ピアニストべーちゃんのブログ

今年の音はなんだろな

雪・雪・雪・・・

2009年01月31日 | Weblog
コンサート後の日本酒も手伝ってグッスリ就寝。久しぶりに飲んだお酒も体に残さず朝9時バッチリ起床。
マネージングをしてくださったN氏運転のもと、温泉地へ向かう。もちろん古澤さんも一緒。

さすが青森、町中はこの積雪

しばらくすると

中央線見えません。アブナイしコワイし。。。

青森では『女山』と名高い、「岩木山」に向かってるんです。山に向かえばそりゃあ雪も半端ないですわ。
ちなみに『男山』は「八甲田山」らしい。由来は知りませんが。

かなり分かりにくいが、道中リンゴの木々達を撮ってみた。彼らもこうして生きている!何か神秘的・・・


ところで目的地は山の麓の”嶽(ガク)温泉”
車は迷走。雪かきしてたおばあちゃんに道を尋ねたら、「あと2里(ニリ)ほど真っ直ぐ行ったとこ」だって。2里って言われましても・・・(苦笑)
(1里は4Kmくらいかな)

青森市街から約1時間半くらいかかったかな、到着だ!

しかし雪ばっか。。。
これでも例年より積雪は少ないんだって・・・

到着するや鎌倉発見。お待ちかね、古澤さんと2ショット


”山のホテル”という宿泊施設にオジャマ

温泉水を利用して足元はこれでも雪解けです。

入るやいなや、まずは腹ごしらえ、名物「マタギ飯」を食らう

濃厚な釜飯で、うまかったぞ!

付き出しもなかなかイケテル珍味


軽くお酒もたしなんで、いよいよ温泉!


脱衣してる人多しなので、これ以上写真は見せられましぇーん!(撮ったのかよ・・・)
白濁の硫黄系のやわらかいお湯で、とても気持ち良かったぞ~
古澤さんと男同士の裸の会話。今後の展開にも期待だ!

ということでゆるりと温泉を堪能した後は、山を下り城下町は弘前へ。
写真撮るの忘れたけど、お堀が全部凍ってて、スケートリンクみたいでした。(滑りたい・・・)

帰る前に、せっかくなのでお土産を購入~

お土産といっても全部自分で食べますが(笑)

定番のりんごは3種のジュースで。
ご存知「大間のマグロ」のレトルトカレー。どうせなら寿司で食いたいが。
オススメは「飴せんべい」なるもの。水飴をゴマセンベイではさんであるのだ!これが甘いもん好きにはたまらない絶品!

そういえば昨日のコンサート後に食ったタラの白子は最高だったな。青森、雪だけでなく食もあなどれないぞ!

青森県は全国の中でも食料自給率がナンバーワンとのこと。つまりこの県内だけで十分生きていけるということなのだ。素晴らしいではないか!
新幹線も今は八戸止まりだが、近々青森(市)まで伸びるらしい。実にこれからの発展が期待される!
みんなで行こう、青森へ!(笑)

充実した青森2Daysでした!

青森コンサート

2009年01月30日 | Weblog
尊敬してやまないバイオリニスト古澤巌さんと、青森県は青森国際ホテルでの演奏に行ってきました!

古澤さんとは約2年のお付き合い。
譜面に決して強いとは言えない即興ミュージシャンを、何でこうも使ってくれるのかわからないくらい声をかけて頂いてて、僕としては毎度毎度が本当に勉強になる。

ましてや今回のコンサートは全編がクラシック。

フラメンコの踊りを基調にした難曲、ファリャの「スパニッシュダンス」
僕が是非演奏したい!と希望してプログラムに入れてもらったシューマンの「ロマンス」
正月のニューイヤーコンサートで古澤さんがオーケストラと弾かれてるのをテレビで見てとても感動した「チゴイネルワイゼン」
単純な8分音符に物語がある「タイスの瞑想曲」
定番でありながら、毎回発見の多い名曲「チャルダッシュ」
など・・・

日頃はほとんど感じない緊張の場。
自分的には全然まだまだだが、こうやって一つ一つ経験を積ませてもらってることに多大なる感謝!本当に自分は恵まれてる。

それにしても、僕のできることできないことをあっさり見抜かれては、今の僕に必要なものを言葉少なながらも的確にアドバイスしてくださるその深さといったら、それはそれは「目からうろこが落ちる」ようなことだったりして、一瞬のうちにうまくなった錯覚に陥るほど。
音楽的なことに限らず、身体の使い方から安定した精神集中の方法論まで教わり、た、た、た、たっっくさんのことを学ばさせてもらってます!

本当に素適な夜でした!
あとは、とにかくうまくなって恩返しするのだ!

コンサートも終え、明日はゆっくり温泉だ~(笑)

思い出

2009年01月29日 | Weblog
大学時代、”Radio Side Cafe”というバンドをやっていた。

いわゆる「ジャズ研」みたいな真剣なものではなく、楽器の技量関係なく仲間が集まり、ワイワイガヤガヤやっている楽しいバンドであった。僕はわがままなリーダーではあったが、みんなよく笑って支えてくれた。
そこで音楽に限らず、思い出という思い出をたくさん作ることができた。
今の僕のルーツがそこにある。

大学を卒業、みんな新たな人生を歩み始めた。
僕はひょんなことから音楽のプロの道を目指すことになる。

紆余曲折あるが、学生卒業からいつのまにか10年。
一つの区切りとしてCDも作った。
これからまだまだいろんなことがあると思うけど、今までの人生、自分で言うのもなんだが、結構気に入ってたりする。波乱万丈な人生を選んで正解だった。

この大変な10年を知ってくれているのが、大学時代のバンド仲間だ。
なかなか会うこともないし何かを言ってくれるわけでもないが、応援してくれてるのはもちろん知ってるし、彼らは僕の絶大的なファンであることは間違いない。

そんな大事な仲間のたけちゃんが、先週天国へ旅立ったと連絡があった。

悲しかった。

でもお疲れ様と心でつぶやいた。
彼だって一生懸命生きてきたと思う。ちゃんと人生を全うしたんだ。

彼は雲の上から応援してくれてる。
僕は期待に応えてみせるよ。卒業した時にみんなにした約束、忘れていません。

月並みな言葉ではあるが、やっぱり・・・

今までたけちゃんありがとう!

今日Radio Side Cafeは解散を宣言します。

反省かな・・・

2009年01月28日 | Weblog
ジャズライブハウスの老舗、新宿のピットインでのライブでした。とても歴史のある箱で、数々の伝説がここから生まれてるのです。

サックスの徳田雄一郎グループでの出演。彼のバンドでは一筋縄ではいかない独特のジャズサウンドがあって、自分の何かをいつも触発してくれる。CDも2枚出てます。是非聞いてみて!(残念ながら僕は参加してませんが)

しかし、今日はちょっと反省の多いプレイになってしまったな・・・
全体のタイムがなかなか安定せず、自分のピアノもあまり馴染まなかったかも。
速いテンポでの5-6-5-6-5-5-5-5と移り変わる変拍子にはまだまだ練習が必要だな。

徳田氏の曲は素晴らしい。本当によくできてると思う。いい曲だからこそ「バンドサウンド」というやつをしっかり確立しなければ、音楽になりきらない。個々が良ければそれでいいような、セッションサウンドではないのだ。

さあ、大変だぞ・・・
どこまで核に迫っていけるか、挑戦だ!

どうしても

2009年01月27日 | Weblog
見てほしいんです。
前から知っていましたが、今日もなにげに感動してました。

Lee Evans Trio


彼は、いわゆる芸人さんだと思うんですが、歌も歌えば、楽器もこなすオールマイティな人です、たぶん。

僕の将来の目標です(笑)

無意味なもの

2009年01月26日 | Weblog
今日はレコーディングのお仕事。
どうやら舞台関係の録音で、40曲ぐらいを大初見大会でした。一曲一曲は短いんだけどね、いつ終わるのかって感じで大変でしたよ・・・

家へ戻るや、また練習。。。最近妙に向き合ってますね。
他にやることないんかって感じなんですが、今はそういう時期なんでしょう。適当に無意味な時間をすごしちゃうよりはましですかな?

今日は音楽における『無意味なもの』をテーマにしてました。

意味がわからん?

ですよね~

普通は、自分の音に意味を持たすというのが基本だとは思うんだけど、そればっかりでは疲れるんです。ある意味無機質な音があってこそ、主張のある音が存在するんです。そうそう無意味というより『無機質』が正しい表現だったかも。今の僕にはこれも出せない音の一つ。

「無音」ともまた違うんです。無音(休符)にはむしろはっきりとした立派な主張がある。ここでいう『無機質』な音とは、音としては聞こえるんだけどそこに『ただある』という音。意思は持たなくていいんです。(無意味な無音はもっと難しいのかな?)

そういえばクラスタシアというユニットでモーツァルトを演奏したときに、ベートーベンみたいな音は出さないで!と注意されました。
モーツァルトは天真爛漫という言葉が一番しっくりくるお人柄。ベートーベンみたいな、ある意味「重い音」はいらないと言うんです。

なるほど、そこには『無機質』な音に対する何かしらのヒントがあるように思いますね

この世の中、「無意味なことの良さ」ってたくさんあるでしょう。意外にも人の心を打ったりする。
意味のあることを発見するためには、その逆の「空虚」にも目を向ければいいんじゃないかって思っています。

今日は暖かい一日でしたね!

2009年01月25日 | Weblog
一日中ピアノ弾いてました。ここ最近ではありえない練習量かもしれない。たまに自分と向き合う時間作るのって大事ですね。

気分転換に散歩。
近所のいきつけ花屋さんで思わず購入、啓翁桜とガーベラ2輪、早速飾りました。いい感じでしょ!この子たち僕を呼んでいたようです。

「啓翁桜」は山形県の方で咲く冬桜の一種だとか。これからつぼみも開いて花咲かせるのかな、風情を感じますね。
ガーベラは結構大ぶりのもの。存在感がありすぎたか、花屋さんの端っこの方に追いやられてたので救ってやりました。
ちょこっとひかえめに写ってるのはキンカンで、知り合いのピアニストが数日前のライブにわざわざ持って来てくれました。自宅の庭に生ってたんだって。

花を生けながら、相撲観戦。
朝青龍優勝しちゃいましたね。ブランクがあり、またあれだけヒール扱いされたらイライラもするでしょう、そんな中で本当によくやったと思う。

ヒールというか異分子というか、その場に合っていない存在ってとかく嫌わがちですが、ベクトルの違う奴が混じってる方が、活性化されて面白かったりするもんです。
音楽とか舞台とかでも、みんながみんな同じ方向に向いてたとしても、結果つまらないものになる時があるし、何か悪(アク)みたいなものが、その場を一段と輝かせたりする時があるように思います。

ところで日本の首相ATさん・・・ある意味異分子的存在ですな。
果たして我が国の経済は良くなりますやら。。。まあ期待は捨てないように。

そんなことを考えながら、またピアノに向かっています。

さむ・・・

2009年01月24日 | Weblog
今日は朝から更新してみようか。

雪が散らついてますね。何か風情を感じる降り方してるもんだから、思わずしみじみしてしまいました

あんなにひかないと決めていた風邪、昨日あたりからどうやら怪しい雲行きでございまして

で、即行対策!

とにかく身体をあっためようと思い、ミニチゲ鍋を購入。その上にキムチを乗せて食す。基本的に辛いのは苦手なんだけど
さらに発汗作用のある入浴剤入りお風呂で汗をかいた後、すぐしょうが湯飲んでみたりして
で、いつもより2・3枚厚着してお布団へ。めっちゃ眠れたようです
少々極端な感じですが、まあ良いでしょう、おかげで嘘みたいに元気です

さてさて最近は早急なアレンジ仕事がないのでかなり余裕ですが、ソロピアノアルバムの録音準備に時間がほしいし、あ、月末にやる曲練習しなきゃだな。

さあ、今日も張り切って参ろうか

絵文字・・・たのしいかも(笑)

休憩

2009年01月22日 | Weblog
朝から練習。
ちょいと休憩に一杯。

今日は「うめ麦茶」にする。

うめ麦茶?

うめ昆布茶と加藤茶の合いの子みたいなもので、味は麦茶、香りはうめチョットダケヨ~。まんまです。

ちょっと前に友人からもらった。
手ごろなティーバッグでいただける。

ちなみに「ティーバッグ」は日本国内外において、ティー・パック(tea pack)と呼ばれることもある。日本国内では、ティー・バックとの表記もみられるが、BagとPackの音の近似によって生じた誤用である。<ウィキペディア(Wikipedia)より>

つまり下着は「ティーバック」もしくは「Tバック」が正解のようである。勉強になった。

話がそれた。

うめ麦茶はべーちゃんトリオ『ピエロの唄』をBGMにすると、よりおいしく飲めるらしい。<ウィキペディア(Wikipedia)より>

何を飲むにも『ピエロの唄』が合うというのが本当の正解だ。<ウィキペディア(Wikipedia)より>

足元に咲くお花

2009年01月21日 | Weblog
今年は限りなく挑戦の年になる予感だし、ソロピアノでもトリオでも安易な正攻法に陥らず、数歩踏み込んだ境地に行ってみたいと思ってます。同じことをずっとやってても仕方ないしね。

今日は昨年苦楽を共にした「べーちゃんトリオ」でお馴染みのベーシスト岸徹至、そしてベテランドラマーの池長一美さんを迎えて演るトリオ。

池長氏は昨年秋に知り合ったばかりだが、師宅にお邪魔しては2人でセッションしたりして、すでにめっちゃ仲良くなった間柄である、と勝手に思っている。
僕なんぞが一緒に演奏してもらえるというのは実はおこがましいことで、それこそこんなに早く自分のセッションに参加してもらえるとは思ってもいなかったし、今日はある意味自分の何かを発見したり、変化させてくれる日であることは間違いないと演奏する前から確信していたのだが、やはりそうなりましたね。

音楽上の感想を言葉にすると見事に薄っぺらくなるので、本当に嫌なんだけど、100歩譲って言葉にしてみると、、、

う~~~

えっと・・・

・・・

やっぱり言葉にできません。
言葉にできるほど分かりやすいことは起きてないと思います。

1000歩譲って言葉にすると、、、(苦)

縦が合ってるとか、グルーブしてるとか、フレーズがカッコイイとか、そういう次元では語れない所で音楽が進んでいく、ただそんな感じ。

音楽って視点の持ちようで良く見えたり悪く見えたりするものですが、そんな良し悪しを気にすることなく、その場に「いる」っていうことで音楽が勝手に進むというか、まるで一輪のお花が足元にポッと咲いていてそれで幸せみたいな、そんな瞬間を味わえた一日でした。

客観的に、今日の演奏自体は自分の中では合格点に達してはいないんだけれど(いつもほどほどの点しか取れないけど)、「形容しがたい美」ってこういうことなのかなって発見があったし、これから先「言葉にできない良さ」をもっともっと肌で感じてみたい、また発信元でありたいと思う。

トリオはしばらく企画しておりませんが、積極的に演奏していかないとね!
またの機会をお楽しみじゃけん!是非聞きに来てくださいませ!