ピアニストべーちゃんのブログ

今年の音はなんだろな

足元に咲くお花

2009年01月21日 | Weblog
今年は限りなく挑戦の年になる予感だし、ソロピアノでもトリオでも安易な正攻法に陥らず、数歩踏み込んだ境地に行ってみたいと思ってます。同じことをずっとやってても仕方ないしね。

今日は昨年苦楽を共にした「べーちゃんトリオ」でお馴染みのベーシスト岸徹至、そしてベテランドラマーの池長一美さんを迎えて演るトリオ。

池長氏は昨年秋に知り合ったばかりだが、師宅にお邪魔しては2人でセッションしたりして、すでにめっちゃ仲良くなった間柄である、と勝手に思っている。
僕なんぞが一緒に演奏してもらえるというのは実はおこがましいことで、それこそこんなに早く自分のセッションに参加してもらえるとは思ってもいなかったし、今日はある意味自分の何かを発見したり、変化させてくれる日であることは間違いないと演奏する前から確信していたのだが、やはりそうなりましたね。

音楽上の感想を言葉にすると見事に薄っぺらくなるので、本当に嫌なんだけど、100歩譲って言葉にしてみると、、、

う~~~

えっと・・・

・・・

やっぱり言葉にできません。
言葉にできるほど分かりやすいことは起きてないと思います。

1000歩譲って言葉にすると、、、(苦)

縦が合ってるとか、グルーブしてるとか、フレーズがカッコイイとか、そういう次元では語れない所で音楽が進んでいく、ただそんな感じ。

音楽って視点の持ちようで良く見えたり悪く見えたりするものですが、そんな良し悪しを気にすることなく、その場に「いる」っていうことで音楽が勝手に進むというか、まるで一輪のお花が足元にポッと咲いていてそれで幸せみたいな、そんな瞬間を味わえた一日でした。

客観的に、今日の演奏自体は自分の中では合格点に達してはいないんだけれど(いつもほどほどの点しか取れないけど)、「形容しがたい美」ってこういうことなのかなって発見があったし、これから先「言葉にできない良さ」をもっともっと肌で感じてみたい、また発信元でありたいと思う。

トリオはしばらく企画しておりませんが、積極的に演奏していかないとね!
またの機会をお楽しみじゃけん!是非聞きに来てくださいませ!