ピヴォ プラハ・ノート

指揮者 武藤英明公式ブログ

ビールが旨いあれこれ:ツマミと音楽と!

2012年05月24日 | ビール・音楽・ワイン・チェコ

 >元祖ピルスナーの写真です。豚人形のウェイターがご案内します。

 
 チェコ人がよく飲むビールは、外でも家庭でも500ml入りが主流なのですが、

今回は一回り小さい350mlのビンビールにしました。ブーッ!

そばにありますクリスタル・カットのボヘミアングラスが、ちょうど

350mlで飲むのに相応しいものですから、この小瓶と言う訳です。ブーッ!



 この泡立ち、よいですねぇ~。一円玉が楽に何枚か載る程ですから、さすが、

本物のビールはやってくれるんですねぇ~。


 ところで、缶ビールとビン・ビールはどちらが日持ちするか?

最初は私も缶、そう思っていました。ところがビンの方なのだそうです。


 理由は、缶ですとプルトップのところにホンの少し2ミリm位の隙間ができ、

その隙間の酸素が、質を多少ですが劣化させると聞きました。

それではビンは・・・打栓するときにビン上部と液体との隙間に少しエアーを入れ、

液体の中から出てくる炭酸ガスの影響を利用し、殆ど無酸素状態になるため劣化が

抑えられる、と言う事だそうです。

 さらに、ビンの緑色や茶色は、紫外線対策として最適の色とか。

 
 本当は樽出しが最高なのですが。 

ピルスナー・ウルクゥェルの製造工場で飲ましてもらえる

樽出しはビールの概念を一辺させてくれるほどでした。
 



 なんで、豚人形なのか? ですって! 

 それはツマミの定番と言えば、日本の場合「枝豆」が人気筋でしょうか。

チェコでは、勿論そうです「ハム・ソーセージ」なのです。

原材料の、その豚君がウェイーターであるという、チョイとしたアイロニーというわけです。


 もう一つトリビアを! 「ビヤ樽ポルカ」という曲があります。

これはドイツの曲と思っている方が多いのではないでしょうか?

残念ながらドイツではないのです。チェコ人の作曲家「ヤロミール・ヴェイヴォダ」が書いた音楽なのです。

表題は全くビールとは関係が無く、「Skoda Lasky」”シュコダ・ラースキ”(愛のもどかしさ)とでも訳せばよいのでしょうか。

自分の想いが愛する人に上手く伝わらない・・・というような歌なのですが、軽快な曲の印象から

「ビヤ樽ポルカ」になってしまったのだ~BooW!!