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同窓会 ~ラブ・アゲイン症候群~

2014-03-27 22:38:52 | 過去ドラマ等等


今回とりあげるのは2010年に放送されたドラマ『同窓会~ラブ・アゲイン症候群』


ま、例によって三上博史さん目当てってのもあったけど、斉藤由貴さんも好きだし、
とりあえず1話ぐらいは見てみるかなー、三上さん出番多いといいなーという
気楽な気持ちで見始めました。


主なあらすじはこちら。Wikipedia
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同じ中学校の卒業生が30年ぶりに同窓会で再会する。
だが、無邪気だった中学時代とは違い、現在の彼らには社会的な格差が存在していた。
ひとりは平凡な子持ちの主婦、ひとりは妻子ある刑事、
もうひとりは企業家の妻、そしてジャーナリストのバツイチ男。
そんな4人に不器用でじれったいキケンなオトナの恋騒動が巻き起こる。

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※以下ネタバレあり。


事前に仕入れていた情報が、

黒木瞳さん、高橋克典さん、斉藤由貴さん、三上博史さん出演だということ
脚本が井上由美子さんだということ


ぐらいだったんですよね。
それぐらい気楽な気持ちでちらっと流し見する予定でした。
間違っても「よっしゃ見るぞ!」って感じではなかった。


で、見始めたら冒頭で

!?


ちょおおっ吹越満さん出演かよマジかよ

とびっくりしました。さらに…。


!?!?




おいいいいっイボリー(尾美としのりさん)も出るのかよ聞いてねえよ


となりました。

吹越さん三上さんとイボリー…じゃなかった尾美さんが出るとなれば、最後まで見るしかねえ
ってことで、開始30分ほどで気楽さは一切消え、真面目に見る方向に変化しましたよ。


で、肝心のドラマの内容についての感想ですが…。


流し見ちょろーっとするつもりが、ぶっ通しで見ちゃったので、
個人的には結構楽しめたかなと。

同窓会を題材にどんな感じで話進めていくのかなーと思ったら、
なるほどこうやって話紡いでいくのかぁ、と素直に脚本の手腕に感心しました。


同窓会でつい見栄を張ってしまうあの感じ、
中学時代の友達に逢いたくなる気持ち、
表面的に見れば幸せそうな友達も、実際はどんな悩みを持っているかは分からない、ってところ。
なかなかどうして、結構感情移入して見れたんだよなぁ。

中学時代はクラスのマドンナ的存在だった朋美(黒木瞳さん)が、
同窓会をきっかけに恋とは何か愛とは何かを考えるようになって家庭が崩壊しちゃうその過程も
ネタ要素含め丁寧に描かれていましたね。

ただ、途中からあまりにも朋美がうじうじ先に進まないもんだから
どうせ色ボケすんなら徹底的にやれやーっ!
と、何度心の中で叫んだか。

だって、福島くん(イボリー)と真理子(宮地雅子さん)はすべてを捨てて駆け落ちしたわけじゃん?
それと比べると、朋美のあくまで安全圏は残しておいて、
恋だけ楽しむ感がイラついたんだと思う。
全てを捨てる覚悟がないのに、自分に酔ってる感があるっていうかさー。


この気持ちは杉山(高橋克典さん)に対しても同様で、
杉山が優柔不断に朋美と会ってデレデレしてるのもイライラするし、
奥さん(須藤理彩さん)が狂っていくのが、不憫でね。


おそらく物語の主軸は朋美と杉山の恋なんでしょうけど、回を追うごとにイライラして、
いやもうお前らどうでもいいからと思いながら見てました。

最終回なんか、いったん駆け落ちしといてあんだけ周り巻きこんでおいて、
お互いの家族が納得するまで待とう。
的な結論になってて、心底

( ゜д゜)ハァ?

となったよね。

いくら大久保(三上博史さん)にけしかけられたって、あそこまで色ボケして
二人の世界に入っちゃいますかね

なので、主役2人の色ボケストーリーは、途中からお互いの家族に同情しました。


ま、吹越さん演じる旦那が、あんまりにもダメ亭主で、
あまりにも情けないんだけど、もう笑っちゃうぐらい情けないんだけど、

それがなぜか魅力的に見えてきて、なぜーか旦那の方に感情移入しちゃったってのも、
色ボケカップルに途中から苛立ちしか感じなかった理由の一つだと思いますが…。


吹越さんは、情けない役もハードボイルドな役も、
上手く演じられる役者さんだなあ。と、思いましたね。

吹越さんの演技を楽しむ理由だけでも、見ていいんじゃないかな。




てなわけで、朋美と杉山パートが次第にイライラするようになり、
中盤からは陽子(斉藤由貴)と大久保くんがどうなるか、そればっかり気にしながら見てましたよ。




他に良い画像なかったんかっ

この二人は、良いキャラでしたね。

一見口が悪くて性格も悪そうだけど、実はコンプレックスを抱えてて繊細な陽子と、

一見掴みどころのないヘラヘラした女たらしだけど、
実は誰よりも優しくて友達や家族のことを考えてる大久保くん。

素直じゃないんだけど、優しさがにじみ出てるから、良いなあ~と思うし、
この二人のコンビで出てきたときは、すごく楽しかった。
ケンカップルってのは、どうしてこうも見てて楽しいんだろう。

だから、この二人がくっつきそうになったときには、ガッツポーズしちゃったもんね。
愛人の子供と3人暮らしになったときには正直イラッとした


だからこそ、だからこそだからこそ

最終回はもうちょっと陽子に対して
救いのある展開にはならなかったのかなぁ、と首をかしげました。

せめて、大久保くんが亡くなるまでずっと寄り添って口喧嘩ばっかりしているとか、
そういうのがほしかった。

あれじゃ、そりゃ陽子も黒い涙を流すよ。大量に。

つーか、はっきり言って、バッドエンドじゃんかよ

陽子と大久保くんに感情移入して見てたんで、

最終回はかつての母校で戯れているシーンが、個人的にピークだったな。

BGMにカーペンターズは反則だわぁ…と思いながら、ボロボロ泣きましたよ。
基本的に涙腺弱いんです。



それにしても、大久保くんっていうのは、
このドラマで一番おいしいキャラじゃないですか。


死を意識して、自分がしたいこととは何か、ってのを考えて、
友達のために、周りのために奔走して。
そのくせ、「え?俺は別に何もやってねーぜ」みたいな感じで。

もーね。見てて

なんて良い奴なんだああああっ・゜・(ノДT)・゜・

ってなったからねえ。


そんなキーポイントとなる役を、三上博史さんは本当に魅力的にイキイキと演じられてて、
またまた良いなぁ~と思いましたし、

このドラマを見て良かったなあと感じました。


泣きの演技は今回も素晴らしかったですが、



この人は、女性の前で跪かせたら日本一の役者さんだな、と思いました。
これやられて落ちない女性がいるんだろうか(真顔)




えー…。何か結局三上さん周辺の感想になっちゃってますけど、
ドラマ自体もそれなりに面白かったですよ、これ本当。


さきに挙げた俳優女優さんも好きだし、個人的には野波麻帆さんが出たのが嬉しかった。
何気に好きな女優さんなんでね。


全9話と他のドラマと比べると短いし、ツッコミどころ満載だし、
時間に余裕のある方は一回ちらっと見てみるだけでもどうでしょうか。

ただ、男性はあまり感情移入はできないと思われます(笑)


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