公立八鹿病院の近藤清彦先生

この病気のことを知る前は、脳神経内科と脳神経外科の二つの脳神経科があることを、知りませんでした。脳神経外科は脳梗塞や脳血栓などの血管の病気、脳神経内科はパーキンソン病やアルツハイマー病やＡＬＳなどの難病の診療科でした。
知人に紹介されて、脳神経外科に行ったことが病気の発見が遅れてしまったこと。早く他のお医者さんに診てもらわなかったこと。この二つの点が私の悔やんでも悔やみきれないことです。
でも但馬の公立八鹿病院の、ＡＬＳの専門家として全国的に有名な近藤清彦先生に、主治医としてめぐり合うことができたことに感謝です。
難病ＡＬＳが進行程度によって長期にわたるために、子どもたちや親戚の家族が住む奈良へ戻ることも視野に入れて夫婦で悩みました。
結局パン工房の処分や経理的な処理など生活面だけでない問題点もあり、但東町にとどまり八鹿病院の近藤先生を信頼して生活する決心をしました。