですが、ウォレスの声が欽ちゃんなことを除けば結構
自然で、違和感がなかったです。欽ちゃんはなぁ…モゴモゴ。

映画を楽しんだ後は、近くのうどん屋さんで遅めのお昼ごはん。
つるとんたん』という、飲み屋と見紛うようなお店です。ここで
『海老のクリームおうどん』というのを食べました。つゆが和風
クリームシチューのようで美味しかったです。でかい鉢のような
どんぶりに入ってくるのもすごいね。これでもう少しお安ければ
いいんだけどな。だって高くて美味いのは当たり前だもん。
(まぁ高くて不味いのは問題外なので美味いならいいんだけど)

…と、今日の予定はだいたいこんなだったんですが。3日程前に
急に決まった話で、そこから長瀞まで行くことになりました。
なぜかって?それは『天然氷のかき氷を食べに行く』からです。
ここは去年だか一昨年だったかな?ナンジャのアイスクリーム
博覧会に夏だけ臨時店舗が入っていて興味があったんですが、
「売り切れる前に行く」という早起きがフヂにできるわけがなく
食べずじまいだった店なのですよ。コンビニでおやつを買い込み、
(遠足にはおやつがつきものですしね)いざ出発!まずは新宿
から西武秩父まで行かないといけません。直行電車があれば
よかったんですけど、なかったので地味に刻んで行くことに。

 新宿→所沢で乗換え→飯能

ここまでは何とか普通に辿り着きました。普通っつっても時間は
随分かかってるんですが、スムーズって意味でね。飯能でまた
乗り換えて、西武秩父に向かいます。…が、乗った電車は飯能
から2つ隣の高麗(こま)駅が終点。西武秩父は高麗からさらに
8駅ほど行った地点。うえ~。(乗った電車が間違いだったわけ
ではなく、これしか電車がなかった)しょうがないので高麗で次の
電車を待ちます。ってそれはいいけど、次の電車まで30分近く
あるんですよ。仰天してぴれちゃんがお店に電話。だってお店の
営業時間が夕方までって書いてあるんですもの。聞くとお店は
17時まで。高麗を出る電車が16時半ちょっと前。どう考えても
間に合いそうにありません。ホームにいた駅員さんにも「多分
無理だから出直してきた方がいいんじゃない?」なんて心配
される始末。間に合わないのはわかるけど、出直すのがイヤ
だから今日出てきたのにぃ。「ダメだったら温泉にでも浸かって
帰ろうか。」と、一応西武秩父までは行ってみることにしました。
切符も買っちゃったしさ~。んで、西武秩父到着は17時くらい。
しかし長瀞に向かう電車は17:20までありません。うおー、お店
閉まるじゃないか~。おまけにバスもありゃしないよ。最後の
手段と思って「30分以内だったら行こう。」と客待ちのタクシーに
聞いてみると、25分くらいで着くという話。微妙だけどギリ?
こうなったら「お客さんがはけなければ閉めずにいてくれる」
という話に賭けるしかないやね。向かうだけ向かってみるぜ!

このタクシーの運ちゃんがいい人でねぇ。「せっかく東京から
来たんだから」と頑張ってくれたんですよ。連休で混んでる道を
避けて裏道を通ってくれたり、結構なスピードを出してくれたり。
お陰で17:40くらいに何とかお店の前まで到着。そしてフヂが
1人で先に降り、お店の営業状況を確認することに。そしたら
お店はまだ開いていましたよ、奥さん!!正確には最後の
お客さんがちょうど帰るところだったようで、本来ならおしまい
のはずだったんです。が、「あ、お電話下さった方ですか?」
と待っててくれたみたいなのです。嬉しくて「はいっ!!」と
返事をした後で妙にテンパってしまい、「何名様ですか?」と
聞かれても「2名ですっ!あのっ、今タクシーですっとんで来て、
タクシーそこに待たせてるんで、呼んで来ますっ!」なーんて
句読点もめちゃくちゃな返答をしてしまいました。あひゃひゃ。

いったんお店を出たらば運ちゃんがすかさず車の窓を開けて
様子を伺ってくるので、思わず指でOKサイン。ぴれちゃんより
先に何で運ちゃんに報告してんだろ~ワハハハ。いやぁでも
このタクシーのお陰で本当に助かりました。ありがとう。そして
ぴれちゃんと一緒に再度入店。お店の人もまたすごくいい人で
「季節外れなのでメニューからはずしたばかりなんですけど、
"桜"も今ならまだできますので。」なーんて、営業時間外に
やって来た珍客にも優しいんです。今の季節のメニウは

 ・野いちご
 ・こだわりメロン
 ・黒みつきな粉
 ・昔のキャラメル
 ・里のぶどう
 ・山栗
 ・抹茶あずき
 ・特製氷糖みつ
 ・特製黒糖みつ

があります。メニウにはないけど煎茶もあるって言ってたかな。
特製の2つは600円で、あとのは各500円。ちょっとだけ考えて
フヂはその桜を、ぴれちゃんは特製黒みつを注文しました。

 

 【特製黒糖みつと桜(わかりづらいけど薄いピンク色)の天然かき氷】

これがまた素晴らしかった!口あたりがよくてキーンとしない、
融けにくい、味も素敵。桜は桜餅風味であんこが入っています。
あんこは嫌いなのでぴれちゃんに差し上げて、黒みつの方も
ちょっと食べさせてもらいました。どっちもウマー。たかが500円
600円のかき氷を食べに交通費を何千円もかけて来たなんて
笑い話みたいですが、本当にハプニングだらけで笑いながら
やって来たのですんごく面白かったです。頑張ってよかったなぁ。
梅干しまでサービスしてくれたし、帰りは時刻表まで見てくれて
秩父の人はなんていい人なんでしょう。今度はもっと早い時間に
来て温泉に入ったりもしたいわね、なーんて言いつつお店を後に。
(実はフヂ達が食べてる時に1組のカップルが来店したんですが、
一応営業時間外ということでかき氷をテイクアウトしていました)

あとは帰るだけ…と思いきや、そうは行かないのが我ら凸凹。
まず長瀞から数十分かけて秩父駅へ。すっごい古い車両で
びびるの巻。そして西武秩父から西武線で帰るつもりでした。
普通「秩父駅」と「西武秩父駅」だったら、乗換えに歩くにしても
たかが知れてると思うじゃんさ。ところが、秩父駅には西武秩父
への乗換え案内がこれっぽちもありません。窮して駅員さんに
聞けば、西武秩父駅は秩父駅でなく、1つ先の御花畑駅が最寄
っつー話じゃないっすか。まーじーでー?何でそんな紛らわしい
駅名つけるんだよー!なら西武御花畑って駅名にしろよー!!
幸い秩父駅からでも線路沿いに歩けば15分くらいで行けると
いうので、道を間違えつつも西武秩父まで歩きましたよ。んもー。

この時点で19:20。さっき長瀞の電車が18:25発だったから、少し
戻っただけでもう1時間近く経ってる計算。しかも西武秩父から
飯能行きの電車が出発するまで30分もあります。うへぇ。一応
ホームには電車が来てるので、車内で30分待機。ドアを開けた
ままだと蛾が入って来るので、ドアは手動。うわぁ、田舎かよ。
電車では知らないおばちゃんがおせんべいをくれました。
今日は色々と大変だけど、人には優しくしてもらってますな。
30分待って出発して、乗車はさらに30分以上。終点の飯能に
着く前に「次降りるからね。」とぴれちゃんに声をかけたら、「ん?
所沢?」なーんて言ってましたよ。所沢どころか、まだ飯能まで
しか戻ってこれてないんデスケドー。えっらい時間を食うお陰で
トイレもすぐ行きたくなるし、飯能を出発したのは21時すぎ。
さっきは「21時頃家着けるんじゃない?」とか話してたのに、
21時になってもまだ飯能だよ。全然帰れてないよ。都会にいる
感覚で電車の時間を見ちゃいけませんね。1時間に片手で
足りるほどしか電車来ないんですもの。くすん。

飯能を出てから所沢で乗換え、電車に書いてある「新宿行き」の
文字を見た時は本当に嬉しかったですねぇ。どんどんビルが
増え、明かりが増え。あぁ、落ち着くー。都会のもやしっ子は
緑とか山とかあると落ち着かないんです。自然がちょっとした
ストレスになるんだよね~本当の話です。弱虫ですんません。
ヒイヒイ言いながら、結局家に着いたのは23時でした。今日は
実にハプニングだらけで面白い日だったなぁ。でもこれは連れが
ぴれちゃんだったから面白かったんだろうね。もし相手が1から
10まできっちり計画立てて行かないとダメなタイプだったら、多分
険悪になってたと思うし。ってか、そんな面倒臭い人とは一緒に
お出かけしたりしないか。しないな。だな。わはははー。

あまりに面白かったので馬くんに電話して話して聞かせたら、
「特急のなんとか号とかあったでしょ?乗らなかったの!?」と。
あのね、そーゆーのね、自分には関係ないと思っててね、特急
って概念はね、頭の中にね、まったくなかったのね。ガボーン。
コメント