国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

昔の鉄道雑誌の記事から 幻の新線計画

2017-11-28 00:14:25 | 国鉄思いで夜話
皆様こんにちは、久々に投稿させていただきます。
今回は、昭和43年の鉄道ジャーナル10月号の記事から気になったものを拾ってみようと思います。


大阪市交通局がモノレール?
ネットで調べても、こうした記事が出ていないので多分検討段階で消えてしまったのではないかと思うのですが、記事によりますと。
昭和46年以降の地下鉄網を整備するにあたり、第二次5カ年計画を検討中だが、その一部区間にモノレールを採用すると言う記事が出てきます。
モノレール建設の区間は?
記事によりますと、新大阪~南港埋め立て地間30kmの新線東部環状線ルート…と記述されていますが。
実際にはどのような路線だったのでしょうか。
今となっては、この経路がどのようなものかイメージが湧かないのですが、バスやトロリーバスが道路混雑で思うように走れないうえ、地下鉄の建設には1kmあたり60億円かかるため、その1/4で済むモノレールの建設を計画しているとの内容の記事がありました。
ツッコミどころは満載だが?
計画では、複線モノレールを建設し、3~5両編成の電車を50~80㎞/hの速度で走らせようというもので、主要交差点に停留所を設けることとし、ビルの3階から4階を利用すると言う計画と書かれています。
まぁ、素朴な疑問として建設は道路上になりますので、道路の幅などが狭くなりますから円滑な流れは阻害されないのでしょうか?
更に、停留所はビルの3階。4階を利用するとのことですが、こうしたビルは大阪市交通局が建設するのでしょうか。
仮に既存の民間ビルに接続となっても、既にビルを改装するのでしょうか?
また、その費用は当然、大阪市交通局が持つのでしょうか?
工費は450億円程度を見込んでいると書いてますが・・・・。

何とも不可解な記事ではありました。
今後、大阪市交通局にそうした検討した記録があるのか探してみるのも面白いかなぁと思っています。

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