しろいぬてりあ

しろいぬてりあ・エピソード2

火曜ハプニング劇場

2009年01月27日 | 日常
勝手に「火曜○○劇場」シリーズ・パート2です。

事件は19時を少しまわった頃に起きた。
この調子なら、なんとか納期に間に合いそう。
とりあえず、原稿をプリントアウトし、
その間を利用して、夕飯のハンバーグ作りに取り掛かった。

ハンバーグを作り終え、原稿を確認しようと部屋に戻る。
ない。
プリントアウトされているはずの原稿が1枚もない。
ああ、そうか、「印刷開始」ボタンを押し忘れたのか。
そう思い、PCのモニターを見ると
そこにはエラーメッセージが。
「廃インクタンクがいっぱいです」
・・・
数秒、脳みそがフリーズした後、
私の頭にもエラーメッセージが。
「コノママデハ ノウキニマニアイマセン」
「コノママデハ ヤチンハラエマセン」
「コノママデハ ゴハンタベラレマセン」

脳みそを再起動し、時計を見る。
19時3分。
間に合う。

次に財布の中身を確認する。
幸い、今日の夕方、生活費用に2万円引き出したばかり。
足りる。
足りなきゃ逃げる、じゃなくて値切る。

おでこに貼ったヒエピタをもぎ取り、
すぐさまコートを羽織り、マフラーをぐるぐる巻き付け、
暖房のスイッチを切り、ドアを閉め、自転車を走らせる。

目的地は「JOSHIN」
微熱があったが、今はそんなこと言っていられない。
会社帰りのサラリーマンをごぼう抜きし、
JOSHINへとひたすら自転車をこぐ。
頭の中には爆風スランプの「ランナー」が流れる。

肩で息をしながら、プリンター売り場へ直行。
プリンターではなく、値札を食い入るように見つめる。
殺気を感じたのか、店員さんが近寄る。
1番安いプリンターを指差し、「これください」
「大変申し訳ございませんが、お取り寄せになります」
おーまいがーっ。
タイム・イズ・マネー・リアルバージョンなんだよ。

ガッカリしている時間などない。
2番目に安いプリンターを指差し、「これは?」
「それでしたらお持ち帰りできます」
「ではこれをください」
5分足らずで商談成立。

PCのスペアは持っていたが、プリンタのスペアは盲点だった。
今回のような事態に備え、故障したプリンターの修理費用を見積もってもらう。
7000円程。
許容範囲だ。
では今度持って来ますので、修理頼みます。
そう言い残し、自転車におニューのプリンターを積み、
アパートまで戻り、プリンターセッティング完了。

この出来事により、約2時間のタイムロス。
こうして睡眠時間は削られていくのであった。