beetaro's diary

ぐーたら主婦のお気楽な日常

さて。

2021-05-28 18:40:02 | 日記
さて。
またまた日記ならぬ月記ですが、ぼちぼち元気です。
これ、書き始めたのはもう10日も前ですが、なかなか進まず。
やっとです。

で、お義母さんの手術は無事終了し、現在は自宅療養中。
色々と痛かったりだるかったりはあるみたいですが。

手術の日は、一応13時からの予定で、立ち会い?付き添い?のため12時に病院に行ったんですが、前の手術がおしていて、待つこと3時間。
やっと手術が始まると言うことで、控え室に移動。
で、終わるまで3時間。
一応ね、本とか持っていってたんだけど、待つだけの6時間は長かったね~。
何をしたわけでもないのにものすごく疲れました。

その後は特に何もないゴールデンウィークをやり過ごし、9日の夜。
そろそろ日付のかわる頃、連絡がきまして。
ダンナさんの甥くんが亡くなりました。
まだ25歳です。

重い病気で、なんとか中学校は卒業しましたが、その後はずっと家と病院をいったりきたりで療養してまして。
この5、6年は歩くこともままならない状況だったようで。
24時間付きっきりで介護してて、外に出ることがないから、私はもう10年以上兄嫁さんに会ってませんでした。

翌日10日は娘ちゃんの保護者会でしたが、なんか色々と考えちゃったらもう泣けて泣けて。
まわりのお母さんたちは何だろう?って思ったかも知れないけど、こみ上げてきちゃってどうしようもなかった。

正直なところ、私は甥くんとはそれほど交流がなく、思い出というほどのものは特にないのですが、心臓が悪くて体が大きくなれないので、身長はずっと130cmほどで、いつも静かにニコニコしてて、ずっと子供のままのイメージ。

たまに映画を観に行くのにお義母さんのところに寄るのですが、会うたびに状態が悪くなってるのが分かるから、なんか会うのが辛くて、挨拶くらいであまり話もしなかった。

色々と準備することがあって、14日に葬儀がとり行われました。
このご時世というのもあり、お義母さんが色々と気にするので、娘ちゃんとまゆちゃんは参列せず、うちからはお義母さんとダンナさんと私、兄嫁さんのおうちからお兄さん夫婦、お父さんとお母さん、それに甥くんの両親、弟で全部で10人。
小さなお葬式でした。

甥くんは大きくなれなかったから、棺は150cm。
棺の大きさがまた悲しい。
斎場に入ってきたとたん、兄嫁さんは号泣して崩れ落ち、お母さんに支えられながら椅子に座ったのですが、もう…見てられないくらい憔悴しきってて…私と同じ年なんだよ。
なんなら私の方が誕生日早い。
お義母さんは、もともと地味な子だったよ、と言ってたけど、普通だったし、どちらかといえば若く見える感じだったんだけど。
うつ向いて座ってる後ろ姿が痛々しすぎて…涙をふくのに一瞬マスクを外したんだけど、口元が…疲れきってて急に年取っちゃったみたいに見えて、たまらなかった。
お別れを、というので顔を見たら、笑ってるみたいで…笑顔だった。
甥くんは、お母さんの方のおじいちゃんに似ている、と言われてましたが、不思議とまゆちゃんに似ていて、やっぱり従兄弟なんだなあって。
そんなに思い出もない私でも泣けて泣けて仕方ないんだから、もう、兄嫁さんは号泣…っていうか慟哭。

「おにいちゃん、どうしてぇ…頑張ったのにどうしてぇ…」

と、とりすがって泣き、好きだったお蕎麦を棺に入れて、

「お口から、お口から食べてねぇ…お口から…」

と泣く姿。見てるだけでとにかくもう、悲痛。
甥くんは、もう数年前から胃ろうで、好きなものも食べさせてあげられなかったのです。

兄嫁さんは火葬場ではずっと誰かに支えられながら立っていましたが、もう焼きます、となり、控え室に移動するときは、「いなくなっちゃうぅぅ…おにいちゃんがいなくなっちゃうぅぅ」と泣き、何度も何度も振り返ってじっと見ていました。
お骨を壺に納める時も、箸を持つことができず、お母さんに支えられながらやっと。

もうその後は気が抜けたようというか、もう心がどこかにいっちゃったみたいに、抜け殻みたいに車に乗り込んで帰っていきました。

自分と同じ年の人が、人生の5分の1を24時間介護に費やしていたかと思うと、何とも言えない気持ちになる。
「自分の子だから当然なのかもしれないけど、よくやったよ」とお義母さんは言ってましたが、たとえ自分の子でも誰もがここまでやれる訳じゃないし、「当然」は超えてると思いました。
本当に、すごいと思う。

でも、弟くんはきっと我慢してきたことがそれはそれはたくさんあるんだろうなと。
家族みんなででどこかにいくなんてことは、十数年ないだろうし、兄嫁さんは買い物すら滅多なことでは行かれないから、学校から帰ったらご飯ができてる…なんていうことも決して「当たり前」ではなかったようで、おにいちゃんなんていなければいいに、と思ったこともあったらしいけど、でも小学生くらいからちゃんとおにいちゃんの世話してたし、兄弟仲も良かったんじゃないかと思う。

この間、「もうお母さんをひとりじめできるね」なんておばあちゃんに言われて、「今さら…」なんて言ってたみたいだけど。
まあ、甘える、なんてのは今さらかもしれないけど、ほんとに向き合えるんじゃないかなって。
向き合えたらいいねっておもいます。

葬儀の当日の夜、お義母さんのところでご飯食べてたんだけど、ダンナさんがなかなか降りてこなくて。
お義母さんに言われて呼びに行ったら「かわいそうだ…」ってひとりで泣いてて。
今は食べられないって言うから、とりあえずそのままにしときました。
お義母さんは「まったくしょうがないね…」って言ってたけど、ダンナさんは子供のころの甥くんたちをとてもかわいがっていたので、泣かせておくしかありません。

とにかくもう、私も泣きに泣いたので、土日はさんでもまだ目が腫れてて、月曜日に仕事いったら、「なんか具合悪い?」って心配されちゃいました。
いやいや、元気だよ、たぶん。

そんなこんなで、書いてると思い出して泣けてくるから全然書き終わらず…やっとです。
来月はもっと更新したいと思ってますよん。

では。



コメント (3)
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