魂離る

ありしひを思ひて袖をしぼり、来ぬ人を待つはほいなきことと思へども、なほつれづれに思ひいづるは君がそらごとにて、つきのしろきおもてに面影をやどしてまた袖を濡らせばかわくまもなし。恨みてもなほうらめし。


　　　　　　魂離る　君が空言そらだのみ
　　　　　　　　　　　　　こよひも通ふ夢の浮橋


　　　　　　ぬばたまの夜はかぎろひの夢なりき
　　　　　　　　　　　　　おぼろに思ふきみがむなこと


　　　　　　

披露宴に出席するの巻 序

いつまでたってももとが取れないのですが、おめでたいことなんで、呼んでいただければ出席するほかありません。
披露宴・・・といえばおいしいご飯が食べられるのがお楽しみのひとつですが、もちろんただでいただくわけには参りません。そう、ご祝儀です。これがなかなか頭が痛い。世間一般ではこの年になれば３万は出すものらしい。が、しかし。薄給の上に「ご自分の意志で実家を出られた方には住宅手当はだしていないんですよ」なんて言う会社で働いているので(まあもらえても８０００円だけど)とてもとてもそんな大金は捻出不可能。つくづく「女性に優しい会社ベスト１０」とかに選んでる雑誌に「女性=既婚」なんで、独身女には冷たいという点を付記して欲しいと思いつつ、２万を包む今日この頃。
さらに、これだけではありません。友人の晴舞台、当然呼ばれたほうだって小汚い格好で行くわけにはいかない。服、アクセサリー、バック、髪・・・なるべく手持ちから使いまわそうと苦闘はしてみるものの、やはりここでもかさむ出費。
いよいよ式は水曜日・・・。今回受付まで頼まれて、ますます舞い上がっております。
でもまあ、せっかく友引に挙式してくれるんだから、ぜひ引いてもらおうかな～。・・・というわけでワクワクしつつ。