この道を まっすぐいって つぎの信号を 右へまがってください。
自分が おみやげを 渡したことを 言います。
「わたしは 社長に お土産を さしあげました」
「わたしは 社長に お土産を わたしてさしあげました」
※これは 目上のひとに、自分の行為を強調するので 使いかた 注意ですね。
社長の行為に 焦点をあてます。
「社長は わたしに おみやげを くださいました」
「社長は わたしに おみやげを わたしてくださいました」
社長と わたし。
「おみやげ」を「わたします」
わたしがいいます。
「わたしは 社長に お土産を いただきました」
「やります」は 「あげる」を 自分より下のものに 使います。
「花に 水を やりました」
ほかには、
「犬に 水を やりました」
「弟に おしえて やりました」
など。
(あげました、とつかうことも おおいですね)
こんどは 花子さんが (自分の行為について)話します。
「わたしは たろうくんに プレゼントを あげました」
「わたしは たろうくんに プレゼントを おくってあげました」
(※これは、自分の親切な行為を 強調するので 使いかた 注意ですね)
何度も 描いてきた 授受表現。
今回は こんなふうに 焦点をあててみました。
N名詞:プレゼントなど
V動詞:親切な行為
「わたし(話している人)」が 花子さん(行為をしたひと)について話します。
花子さんは わたしに プレゼントを くれました。
花子さんは わたしに プレゼントを おくってくれました。
なんども 描いてきましたが、
こんな風に 焦点をあててみました。
まずは 全体の やりとりのイラストです。
N名詞(プレゼントなど)
V動詞 (親切な行為)
わたし(話をしているひと)が わたしのうけた 行為について話します。
N:プレゼントの場合
「わたしは 花子さんに プレゼントを もらいました」
V:親切な行為の場合
「わたしは 花子さんに おくって もらいました」
わたしが 「もらいました」
「もらいました」「くれました」は
どちらも相手に受けた恩恵の気もちを表現しますが、
この場合は「くれました」のほうが適当だとおもいます。
「くれました」は、「もらいました」よりも、
相手の行為をあらわすので、感謝、喜びが強くなります。
荷物がおもくて、大変でした。
花子さん、大丈夫?
太郎君は 荷物をもってくれました。
「太郎君 持ってください」
私が お願いした場合でも
感謝の気持ちをあらわしたいときは
くれました を使ったほうが いいですね。
太郎君は 雨の中 持ってくれました。
太郎君は 遠くまで 持ってくれました。
「もらいました」
「くれました」
どちらも相手にうけた恩恵を表現しますが、場面によって適当なものがあります。
この場合は「もらいました」を使うと思います。
わたしは荷物をたくさんもっていました。
あ、太郎君、ちょっと荷物を持ってください。
わたしは太郎君に、荷物を持ってもらいました。
あげます もらいます くれます は、説明の視点が大事だとおもいます。
物、行為の授受にかかわらず こんな図になるのではとおもいます。
左右まっすぐよりも、このようにすこし斜めに 配置したほうが、
受け手と 出所が分かりやすい気がします。
ぼくは かさを 貸してあげました。
ぼくは 友達を 富士山に つれていってあげました。
ぼくは 友達に 勉強を おしえてあげました。
目上の人に使ったり 何度も使ったりするのは どうでしょうか。