たんぽぽ日和

吠えます。
噛みます。
そんな遠吠え日記。

湯の町エレジー  近江俊郎 1970

2009年10月12日 00時20分07秒 | 奇想天外な家族のなかで
私はおじいちゃんの歌を人生で2度しか聴いた事がない
おばあちゃんは暇さえあれば歌ってる人だったけど、おじいちゃんはかたくなに、そりゃもう絶対に歌を歌わないんです。

私が聴いたのはたしか・・小学校1年生くらいの時お風呂に入っているおじいちゃんが、私が近くにいるのをたぶんしらないで大きな声で歌っていた。しかし、私がいるとわかるとやめてしまった。

後は、数年前「荒城の月」を調べてもってきてくれというので
「どういううた?」

ときいたら、

1フレーズだけうたってくれた。

その2回だ。

しかし、先週いつものようにおじいちゃんのところに行ったら、ヘルパーさんたちが
「T先生(おじいちゃん)歌を歌ったんですよ!すごく大きな声で」

と少しびっくりしたように教えてくれた。

びっくりしていると、おじいちゃんはここ数日ずっと、歌の時間(いつも歌の時間がある)にも参加したそうだ。

そして、そのきっかけは、「湯の町エレジー」という歌になったとき
「おらこのうた知ってるワイ」と言って歌いだしたとのこと・・・・


ほんとうにビックリしました。

そして、私とお父さんが

どんなうた?
聴いてみたい

というと。

ナナナナナナナナント!

その場で大きな声で歌いだしたのだ。

本当にびっくりした。

音程はちょっと微妙なところもあったけど大きな声で
歌いだした。

そして、ヘルパーさんや利用者さんも「T先生すごいね」と褒めてもらってた。

どうやら、看護婦さんに「大きな声で歌うといい」と聞いたらしく即実行したらしい。

何十年も歌っていないのに(人前で)よく歌えたもんだ。

そして、お父さんがツタヤやゲオや平安どうを駆けずり回ったけど

なななんと・・・・湯の町エレジーはなくて借りられなかった。

やっととなりのとなり町くらいにあったので急いで録音してお父さんがもって行ってくれた。

そしたら、いつもおじいちゃんのこと看てくれてるヘルパーさんも探してきてくれたとのこと。

ありがたい。

そして、今日、おじいちゃんとのドライブのとき、まだ3~4回くらいしか聴いたことのない湯の街エレジーをでたらめに私が歌っているとおじいちゃんが笑っていた。


ここずっと、ドライブを嫌がっていた。トイレの心配がぬけなくてなんだかんだ行って行かないといい続けていた。

でも、今週は競馬のあと(日曜3時の競馬は必須)行くといって久々のドライブに行けた。
2時間近くトイレに行かないでもいられたので自信がつくといいな。


おじいちゃんの「湯の町エレジー」とってもうれしかった。






湯の町エレジー  近江俊郎 1970



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イラッ | トップ | むりです »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

奇想天外な家族のなかで」カテゴリの最新記事