ピアニストべーちゃんのブログ

今年の音はなんだろな

冷静と情熱の間

2009年05月31日 | Weblog
今日はリハ(打ち合わせ)3つ。
それぞれ目的とするサウンドが全く違っていて面白いですが、決まっていつも考えさせられることがあります。

それは
自分の感情と、そこにある音楽との距離感。

譜面にあるものをただ単に弾きました、みたいなお仕事感覚だと、音楽の真髄に触れたことにはならないでしょう。
かといって自分の中にある個人的な解釈、想いを曲にぶつけてしまうと、当初の目的とは違った方向に音楽を進ませてしまうことも。

音楽の論理やテクニックに走る思考と、自分の個人的な感情とのバランス…
いわば「冷静と情熱の間」の位置取りが、音楽を決しているような気がします。

なかなかどうして

2009年05月30日 | Weblog
日野市(東京の西のはしっこ)の教会にて、ゴスペルグループ"Trinity"のサポート。

昨年夏にCDを作成。レコ発ライブをすでに何本か行っているが、メンバーそれぞれが回を重ねるごとに変化をしてて良いと思った。
決して劇的な変化を望めるもんでもないけど、やっぱり積み重ねが大事だね。

僕もTrinityの面々とは相当仲が良いので、サポートとはいえども、実はいろいろと試させてもらってます。
たまに迷惑がられてるかもしれませんが(笑)

今日はある発見(?)を。
「4分の4」と「2分の2」の違いを明確に感じれた…かもしれない。うまく言えないけど。

同じような話で、「8分の6」と「4分の3」…約分すると一緒なのにね、音楽上では全く違うものです。
拍子感覚って分かってるつもりが、やってみると実はとても難しいもの。

「気付き」があるライブは毎回有意義ですな。

美女たちと

2009年05月29日 | Weblog
フルートのMiya姉(右)と、一曲飛び入り参加のバレエダンサー!Renaさん(左)。
初めての出演、六本木の「Soft Wind」にて。

しかしこの写真
両手に美女のもっさい猿…って感じですな(笑)
実はわたくし背伸びをして帳尻を合わしております(笑)

Renaさん
お客さんが満員の狭い中を、縦横無尽に踊られた…というより天使の舞いでした。
Miya作曲の"Kodomo"の雰囲気にも実にマッチしていて、単なるコラボレーションの枠を越えていたように思う。
彼女とは6月21日に本格共演。実に楽しみ!
花を添えられるように…

Miya姉
純粋なデュオとしては2回目。
終演後2人で声を揃えて「希望に満ち溢れてるね!」
雰囲気を掴むのはそう簡単ではない楽曲ばかり。
まだまだこれからだが、一筋の光を見た感じがしたし、2人の世界が近く確立しそうな予感だ。
ちなみに6月21日はMiya姉が音楽監督!

ルックスが釣り合わなくても、素晴らしい音楽はできるということを証明したいぞ!(笑)

とことん弾く

2009年05月28日 | Weblog
大手町「マンハッタンブルー」でまたまたソロピアノ。
今はとにかく回数こなすことが大事だと思ってます。

今日はライブではなく、気軽なBGMの仕事だったんで、今までソロで弾いたことのない曲に果敢に挑戦!でしたが、想像以上に大変でした(苦笑)

9月のツアーに向けて、どんどんレパートリー増やさないとね!
ソロ用にたくさん曲も書こうと思うぞ!

>>>

関西地区の皆様へ…

いつ関西で演奏するんですか?とのお問い合わせを頻繁に頂いてます。
決まってるものをお知らせしちゃいますね!

8月4日神戸 「クレオール」 蔵田みどり(Voc)デュオ
  5日大阪福島「遊音堂」 蔵田みどり(Voc)デュオ
  6日京都 「錦鱗館」 蔵田みどり(Voc)デュオ
  7日大阪「ミスターケリーズ」徳田雄一郎(Sax)グループ
9月19日大阪心斎橋「国際楽器社ホール」ソロピアノ
  20日神戸 「クレオール」 ソロピアノ

是非いらしてください!

愛すべき兄貴たち

2009年05月27日 | Weblog
パーカッショニスト石川武氏(右)とベーシスト兼ウクレレおじさん鹿島達彦氏(左)
西新井「ケンミュージック」にて。

上京した当初からお世話になっており、本当に頭が下がりません(笑)
うそうそ、上がります(笑)

お二人の、実に力が抜けているところが好き。
たまに抜けすぎているところはもっと好きです(笑)
あと、僕のしょうもないギャグを受け流してるようで、本当は心で笑ってくれているので、だから好きです(笑)

いやいや…

先輩方から本当に教わることは多いです。
何気無い一言にヒントがあるので、結構聞き逃さないようにしています。
人間味溢れるプレイも大好きです。

最近演奏をご一緒する機会がないんで、そろそろ企画してくださいまし!

波起こし

2009年05月26日 | Weblog
今日は大泉学園「インエフ」でソロピアノ。
ソロも定番化してきたかな。ライフワークにしていくぞ。

毎回自分なりに課題を決めて演奏してますが、
今日のテーマは「仕掛け」
いつも流れに任せて演奏したいと思ってますが、無理矢理にでも自分から波を起こすとどうなるか試してみたい。

夜8時から!
皆様ぜひぜひ聴きにいらしてくださいませ!

>>>>

9月にソロピアノツアーを行いたくブッキング中です。アルバムもその頃です。
呼ばれればどこへでも行きますし、やらせていただける所があれば是非連絡を頂きたいです!

奇跡あれ…

2009年05月25日 | Weblog
新宿は「ピットイン」にてサックス徳田雄一郎率いる"RALYZZ DIG"のライブレコーディング!
さすがに気合いも入る。良いもの残したいしね!

最近、バンドでの自分の位置を明確に感じるようになった。
きっかけは自分としては決して良かったと言えない名古屋でのライブ。えてしてそんなもんだな。

周りのメンバーみんな凄いから、弾くところは自由に弾けるし、引くところはとことん引ける。
しかし、このバンドが一貫して要求している、音楽の形式を超越する、ある意味男男しい「魂」…今まで自分にはそれが足りないと感じていた。
今日は自分のパートがたとえ休みであってもそのスピリットは残してやろう、とにかく何か存在感があるピアノを弾くのだ!

そんな想いを込めて臨んだライブレコーディング…

今言えることは、
いい演奏したと思うが、まずは録った音を自分の耳で聴いてみたい。評価はその後。

確かに手応えはあった。
またレコーディングを意識しすぎることもなかったし、冷静と情熱の間をうまく行き来できた。
今日この場に立ち会ったお客さんは、バンドの進化、また熱い何かを、少なからず感じたはずだ!

でもまずは上がってくる音をじっくり聴いてから。。。

イイ加減

2009年05月24日 | Weblog
池袋は芸術劇場で、日本フィルハーモニーさんのポップスコンサート。
コンチェルトのソリストではなく、オーケストラに混じっての演奏です。
1年に2・3回あるかなって感じですが、いつもすごく楽しんでやっています!

演奏者視点ですが、指揮と音楽の発せられるタイミングには実はかなりの時差があるんです。
毎回これには悩まされるんだけど、割合動じずに対応できるようになってきたかな。フライングすることもなく。

今回も一緒のベースの齋藤順さん(写真のおじさまです。笑)
このお仕事では毎回いろんなコツを教えてもらってますが、今回の一言講座は「イイ加減!」でした。

オーケストラって音楽の軸が良い意味で曖昧。その中でステディなリズムを打ち出しすぎると、全体のバランスを崩しちゃうことがあるんです。いつも信じてやってることが通用しない感じ。
決してテンポが崩れているのではなく、一拍を「面」でとらえるような感覚なんだと思いますが、難しいことは抜きに、要はアンサンブルしなさい!ということでしょう。

指揮者の竹本泰蔵さんともお仕事は3回目。ようやく名前と顔を覚えてもらいまして(笑)
すごい弾きやすい環境を作って頂いたことに感謝です。

そうそう!
今回クラシックの名曲「ボレロ」にも参加。
この曲、オケの方々からすれば今さら…って感じかもしれませんが、僕は結構楽しかったですよ!

しっかりメロディのソロもあり、普段ない刺激的な一日となりました!

頭の中を覗いてみたい

2009年05月23日 | Weblog
最近よく会ってるぞ、笠松泰洋さん構成・作曲・指揮
朗読と室内楽による『銀河鉄道の夜』を聴きに行ってきました。
上野は東京文化会館にて。

「朗読版小型オペラ」とでもいいますか、宮澤賢治の世界に壮大な笠松さんワールドがシンクロ。
朗読には、先週青山円形劇場でご一緒したばかりの安寿ミラさん!
苦労を共にした「プシケとゼウス組」数名も、仲良く一列に並んで観賞でした(笑)

のっけから身を乗り出してしまった、今回のテーマ曲に心惹かれ。
演奏も素晴らしかった。特にチェロの安田謙一郎さんの音色には終始心奪われ。
そして安寿さんの妖艶かつ軽妙な詞回しに、ついには惚れてしました(笑)

笠松さん…
あまりにも近い存在のため師の偉大さを忘れがちだが、少なくとも僕はあなたの大ファンであることは間違いないです。
これからもお世話したい…いや面倒見てもらおうと思います(笑)
また近くのカレー屋、亀戸餃子、パスタとエスプレッソを僕にご馳走してください(笑)
どこからともなく、笠松さ~ん!と声をかけさせてもらいます(笑)

尊敬しています・・・

実は来年、この企画の続編に僕も挑戦なんです!
タイトルは『怪談』だって!
いろんな意味で怖いぞぉ~~~(汗)
今から心張り裂けそうです。

継続は力なり

2009年05月22日 | Weblog
「トラフィックインフォメーション」は3月のアルバムレコーディング以来。このバンドとしては久しぶり。
写真はドラムの太郎さん漫談中(笑)
パーカッションのカヤはお仕事のため欠席でした。

気の置けないミュージシャンとは、変な気遣いもなく楽しいもんです!
お互いの出方もよく分かってきましたが、音楽の微妙な変化にも難なく対応できるようになるし、長くやることって実はとても重要なことなんですね。

続けてて初めて気付くことって、こんなにたくさんあるんだ!って思いましたね。