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ナイト ミュージアム(字幕版/吹き替え版)

2007年03月22日 | 劇場鑑賞映画
映画「ナイト ミュージアム」を字幕スーパー版、日本語吹き替え版の両方観に行きました。

原題:NIGHT AT THE MUSEUM
2006年,アメリカ,108分
監督:ショーン・レヴィ
脚本:ロバート・ベン・ガラント、トーマス・レノン
映画公式サイト

<CAST>
ベン・スティラー(ラリー・デリー):檀臣幸
カーラ・グギーノ(レベッカ):高乃麗
ジェイク・チェリー(ニック・デリー):千葉翔也
ロビン・ウィリアムズ(テディ・ルーズベルト大統領):岩崎ひろし
ディック・ヴァン・ダイク(セシル):中村正
ミッキー・ルーニー(ガス):永井一郎
ビル・コッブス(レジナルド):坂口芳貞
オーウェン・ウィルソン(ジェデダイア):森川智之
スティーヴ・クーガン(オクタヴィウス):水野龍司
リッキー・ジャーヴェイス(マクフィー博士/館長):佐藤晴男
キム・レイヴァー(エリカ・デリー):山崎美貴
ラミ・マレック(アクメンラ):小森創介
ミズオ・ペック(サカジャウィア):本田貴子

<あらすじ>
夢ばかり追って定職につかず何事も中途半端のままな男ラリー・デリー(ベン・スティラー)は、再婚を控えた元・妻と暮らす息子を安心させるため職探しをした結果、国立自然史博物館の夜警の仕事にありつく。
しかしその博物館にはとんでもない秘密があった!!!
全米で大ヒットしたファンタジー・コメディ。

*

面白かったです! ベン万歳!!!

現在一番好きな海外スターがベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンなんですが、彼らの映画はまず日本で公開されるかどうかっていうのにいつも脅かされ、公開されても少数館上映とか。そういう哀しい現実が常にありました。
ですが本作は違って! 今でも信じられないくらい。夢か幻か・・・・夢かも(笑)。

ベン・スティラーが普段の作品からタイプを変えて、ファミリー向けムービーを選んだのが日本でも功を奏したんだと思います。連日TVで流れてる大量のCM、そして映画館には現時点で4回足を運んでますが(字幕1回、吹き替え3回)いっつも大盛況!
館内はことあるごとに子供たちの無邪気な笑い声に包まれていて。あぁ幸せ・・・・・!

ベン・スティラーが出ずっぱりでオーウェン・ウィルソンも出てるとなれば、私の好き度はMAXを突破してしまうので、なかなか落ち着いた感想が書けないのですが。
でも、欲目を差し引いても、誰もが気軽に楽しめる娯楽作に仕上がってたと思います。
小ネタも多かった~~。大好きなシーンは多々あれど、なんといってもラストカット。あの終わり方はマジで最高!!!!

そうそう。ベンが最初に職安に行きますが、そのとき彼とやりとりしてる女性は、ベンの実母アン・メアラです♪

*

吹き替え版が同時上映と知ったとき、賢雄さんがベン・スティラーだったら倒れるくらい嬉しいけどたぶんきっと違うだろうなと思ってました。
そしてオーウェンが出てるけど、どうやら友情出演のちょい役っぽいから、その辺はまったく何にも考えてませんでした。
なので3/10(土)に先行上映を字幕版で観に行きました。
そしたらその帰りに、吹き替え版をご覧になった方から「オーウェン・ウィルソンが森川さんでしたよ!」とメールをいただいて!
ギャー!?とのけぞり、次の日吹き替え版を観に行った次第です。
まさか大画面で森川オーウェンを聴ける日が来ようとは!!
だって「ズーランダー」(2003年1月発売)から「ウェディング・クラッシャーズ」(2006年11月発売)まで、4年近くもなかったんですよ、森川さんのオーウェン・ウィルソンって。
やっぱ夢かも~(笑)。

*

親しみやすくてあったかい、楽しい吹き替え版でした。
同じシーンでも吹き替え版のときのほうが字幕より笑いを取ってたときもあったし(声優さんの言い方が面白くて)。
全員ハマってたと思います!

ベン・スティラーの吹き替えは檀臣幸さん。檀さんのベンは「アメリカの災難」「ポリー my love」に続いて3本目。
檀さんだとちょっとベンが男前すぎちゃうんですけど、だけどボイスパーカッションのシーンやサルをおちょくるシーンなど惚けるほどの巧さでした! キめるシーンはカッコ良かったし~
もちろん賢雄さんで観たかったなーというのはやっぱりあったけど。檀さんも素敵だったです!

息子ニッキーを吹き替えてた千葉翔也くんが、かなりうまくてビックリしました。綺麗に響く声だったし、細かい気持ちの変化とかもうまかった~

高乃さんのカーラ・グギーノは意外なキャスティングでした。個人的に、高乃さんはやっぱり男勝りな女性声というイメージがあるので。でも優しい雰囲気で可愛かったです♪

最強のおじいちゃん'sには中村正さん、永井一郎さん、坂口芳貞さん。皆さん一癖もふた癖も聞かせてくれて素敵だったです!
でも坂口さんはモーガン・フリーマンを吹き替えるときのようなカッコイイ声が頭にあるので、今回は雰囲気が違っててクレジットを知るまで分かりませんでした~・・・。うーん修行不足!

本田貴子さんのサカジャウィアはキュートだったし(出番少なくて残念…)、岩崎ひろしさんのロビン・ウィリアムズときたら・・・・・!
岩崎さんの地声は、いつも聞くひょうきんな高音ボイスだと信じて疑ってなかった時期があるので、今回のように落ち着かせた渋みのトーンでこられるとずえんずえん気づけなくなります。ホントすごいなぁ・・・・

唯一、公開前から分かっていたのは、「24」のオードリー・レインズでお馴染みの(こちらで彼女を吹き替えてるのは田中敦子さん)キム・レイヴァーを担当してた山崎美貴さんです。山崎さん、ご自身のサイトに書いてたので~


そっしってーーー!!!!
吹き替え版において私的な目玉は森川智之です! オーウェン・ウィルソンです!
オーウェンが演じていたのは博物館にあるアメリカ鉄道史のジオラマに飾られていたミニチュアのカーボーイ。ちっちゃかった・・・・v
ベンに「ブロンド!」って呼ばれ「ジェデダイアだ!」と名乗り、ジェドと呼ぶベンのことを「デカ男」って呼んでました。
とにかくべらぼうに可愛くてですね・・
森川さんもオーウェン同様、最高にキュートでラブリーでした。私が両方共に大好きだから余計にそう思うのかもしれませんが、オーウェン・ウィルソン=森川智之は本当にパーフェクトな鉄壁の組み合わせだと思います。
「イーーーハーーーーーー!」ってテンションバカ高で登場、「とにかく償え!!」とわめきちらし、ベンにひょいとつままれて「情けない・・・」とへこみ(激カワ)、隣にあるローマ帝国のジオラマにいるミニチュアのローマ皇帝とケンカばっか、そして「こういうのやってみたかったんだ!」と少年のようにウキウキワクワクはしゃぎ、シビれるほどのカッコイイ見せ場もあり・・・!
信じられないことに、今回オーウェン・ウィルソンはノンクレジットで出演してました。友情出演だろうなーとは思ってたけど、先行上映で観たとき、エンドロールに彼の名前がなかったので「えぇ!?」となりました。いや別に、公私共に親友のベンがいるからノンクレジット出演自体には驚かないんですけど、ノンクレジットなのにあの活躍はいったい!?と(笑)。素敵過ぎです。しかもアメリカ版第一弾のトレーラーから彼は出てたから、シークレットゲストの扱いでもなかったわけで・・・・。面白すぎ(笑)。
そんなオーウェンはとにかくノリノリでした。子供みたいなキャラでした。やんちゃ坊主♪
森川さんもそんなオーウェンのテンションにバッチリとハマってて、もーホント気持ちが良かったです。へこんでるのも可愛かった~。男前ボイスにはメロメロになったし!
もっともっとオーウェンには出てほしかったんですけども。ノンクレジットだったのにホント贅沢ですけど。
つーか、ベンとオーウェンのやりとりをもっともっと観たかったです~~!

森川さんは兼ね役で、モアイ像の声も担当してました♪ こちらもかなりウケますので(もっと喋ってほしかった…!)、ぜひぜひお楽しみくださいv
⇒2009/8/9(日)追記:モアイ像の声は森川さんではなく、玄田哲章さんでした~。あららら…(汗)。何年も勘違い・・・(日が経つにつれ、少しずつアレ?違うかな?って思ってましたが、やっぱり森川さんかなと思ってたりしてましたー。うーん修行不足!)

*

そしてそして。今作の主人公ラリー・デリー(吹き替え版では”ラリー・デイリー”)を演じていたのはベン・スティラー。
私が初めてベン・スティラーを認識したのは「ズーランダー」で、なんて濃い顔&演技の人だろうと思ったんですが、映像特典にあった『ベン・スティラーとデレク・ズーランダーにインタビュー』というオマケで素のベンを見たときは「え!? この人フツーに男前じゃん!!!」とビックリしました。その次は何を観たか、もう記憶は定かではないですが・・・・新しい彼を観るたびどんどん惚れていきました。
彼はとっても真面目で真摯で、真剣にギャグをやる人です。それがすごく素敵。
生真面目ゆえに周囲に振り回され、アタフタ&ジタバタして、まったくもって何もかもうまくいかず、だけど最後には彼自身が運を引き寄せてハッピーに。彼の一挙手一投足で観てるこちら側もハッピーに~。そんなふうに楽しませてくれる人だと思います。もうホント大好きです。
今作は、そういう意味では振り回されっぷりはそこまでじゃなかったんだけど(いつもはもっとヒサンなので・笑)、でも終始出ずっぱりで、彼がいるだけで幸せになれる楽しさを充分に堪能することができました。
それにやっぱり彼はそうとうのハンサムだと思います!
走る姿もスマートでカッコ良かったし、後姿からも伺えるスタイルの良さでめちゃめちゃカッコ良かったし、警備員服も超似合ってた♪ ボイスパーカッションもバッチリ決まってたし、そして彼の音楽のノリ方(首を軽くひょこひょこっと頷く感じの)がめっちゃめちゃ好きなので見れてすんごい嬉しかったし、笑ってる顔も好きすぎる・・・!
「ズーランダー」や「スタスキー&ハッチ」みたいにキャラクターを作りこんでるベンも大好きだけど(「ドッジボール」はファンである私も苦笑せざるをえなかったけど…日本人には難易度高いです、あれは・笑)、作りこんでないベンも最高に好きです!


というわけで。今作でベン・スティラーに興味を持たれた方、いらっしゃいましたら、ぜひもうどんどん彼の映画を観てハマっていってくださいませ! 好きになればなるほどとことんハマれると思いますv

◆「ナイト ミュージアム」のようなちょっとツイてない男なベンをご所望なら、
「ポリー my love」「おまけつき新婚生活」

◆もう一段階上のヘタレなベンが観たくなったら、
「メリーに首ったけ」「ミート・ザ・ペアレンツ」「ミート・ザ・ペアレンツ2」

◆周囲から浮き気味のアクの強いベンなら、
「ズーランダー」「スタスキー&ハッチ」

◆他にも、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「隣のリッチマン」「ミステリー・メン」などなど、出演作は豊富です!


アメリカンコメディってやっぱり好みが分かれてしまうと思うんですけど、それでも、日本ではあまりにも人気がなさすぎると思います。
ベン・スティラーやオーウェン・ウィルソン、そしてアダム・サンドラーなどが、日本でも今以上に人気が出るように、今作がその一歩でありますようにと。願わずにはいられません。

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