先日、所用で付近を通りがかった際に山陽線庭瀬-北長瀬で撮影した上り特急「やくも」です。お盆の多客期に久しぶりの381系の登場です。国鉄特急電車の標準の顔をしています。よって部品が他の183系や485系などと共通化されている物も多いと聞きます。例えば運転席のフロントガラスも他形式と全く同じ物を使用しているようです。初めて図鑑で381系「しなの」を見た時、少し違和感を感じましたがその理由のひとつは共通化されたフロントガラスでした。381系はカーブに備えて車体上部が絞られていて他形式より細くなっています。そこに他形式と同じフロントガラスを使用しているので、２枚のフロントガラスの角度が少し鋭角になっています。そのためフロントガラス真ん中にある窓枠の柱？が太くなっています。しかも窓枠の柱は下の方が太くなっています。このようにして他形式と同じサイズのフロントガラスを上部が細い381系に無理やり？取り付けているのです。よって少し違和感を感じるわけです。今から183系の写真を見るとこの窓枠の柱？が妙に細く感じます。
