That's the answer!

いろいろ心境の変化がありまして、ブログ内容を変更しました。ご了承ください。

あなただけ見えない

2014-04-06 15:54:09 | 過去ドラマ等等
えー、関東の一部で再放送されたらしくて、
再放送されない地域の人間としては、ムカッとしたので、
裏技を使って一気見しました。


『あなただけ見えない』は、1992年に放送された月9のドラマ、だそうです。

見るきっかけは、説明するまでもないですが、三上博史さん目当てですよね…。うん。
DVD化されてない作品にも、魅力感じますし。

で、見終わった今となっては、すげー疲れたなと…。

面白い面白くないとかじゃなくて、すごいドラマでした。

まあ、感想も読んでて疲れるレベルに暑苦しくなってるので、
もしよかったら読んでやってください。



主なあらすじはこちら。

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女子大生の川島恵(小泉今日子)はある日、姉・舞子(高木美保)と間違えられ、イワノフと名乗るロシア人の男から、舞子の実の父親が間宮財閥の当主・間宮幸太郎で、遺産の正統な相続人の一人だと告げられ、幸太郎の古い日記を入れたコインロッカーのキーを託される。イワノフの死後、日記を読んだ恵は舞子を名乗って、間宮財閥の未亡人・秀美(新藤恵美)と接触し、5000万円の小切手を受け取るが、時を同じくして舞子が失踪し、横領の容疑をかけられてしまう。恵もまた、間宮財閥の遺産を狙う弁護士の青田和馬(三上博史)に日記を狙われるが、コンピュータプログラマーの青年、高野淳平(三上博史)に偶然助けられ、やがて彼を愛するようになる。しかし淳平は、多重人格者である和馬の別人格だった。

間宮財閥の遺産の行方は? そして、和馬の父親とされる青田三郎の恐るべき計画とは?


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※今回もネタバレしてます。





えー…見終わったあと真っ先に思ったんですが、



こいつらどいつもこいつも頭おかしい。


三重人格な和馬/淳平/明美(三上博史さん)もある意味頭おかしいんだけど、
そんな彼が比較的マシに見えるぐらい、とにかくどいつもこいつも頭がおかしいのです。



恵(小泉今日子さん)に執着するあまり
いろいろ無茶苦茶なことしてる光彦(本木雅弘さん)も頭おかしいし、
(催眠スプレー常備してんなよ!それと何回恵と和馬に騙されてんだよ!)

クソみたいな計画を耳クソほじりながら遂行している高橋教授(綿引勝彦さん)も頭おかしいし
(自分にとってはピカチュウのおじさんとか
天までとどけの優しいお父さん役のイメージだったからがっかりだよ!)


和馬じゃないと分かっていながらそれを信じきれない茜(相楽晴子)もある意味頭おかしいし
(実際最終回はおかしくなって淳平殺しちゃったし)

もちろん秀美(新藤恵美)も頭おかしいし
(中盤からもう完全に気が触れちゃってましたな!)

望さまぁ!と生肉に頬ずりする竜二(高杉亘さん)も完全にイカレちゃってるし
(図体でかいくせに何回気絶させられてんだよ!役立たずが)


お姉ちゃん(高木美保さん)もまた、脳みその中操作されて、完全に和馬の言いなり。
あのさぁ、和馬ってどんだけテクニシャンなの?

たしかに母性本能擽られる魅力があるのは認める
実際淳平より和馬のほうが好きだったし、自分は(笑)

あの弱々しさと荒々しさとヒャッハーなノリが
ギャップあって良いよねとは思うけどさー。


もうとにかく初回からフルスロットルで展開が進んでいくもんだから、
見ているこっちの理解が追い付かない感じ。

途中から理解すること放棄したからね。
とりあえず頭のおかしい人たちのやり取り楽しむかー、って。
回を追うごとに、どんどん頭のおかしい雰囲気が伝染していって、どんどん死んで、


ヒロイン以外はみんなイカれちゃいましためでたしめでたし

って全然めでたくねーわ!(ビシッ)


そして最終回は青田三郎の計画が何か、とか青田三郎の正体とか、
ものすーっごく分かりやすく作られてて、

最終回だけ見ればいいじゃん!
よかったんじゃん!


と思いました。何か悔しくなりました。
いや、見たの後悔はしてないんだけどさ。うまくまとまった最終回だとは思うけどさ。


とにかく全編通してエグい内容でした。

初回からおっぱいポロリだしさー…。

無駄に三上さんイキイキしてるしさー(いや、無駄じゃないか)

死体がどいつもこいつも無駄にグロいしさー…。

生首が出てきたときには心臓飛び出るかと思ったよ。
あれ生首にする必要あります?ないよねえ…。


最終回なんか、あまりにもエグすぎて、いつの時代の話だよって思いました。



あのー、これ仮にも月9で放送したんですよね?
全話見渡した今となっては、信じられない内容のエグさとトンデモさなんですけど

放送するとしたら、土曜夜9時の日テレドラマで放送するべきSFじゃないっすか

いや、土9でもだめだな。
内容が大人のエログロすぎる。
ATGアーカイブの映画で作られそうな内容だったよ。



つーか、何なのマジで(笑)
あまりにも恐ろしい壮大計画すぎて、病院行けなくなったよ!


あっさりネタバレしちゃいますけど、青田三郎の目的は

間宮家お互いがお互いを憎しみ合い殺戮させ滅ぼすこと

多重人格者の子供も多重人格になるか実験(これは高橋教授の推薦だったかも)


高橋教授と望くん(のなかの植えつけられた記憶)の説明によるとこんな感じだそうです。
なんじゃそれ。

このために、どんだけ長年がんばってきたんだよっていうね。
見てて身震いしたわ。


ピカチュウ教授、完全に頭いかれてますね。
出てくる奴どいつもこいつも頭いかれてましたけど、なかでも高橋教授が一番ぶっ飛んでます。

なーにがエクスタシーだよ…。頭おかしいんか。


高橋教授がトイレで望(河合我聞くん)にめった刺しにされたとき、素で



ざまあみろ!m9(^Д^)



と声に出ちゃいましたからね。マジで。

綿引さんと河合我聞くんといえば、『天までとどけ』で父と息子役で共演。
今CSで再放送してて、そっちも楽しく見ています。

その『天までとどけ』とこれ、
リアルタイムではどっちが先かは知らないけど、
高橋教授がメッタ刺しにされたあの結末は、何かこう、スカッとしたよね。


これで実験は終了。

望くんが殺ってくれなかったらもっと犠牲者が出てたと思うと、
あまりにもきつすぎて、病院行けなかったよ。

ありがとう、望くん!


自分はトンデモドラマ好きで、『あなたの隣に誰かいる』ってドラマが大好きなんですけど、
その『あなたの隣に誰かいる』の数億倍ぐらい、あまりにもぶっ飛んでイカれたドラマでしたね…。

登場人物たち全員頭おかしかったけど、
何より制作したスタッフやら出演者に対して、お前ら頭おかしいよと思ったのでした。

あ、一応言っとくけど、もちろんいい意味で…。


唯一の良心部分は、記憶を消された恵のところに、あの男が再び現れたところです。

それが和馬なのか、淳平なのか、明美なのかは分かりません。
もしくは、赤の他人なのかもしれません。


しかし、実験が終了した今、やっと恵とその男に、幸せが訪れるかも…と思わせるラストでした。

いや幸せになるかどうかはわからんけどね。

これだけトンデモ展開見せられると、最後ぐらいハッピーエンドを望みたくなるじゃん


それぐらい、頭がおかしいドラマでした。


頭がおかしいしか感想ないのかよと怒られそうですが、

実際見たらわかりますよ。本当に頭おかしいですから。
こいつら頭おかしいだろ…としか思えないドラマですから。
かといって、見るんじゃなかった、とはならないですけどね。

それはやっぱり、三上博史さんの熱演が見れたから。(結局それである)



で、もはや恒例となりつつありますが、三上博史さんについて…。


このドラマ以上に楽しそうに演じられてる三上さん、見たことないかも(笑)


それぐらい、このドラマを見ていて
これ演じているの楽しいんだろうなあ…
とほほえましい気持ちになりました。おかしいだろ。

見ているこっちも、ある意味頭がおかしくなるドラマだったのかもしれないね。



淳平さん


和馬さん(これはアヒャってるけど一番好きなキャラだったな)



明美さん(なんじゃこれーっ!)


画像だけ見ると、コントかよと思われそうですが、

実際ドラマを見ると、全く違和感ないぐらいの熱演なんですよ。
見ててね、すげえって思った。
頭の中混乱したりしないのかな?マジすげえよ。

声色、表情、台詞回し、目線などで見事に演じ分けてんだよなあ。
見てて「あっこれは○○だな」って分かるんだよ?すごくね?

単なる三人の人格を演じるだけでなく、

淳平のふりをする和馬
和馬のふりをする明美
和馬と融合した淳平

も見事に演じてんだから、感嘆せざるを得ない。

内容も、三上さんの演技力頼りの難しさでしたからね。

和馬/淳平/明美の人格の演じ分けが、ちょっとでも曖昧になってたら、
このドラマの説得力は薄れますから。

そういった意味じゃ、多重人格の恐ろしさを、
これ以上生々しく描いたドラマないんじゃないかなーと思いました。
ただ内容はトンデモの極致でしたけどね

お、おう…

と受身にならざるを得ないジェットコースタードラマでしたよ。


それにしても、本当に三上さん楽しそうだった。


ベッドにピョンピョンして喜ぶ明美さん


とにかく、ほんっとうにイキイキしてたなー。
三上さんはこの作品がお気に入りだそうですが、その気持ちもわかるような気がします。



いやー、しかし見てて疲れた。
見てて自分の頭がおかしくなるかと思いました。


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1 コメント

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ハッピーエンドではないのでは? (まえ)
2014-07-13 13:07:09
ブログ楽しく拝読させて戴いています。エンド、惠の”息子”が砂場で遊びながら「明美、和馬、淳平・・・」と名前をいいながら、おもちゃのフィギュア?をひとつずつ並べていて「ヒェー(冷や汗)」だった記憶があるのですが。
CATVで再放送しているので、もう一回ちゃんと見てみようと思います。
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