ピヴォ プラハ・ノート

指揮者 武藤英明公式ブログ

ビール・空港ラウンジのステータス

2012年05月30日 | ビール・ワイン・プラハ・航空機
 沖縄県・那覇空港・・・・この空港のラウンジに置いてありますビールは、

勿論「オリオン・ビール」。瓶入りではありません。

 セルフサービスで、長めのグラスにサーバーから注ぎ、袋入りスナックを持って、沖縄の碧い海を

見渡せる眺望の良い座席へ移動。 夜間なら、ビール名のオリオン座が見えるはず。

出発前の小一時間、チョイとした楽しみがスタートします。

 
 北海道・新千歳空港・・・・こゝのラウンジは当然サッポロ・ビール。 名前がよいですねぇ~、

「サッポロ・クラシック」。オーケストラの指揮を生業としております者にとりましては

これは最高のネーミングです。ツマミは那覇空港と同じ袋入りスナック。

 このラウンジは空港ビルの中央部にあるためか、戦闘機の爆音はまったく気にならない、その静かな空間がありがたい。

出発時刻まで一時間以上あれば、当然2杯目をおかわり。


 羽田空港・・・見ておりますと、「アサヒ・スーパードライ」を飲む人が多い・・・

「辛口」と言うキャッチコピーがビール好きを放さないのでしょう。

東京湾の眺めも悪くありません。オープンしたてのスカイツリーが遠くに見え、

この新しいランドマーク(目印)が自分の現在地や位置関係を教えてくれています。、

さらに、東京湾の彼方に幕張メッセのビル群を見ながら、ロケーションの好さをツマミに「辛口」もう一杯。


 福岡県・福岡空港・・・大都市の中で中心部から最も近い空港。

このアクセスの良さから、時間まで街中に居られる関係上、ギリギリに空港入りするケースが多い。

すると、ラウンジで飲むビールは一杯がやっとになって仕舞い、これは非常に勿体ない話であります。

 サーバーから注ぐのは、「キリン一番絞り」。恐らく、県内にある甘木工場から出荷された生ビールなのでしょう。

注ぎたての生ビールは本当にウマイ!と感じます。

このラウンジも新千歳空港と同じくビルの中央に。出発時刻案内画面を見ながら、

しばしばあります「30分遅れ」の表示に

 「よし これでもう一杯一番搾りが味わえる やったぜ!」

飛行機の遅れを寧ろ歓迎しながら、その「ありがたい遅れに」「乾杯!」


 千葉県・成田国際空港・・・・国際線のラウンジではあまりビールを飲む人、それどころか、アルコール飲料を

口にする人はそれ程多く見かけません。「あと 2時間もすれば 機内でジックリ飲める」・・・

それが原因なのかも知れないのですが。

 それでも、夏場には勿論のこと、空気の乾燥する冬場でもラウンジ入ると、ビールを飲みたい誘惑に駆られます。

 こゝのラウンジにはサントリーの「モルツ」が置いてあり、たまには、このアルミ缶のプルトップを

「プシュ~ッ」と開ける、そのビールの開封音を、「音から楽しむ」、これも一興では。

 国内線ラウンジと違い、欧州・亜細亜・亜米利加大陸から離発着する旅客機を眺めながら、

副原料を一切使用せず、麦芽100%、天然水から造られたビールは出発案内が

ありますまでのひととき、この「モルツ・タイム」は悪くありません。

成田のラウンジに用意されました「モルツ」、きっと丹沢水系のモノでしょうか。

 これなら、世界中何処に出しても・・・とサントリーの自信が伺えるような気がします。


 プラハ国際空港、ミュンヘン国際空港、フランクフルト国際空港、・・・やはりビールに手が伸びる人が圧倒的です。

チェコとの往復176回目。その殆どがプラハからフランクフルト経由・・・・いえいえ、正確には

「ビール経由」なのであります。

 空港ラウンジのステータスは「ビールの扱いで決まる」・・・・冷え具合、ビールの質、ビールグラス等々、

これをいい加減にしている所はやはり何かと・・・・

プラハ、ミュンヘン、フランクフルト、日本国内はどこでも・・・・

ビール的ステータスは見事であります。


 

頑張れ 日本のビール達よ!ワイン、その抜群の広報力

2012年05月26日 | ビール・ワイン・ゴルフ・チェコ
ワイン、その抜群の広報力!
果たしてビールは?

上空3万3千フィートで飲むビール。

フランクフルト発 全日空NH204便~羽田行 新型機材B787型機が
離陸から水平飛行に入り、シートベルトのサインが消え、客室内では飲み物の
サービスが開始。この新型機は居心地がよい。酒も進みそうだ。

 メニューには、写真の通り、シャンパンが最初に記載され、順に白ワインから赤ワイン、
次いで日本酒・焼酎・梅酒と並んでいる。それぞれ、銘柄や内容の細かい説明書きまで・・・・
ところが、ビールはたったの3文字。ビール・・・
銘柄の記載も無く、内容説明も勿論も無し。それからするとワインや日本酒や焼酎はやってくれている。

 「お飲み物 何になさいますか?」メニューを広げ、客室乗務員が注文を訊く
 「ビールをお願いしたいのですが、何がありますか?」
すると乗務員は
 「はい キリン サントリー アサヒ サッポロ等ございます」
 「そうですか メーカーは分かりましたので、商品名は?」
 「少々お待ち下さい」・・・

1~2分後
 「“一番絞り”“プレミアム・モルツ”、“スーパー・ドライ”に“黒ラベル”等々、ご用意してございます」
 「では何々をお願いします」・・・
と言って各々350ミリ缶を一缶ずつオーダーし、食事中も銘柄を替え、
90分ほどの至福のひとときが過ぎていく。

 今回で日本とプラハとの往復「176往復め」・・・ビールの本家チェコやドイツから飛び立ち、
機内でときにワインも飲むが、殆どがビールだ。
このビール達にも、もっと広報活動を頑張って貰えないのだろうか?・・・ビール醸造は文化なのだから。
ビールファンを増やし、日本もビール大国の上位にランクインされて欲しい。
各々が違う個性をもっているのにどうしてだぁ~、機内にあっては只の「3文字 ビール」
これは、ビール党にとっては寂しい。

 トリビアの知識:チェコに「ビール友好党」と言う政党がある。
「Strana Pratelske Piva」チェコ語で訳のとおり。
残念ながら議席をまだ獲得出来ていない。実にチェコらしいウィットを感じる。

「頑張れ 日本のビール!」
上空33.000フィートで願う儚い思いである!!

 ビールは5千年の歴史を持つ文化なのだぁ~!!
 

ビールが旨いあれこれ:ツマミと音楽と!

2012年05月24日 | ビール・音楽・ワイン・チェコ

 >元祖ピルスナーの写真です。豚人形のウェイターがご案内します。

 
 チェコ人がよく飲むビールは、外でも家庭でも500ml入りが主流なのですが、

今回は一回り小さい350mlのビンビールにしました。ブーッ!

そばにありますクリスタル・カットのボヘミアングラスが、ちょうど

350mlで飲むのに相応しいものですから、この小瓶と言う訳です。ブーッ!



 この泡立ち、よいですねぇ~。一円玉が楽に何枚か載る程ですから、さすが、

本物のビールはやってくれるんですねぇ~。


 ところで、缶ビールとビン・ビールはどちらが日持ちするか?

最初は私も缶、そう思っていました。ところがビンの方なのだそうです。


 理由は、缶ですとプルトップのところにホンの少し2ミリm位の隙間ができ、

その隙間の酸素が、質を多少ですが劣化させると聞きました。

それではビンは・・・打栓するときにビン上部と液体との隙間に少しエアーを入れ、

液体の中から出てくる炭酸ガスの影響を利用し、殆ど無酸素状態になるため劣化が

抑えられる、と言う事だそうです。

 さらに、ビンの緑色や茶色は、紫外線対策として最適の色とか。

 
 本当は樽出しが最高なのですが。 

ピルスナー・ウルクゥェルの製造工場で飲ましてもらえる

樽出しはビールの概念を一辺させてくれるほどでした。
 



 なんで、豚人形なのか? ですって! 

 それはツマミの定番と言えば、日本の場合「枝豆」が人気筋でしょうか。

チェコでは、勿論そうです「ハム・ソーセージ」なのです。

原材料の、その豚君がウェイーターであるという、チョイとしたアイロニーというわけです。


 もう一つトリビアを! 「ビヤ樽ポルカ」という曲があります。

これはドイツの曲と思っている方が多いのではないでしょうか?

残念ながらドイツではないのです。チェコ人の作曲家「ヤロミール・ヴェイヴォダ」が書いた音楽なのです。

表題は全くビールとは関係が無く、「Skoda Lasky」”シュコダ・ラースキ”(愛のもどかしさ)とでも訳せばよいのでしょうか。

自分の想いが愛する人に上手く伝わらない・・・というような歌なのですが、軽快な曲の印象から

「ビヤ樽ポルカ」になってしまったのだ~BooW!!




ピヴォ(PIVO)・・・ビール(チェコ語)の事

2012年05月23日 | その他
 ビールの旨い季節がやって参りました。 演奏会・本番で殆ど汗をかかない私でも、

本番後の本場のビールはとにかくウマイ!・・・

汗みどろになって指揮する人には猶更でしょう。

またそのビールの旨さを味わいたくてゴルフをやる人もいます。

ラウンド中は我慢してあまり水を飲まず、「19番ホールの最初の一口」を

最大の目標にして回る(スコアは二の次)・・・・その気持ち、よーく解ります。

 ところで、元祖ピルスナーは勿論チェコが発祥の地。

プラハから北西に120kmほどのところにPlzni(プルズニ)という町があり、

それをドイツ式に発音しPilzen(ピルゼン)・・・その「ピルゼンの~」・・・・

という事で、それをピルスナーと云う様に・・・・なんせ元祖でありますから。

 「味が濃い」「ホップの効きが抜群」「クリーミーな泡のキメ細かさ」

ウマイのでいわゆるツマミなしでも3~4杯は軽く入って仕舞う。

最初の一口は勿論旨いが、4杯目の最後の一口まで旨い・・・・何故でしょう?

それは、一切の副原料なし、アロマ・ホップをふんだんに使い、添加物を使用していない、

その結果でしょうか・・・さらに、低価格である事も気分の上では大事ですねぇ~。

なにしろチェコ人は国民一人当たりの消費量は世界一なのです。

チェコ語でビールは「Pivo」・・・無理に直訳しますと「飲みモノ」という意味ですから・・・・

飲み物の基本と言いたいのでしょう。


 よく、インドへ行くと人生観が変わる・・・といわれます・

プラハにいらして「ピヴォ」を口にすれば、きっと人生観が変わります・・・・!!


 チェコの魅力は「ビールゴルフミュージック」

頭文字を拾いますと「B・G・M」




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