やっぱ、あれか平山メインの紙面になるのか

昨日のFC東京アルビレックス新潟は、オランダ帰りの平山相太のJ1デビュー戦でした。

平山のヘラクレス退団以降、スポーツ新聞のサッカー面、それにテレビのスポーツニュースは、彼の動向を逐一、報じています。

スターシステムって言うの、

　　　こういうの

兎に角、平山がいつJリーグデビューするのか、それがここ1ヶ月のスポーツマスコミの興味の的でした。

平山とアルビとは、どうやら因縁があるようで、入団して初の対外試合＝サテライトリーグの相手も、アルビでした。
会場の新潟市陸上競技場には、プレスが大勢、詰め掛けたそうじゃない。
9月17日夜のスポーツニュース、9月18日付のスポーツ新聞、どれもアルビが＜出汁＞に使われて、平山のパフォーマンスが大きく扱われてましたな。

この日、亜土夢と千葉が、キレキレの動きを見せていたようなのに、それには全くノータッチ
スポーツ紙のデスクが、“平山を取材して来い”って命令して新潟市に行かせたわけだから、アルビの選手に触れないのは理解できるけど、そうは言っても出汁にされたクラブのサポとしては、あの報道には複雑な気分を抱いているのですよ。


そんでもって昨日。
やはり、プレスが多かった、もちろん平山狙いのですけどね。
前半、平山を含むFC東京は、アルビサポが陣取るゴール裏目指して、攻撃するんですね。
なもんだから、平山の決定的な場面を撮ろうというカメラマンが、うじゃうじゃ、ゴール裏にいるわけです。
そして後半になったら、カメラマンの数が激減。
今度は、FC東京サポが大勢居る、向こう正面に移動したってわけヽ( ´ー`)
アルビサポのいるアウエーゴール裏に残ったカメラマンは、新潟日報とかの新潟メディアが中心ですな。

こんな感じで、平山一色でスポーツマスコミが興味を抱いたこのゲームだけど、肝心の彼の動きは、案の定、悪かったです。

味の素スタジアムを後にするとき、そこかしこから、“今日の勝因は、平山が出場してきてくれたこと”って声が飛んでましたしね。
サポーターレベルの目でも、パフォーマンスの悪さが分かりましたよ。

平山がヘディングで競って落としたのが起点になって、FC東京の先制点が決まった場面が象徴するように、彼のポストプレーには、〝流石〟と感じさせるものがあったのは事実です。
しかし、総じて、怖さ・脅威・迫力が、伝わってこなかった。
戸田や栗澤の方が、遥かにイヤな感じでしたよ。

だけどね、

夜明けに配達されるスポーツ新聞のサッカー欄、或いは一般紙のスポーツ面は、そんな平山メインの構成になるんだろうな。
勝利チームのアルビの良かった点など、小さい扱いなんだろうな┐(￣ヘ￣）┌

実際問題、テレビ東京・テレビ朝日・フジテレビのJリーグ結果ニュースを見たら、どれも平山が先制ゴールをお膳立てした映像と試合後コメントがメインでした。
アルビのゴールラッシュなんて、駆け足で伝えてましたもんね。

さてスポーツ紙は、先制GOALの起点になった平山のポストプレーを、[今後につながる明るい希望]だとかなんとか、歯の浮いたリポートを書くんだろうか？

この記事を書いた数時間後に、新聞が配達されるけど、各紙がどう平山を評価しているのか、気になります。

そして、こんな〝逆境〟の中、アルビが快勝した事実に、全国紙が、どれだけスペースを割いてくれるのか、それも興味津々。

そうそう、平山をマークしていたのは千葉でしたよ。
ヤツのヘディングを邪魔するのに相当、苦労してたけど、正に身体を張って、平山に仕事をさせてませんでした。
そして、アルビが同点に追いついたプレーは、千葉が平山と競って奪ったボールが起点でした。

どこかのスポーツ紙が、
＜オレもオランダから逆輸入選手だ　アルビ千葉が平山マークに成功＞
なんて見出しで、記事を書いてくれたら、それを書いた記者は、相当のモンだと思うんだけどね。