先日、鶯谷駅で撮影した上り定期最終「あけぼの」の回送です。東十条駅付近で上り定期最終「あけぼの」を見送った後、ここへ移動してきて、大役を終え車庫に引き揚げる姿を見届けることにしました。機関車に赤いテールランプをともしての推進運転という見慣れた光景も貴重なものとなるのでしょう。
先日、東十条駅付近で撮影した上り定期最終「あけぼの」です。多くの方々の出迎えを受けて、終着上野に向けてラストスパートしています。伝統のテールマークと赤いテールランプをともして走り去って行きました。もともと夜行列車の後姿は哀愁を漂わせるものですが、この日は一層寂しさが増幅されました。
先日、東十条駅付近で撮影した上り定期最終「あけぼの」です。前夜上野駅で下り定期最終を見送りましたが、今度は前夜青森駅を出発した上り定期最終を出迎えました。当然のことながら多くの方々がおられることが予想されたので、収容能力の大きいこの場所にやって来ました。この日のみ時刻が少し変更されていたため他列車の被りを心配しましたが、何とか列車と列車の間をすり抜けるようにやって来てくれました。さわやかな朝日を浴びて「あけぼの」はその功績を少し誇らしく思っているように感じました。
先日、上野駅で撮影した下り定期最終「あけぼの」です。前部を撮影した後、後部にまわってみました。こちらも大変多くの方々が撮影されておられましたが、運よくテールマークを何とか拝める場所にたどり着くことができました。この後、「あけぼの」は拍手や声援をうけながらゆっくりと上野駅を後にしていきました。思えば昔、初めて上野駅に撮影にやって来た頃、青森行き寝台特急は、東北線の「はくつる」、常磐線の「ゆうづる」、奥羽線はのあけぼの」と多くが存在していました。その中で「あけぼの」は私の中では比較的地味な存在でしたが、結果的に新幹線が通らないそのマイナー?な経路が幸いし、最後まで残ってくれた寝台特急となりました。
先日、上野駅で撮影した下り定期最終の「あけぼの」です。いわゆる移動手段としての正統派ブルートレインとして、唯一定期運行されていた「あけぼの」が定期運行を終えることになりました。数多くの熱心な方々が見送りに来られていました。「あけぼの」には一度だけ乗車する機会がありました。ぜひ、もう一度乗りたい列車です。今後、臨時列車としてできるだけ長く運転してもらいたいと思います。