勝因は色々有るが、
ひとつは
「ゾンビタックル」
タックルしてまたすぐ起き上がりタックル!
どれだけ練習したんだよ!?
スタミナ半端ない!
成功率が表す通り
基本に忠実
両手でしっかりと両足を掴み
バランスを崩して倒す
ゾーンディフェンスが綺麗に決まり
アイルランドは攻めるたびに下がって行く
これはフォワードにとって何より辛い
重たい体は前に進むのは慣性の法則に従っているので楽
だが、後ろに下がるのは苦しい
物凄く精神的スタミナを削ぎ落とされる
もう一つはスクラムの安定
稲垣がアングルきらずに堀江と離れない事を意識していた
だが、それでもまだ割れてしまうのは何故か?
原因は「セット」の時点にあるとみた
一人でどんなに低くなろうとしても限界がある
セットの時に右肩を出したら
「フッカーにもたれかかる」
フッカーには左から力がかかるので当然右によろけるが、
この力を利用しながらさらに自分も右プロップに寄りかかる
右プロップは2人分の力に負けないように左に押し返す
これによりフッカーと3番の間に三人分の力が溜まると同時に
3人は密着される
更にロック同士ももたれかかりあう
漢字が示している通り
「人」はお互いに持たれもたれかかる事で力を発揮できる
このもたれかかって均衡した力の方向を
真横からチョット前方に変えれば8人の力が一つとなって相手にかかる
この力を相手の2番と1番の間にかける事を8人全員が意識すれば
相手のスクラムを崩壊させることができる
要領はラインアウトのリフトと同じ
リフターはジャンパーの腿を斜め上方に押すと
ジャンパーは真っ直ぐ上方に浮き上がる
力の方向は変えることが出来る