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西暦2026年の日本

2007-02-16 | 予測
分裂勘違い君劇場 - 西暦2026年の日本より
日本をはじめとする、非英語圏では、ネットへの依存度の高い知識産業に従事する知識労働者から、仕事が次第に英語化していった。
知識労働におけるすさまじい価値生産性の違いが、公衆の面前にさらされることになった。
取り立てて差別化要因を持たない多くの中小企業が、大量に倒産。
そして、田舎も格差が広がっていった。
一時的に街は失業者であふれた。ホームレスであふれた。
しかし、膨大な借金を抱えた政府は、失業者対策を行おうにも、そのための予算がない。
日本の高額所得者は、とうとう耐えきれなくなって、我先にと、税金の安い海外で居住
日本のメキシコ化 山村で自給自足
日本の失業者たちは、過疎化の進む、山奥の農村へと向かった。
知識労働者たちは、所得がどんどん増えていった。
アメリカ合衆国で現れ始めた要塞町が、日本でも一般的になった。すなわち、高額所得者とその関係者のみが、立ち入ることのできる高い柵と、厳重な警備システムに守られた、要塞のような街
「おめかけさん」の復活
長年低下傾向だった日本の出生率が上昇に転じた。
実質的な一夫多妻制
こうして、いまや、発展途上国が、先進国化するだけでなく、日本のような先進国が、発展途上国化することとなった。途上国だけでなく、先進国も、辺鄙な山村には、文明から隔絶された自給自足の農民が暮らしている。先進国において、近代文明の象徴であった男女平等の結婚制度は崩壊し、中世の一夫多妻制に逆行した。産業革命によって、労働者として独立した使用人たちは、またもとの使用人に戻っていった。

こうして、グローバリゼーションは、結果として、先進国と発展途上国の格差を埋めることになった。


分裂勘違い君劇場 - 2026年、言葉の壁で日本沈没より
萌え文化は、日本だけのものでは無くなり、世界に広がっていたが、いまだに日本の萌えが世界で一番繊細かつディープで、イノベーションと最新流行を生み出し続けており、世界中から尊敬を集め、日本こそが萌え文化のメッカであり、本山であるということは、揺るぎがなかった。
結局、日本で一番地価が高く、潤っていて、今後も潤い続けるのは、京都や奈良などの、日本が誇る観光都市
日本の最後の砦である産業用ロボットや工作機械などの、機械を作る機械の産業や、トヨタやソニーや松下などのごく一部のグローバル企業が、かろうじて、日本を支えている。
英語を流ちょうに話せない日本人は、下っ端として、こき使われていた。愛妻家の白人の上司が、日本人の何十倍もの高給をもらい、欧米流の長期休暇を取って家族サービスをしている間、下っ端の日本人は、ろくに休みもとらず、必死で働いていた。そうしないと、簡単に首を切られるからだ。

生産性と「格差社会」

2007-02-14 | 考え方
池田信夫 blog 生産性と「格差社会」より
中国の労働者が日本人の1割の賃金で働いたとしても、それは脅威ではない。なぜなら、労働生産性が違うからだ。彼らには、ラジカセはつくれてもPS3はつくれない。それは日本人がよく働くからではなく、過去の資本蓄積や共有知識などのインフラの効率(TFP)が違うからだ。中国のTFPが日本なみになれば、付加価値が上がり、賃金も上がるだろう。

競争が激化して賃金が各部門の限界生産性に近づくと、ウェイトレスのような単純労働者の時給は下がるかもしれない。いま問題なのは、このように国際競争やIT化によって平均賃金は上がっても賃金格差が開いていることだ。

池田信夫 blog 生産性をめぐる誤解と真の問題より
日本では、ウェイトレスを1人雇うことによって増える売り上げは800円だが、中国では80円しか増えないかもしれない。この場合には、時給も限界生産性に均等化されるので、80円になる。では、なぜ1杯のコーヒーが日本では400円なのに、中国では40円なのだろうか? それはサービス業では国際競争が不完全だからである

分裂勘違い君劇場 - 「他人の生産性が向上すると自分の給料も増えるのか?」を中学生でもわかるように図解してみましたより
多くの日本人の賃金が、発展途上国人の賃金よりも高いことの必要条件
(1)日本の平均生産性が高い
(2)外国人労働者が日本で働くのを妨げるさまざまな障壁がある

404 Blog Not Found:生産性は誰のものかより
生産性というのは一人で上げるものではないということ。
できる人はそれができる舞台があってはじめてできるのだから。