昨日、U-19日本代表とアルビレックス新潟のトレーニングマッチが行われ、国内最終合宿が終了。
いよいよ本日、AFCアジアユース選手権のエントリー選手が発表されます。
亜土夢と河原は選ばれるかなあ、選ばれたらイイなあと願っております
吾輩に限らず、アルビサポはそう祈っているでしょう。
そして他クラブのサポも、
“うちの梅崎、インドで活躍して欲しいよ”
“柏木、エントリーされるよな?”
等々、感じているに違いない、と思ってましたが、そうじゃないサポーターもいることを、この前の月曜日、仕事場の新聞閲覧室で知りました。
スポーツ報知新聞の15日付の記事によればですね、
鹿島アントラーズのサポーター達は、内田篤人が、U-19日本代表入りすることに反対しているというのです
全員が全員、反対しているわけではなさそうですが、大部分のアントラーズサポが、インドには行かずに、内田にはヤマザキナビスコカップ決勝戦に出場してくれないものか、と強く願っているという話なんですね。
吾輩、この記事を読んだとき、複雑な気分に襲われました。
身勝手だよなという気持ち、羨ましいという気持ち、可哀想だなという気持ち、etc
鹿島アントラーズを説明する際に、〝10冠目を目指す〟という枕詞が付いて、久しい。.
調べたら、02年のヤマザキナビスコ杯を獲得して以来、アントラーズはタイトルから遠ざかっています。
今季のリーグ戦も、こう言っちゃ失礼だけど、優勝は難しいでしょう。
11月3日のナビスコカップ決勝戦は、王者アントラーズとしては、久々に訪れたタイトル獲得の、そして10冠獲得の絶好機
もしジェフユナイテッド千葉に敗れたら……
良くも悪くも、優勝慣れてしまったアントラーズサポが、チャンピオンの地位に飢えているのは、想像に難くありません。
優勝の確率を上げるには、少しでもベストな状態で臨まなくてはいけないそのためには、不動の右SBになってしまった内田篤人に絶対スタメン出場してもらいたいだからU-19日本代表入りを反対する、ということなのでしょう。
だから、既に10冠を達成していたら、或いは昨シーズンあたりに天皇杯なり、リーグ戦で優勝していたら、このような要求は出なかったかもしれないんじゃないかなぁ。
このアントラーズサポの願望は、自チームのことしか考えていないエゴイズムに見えます。
吾輩も最初は、なんて身勝手だと思っちゃいましたモンね。
でもですね、アントラーズって、Jリーグ誕生期以来、常に複数の選手を代表に招集されていますよね。
(オシムさんには、今のところ、選ばれてませんが。)
代表合宿や代表戦の度に選手を引っこ抜かれて、しばしばベストな状態で戦えない、という歴史を辿ってきたわけです。
例年1~3月中に、代表の強化合宿や海外遠征が組まれます。
すると、各クラブのキャンプに、代表に召集された選手が参加できんのです。
代表に呼ばれる選手ってのは、そのチームの中核選手です。
肝心の主力選手が不在の状態で、キャンプを消化しなくちゃいけない―これは、とてつもないハンディですよ。
またシーズン中に日本代表に呼ばれて、海外遠征に行った日にゃ、その中核選手は、移動疲れや時差ぼけ等でコンディションが崩れ、リーグ戦に戻っても、ベストパフォーマンスを発揮できない場合もありますよ。
(ガンバ大阪の遠藤が、肝機能低下しているのもその一例)
まあ、こんな〝ハンディキャップ〟を抱えながらも、アントラーズは、或いはジュビロ磐田は常勝時代を築いたんですから、大したものです。
けど、もし代表に大事な選手が引っ切り無しに呼ばれなかったら、アントラーズなどは、もっともっと勝ててたかもしれません。
10冠を既に達成していたかもしれません。
こういう積み重ねが、内田の<U-19日本代表エントリー反対>につながったのかも、と部外者である吾輩は睨んでいます。
それにつけても、このアントラーズサポの行動は、アルビサポの吾輩には、羨ましく見えます。
年代別も含めて、アルビは日本代表には縁遠いわけで、それこそアルビの選手が日本代表入りすることになったら、誇らしさと嬉しさで一杯
それが、代表入り拒否ですから、アントラーズサポは
こんな〝贅沢〟な行動が出来るなんて、アルビサポの吾輩には信じられない、羨ましい出来事です。
いつの日か、アルビにも
“また選手を代表に引っこ抜かれたよ”
“主力がいなくなるから、困るんだよな”
“代表召集反対デモンストレーションしようか”
な~んて事態が来ることは、あるのでしょうか。
まあ今回は、サポーターが、自分たちの応援するクラブの選手の代表入りに抗議、という〝珍しい〟動きをしたわけですが、既にクラブと代表=日本サッカー協会の間で、熾烈な選手の綱引きが行われています。
奇しくも、10月18日付のエルゴラッソで、今回のアントラーズサポが取った行動を大きく取り上げています。
「挙国一致体制その崩壊」という見出しを付けたコラムが、それ。
代表とクラブの<衝突と妥協>に触れています。
12月のアジア競技大会に出場するU-21日本代表メンバーが発表され、その面子が、〝いびつ〟に感じられましたが、それは入れ替え戦や優勝争いなどに影響が出ないよう、各クラブと協会の間で結ばれた取り決めによるものなんですね。
ちなみに、欧州では、ナショナルチームに主力選手が度々召集されるのを嫌うクラブと、各国のサッカー協会&欧州サッカー連盟の間で、熾烈な駆け引きが展開されています。
クラブと代表チーム、どう折り合いをつけ、スケジューリングを組むか?
サッカーがドメスティックならば、まだ何とかできるのでしょうが、如何せん、海外ともつながっているし、この問題は半永久的に解決しない課題なのかもしれません。
そうそう、17日付のサンケイスポーツに、こんな記事が掲載されてました。
流石オシムさん
クラブと代表、両方の監督経験があるだけに、ちゃんと日程を考慮してくれています。
いよいよ本日、AFCアジアユース選手権のエントリー選手が発表されます。
亜土夢と河原は選ばれるかなあ、選ばれたらイイなあと願っております
吾輩に限らず、アルビサポはそう祈っているでしょう。
そして他クラブのサポも、
“うちの梅崎、インドで活躍して欲しいよ”
“柏木、エントリーされるよな?”
等々、感じているに違いない、と思ってましたが、そうじゃないサポーターもいることを、この前の月曜日、仕事場の新聞閲覧室で知りました。
スポーツ報知新聞の15日付の記事によればですね、
鹿島アントラーズのサポーター達は、内田篤人が、U-19日本代表入りすることに反対しているというのです
全員が全員、反対しているわけではなさそうですが、大部分のアントラーズサポが、インドには行かずに、内田にはヤマザキナビスコカップ決勝戦に出場してくれないものか、と強く願っているという話なんですね。
吾輩、この記事を読んだとき、複雑な気分に襲われました。
身勝手だよなという気持ち、羨ましいという気持ち、可哀想だなという気持ち、etc
鹿島アントラーズを説明する際に、〝10冠目を目指す〟という枕詞が付いて、久しい。.
調べたら、02年のヤマザキナビスコ杯を獲得して以来、アントラーズはタイトルから遠ざかっています。
今季のリーグ戦も、こう言っちゃ失礼だけど、優勝は難しいでしょう。
11月3日のナビスコカップ決勝戦は、王者アントラーズとしては、久々に訪れたタイトル獲得の、そして10冠獲得の絶好機
もしジェフユナイテッド千葉に敗れたら……
良くも悪くも、優勝慣れてしまったアントラーズサポが、チャンピオンの地位に飢えているのは、想像に難くありません。
優勝の確率を上げるには、少しでもベストな状態で臨まなくてはいけないそのためには、不動の右SBになってしまった内田篤人に絶対スタメン出場してもらいたいだからU-19日本代表入りを反対する、ということなのでしょう。
だから、既に10冠を達成していたら、或いは昨シーズンあたりに天皇杯なり、リーグ戦で優勝していたら、このような要求は出なかったかもしれないんじゃないかなぁ。
このアントラーズサポの願望は、自チームのことしか考えていないエゴイズムに見えます。
吾輩も最初は、なんて身勝手だと思っちゃいましたモンね。
でもですね、アントラーズって、Jリーグ誕生期以来、常に複数の選手を代表に招集されていますよね。
(オシムさんには、今のところ、選ばれてませんが。)
代表合宿や代表戦の度に選手を引っこ抜かれて、しばしばベストな状態で戦えない、という歴史を辿ってきたわけです。
例年1~3月中に、代表の強化合宿や海外遠征が組まれます。
すると、各クラブのキャンプに、代表に召集された選手が参加できんのです。
代表に呼ばれる選手ってのは、そのチームの中核選手です。
肝心の主力選手が不在の状態で、キャンプを消化しなくちゃいけない―これは、とてつもないハンディですよ。
またシーズン中に日本代表に呼ばれて、海外遠征に行った日にゃ、その中核選手は、移動疲れや時差ぼけ等でコンディションが崩れ、リーグ戦に戻っても、ベストパフォーマンスを発揮できない場合もありますよ。
(ガンバ大阪の遠藤が、肝機能低下しているのもその一例)
まあ、こんな〝ハンディキャップ〟を抱えながらも、アントラーズは、或いはジュビロ磐田は常勝時代を築いたんですから、大したものです。
けど、もし代表に大事な選手が引っ切り無しに呼ばれなかったら、アントラーズなどは、もっともっと勝ててたかもしれません。
10冠を既に達成していたかもしれません。
こういう積み重ねが、内田の<U-19日本代表エントリー反対>につながったのかも、と部外者である吾輩は睨んでいます。
それにつけても、このアントラーズサポの行動は、アルビサポの吾輩には、羨ましく見えます。
年代別も含めて、アルビは日本代表には縁遠いわけで、それこそアルビの選手が日本代表入りすることになったら、誇らしさと嬉しさで一杯
それが、代表入り拒否ですから、アントラーズサポは
こんな〝贅沢〟な行動が出来るなんて、アルビサポの吾輩には信じられない、羨ましい出来事です。
いつの日か、アルビにも
“また選手を代表に引っこ抜かれたよ”
“主力がいなくなるから、困るんだよな”
“代表召集反対デモンストレーションしようか”
な~んて事態が来ることは、あるのでしょうか。
まあ今回は、サポーターが、自分たちの応援するクラブの選手の代表入りに抗議、という〝珍しい〟動きをしたわけですが、既にクラブと代表=日本サッカー協会の間で、熾烈な選手の綱引きが行われています。
奇しくも、10月18日付のエルゴラッソで、今回のアントラーズサポが取った行動を大きく取り上げています。
「挙国一致体制その崩壊」という見出しを付けたコラムが、それ。
代表とクラブの<衝突と妥協>に触れています。
12月のアジア競技大会に出場するU-21日本代表メンバーが発表され、その面子が、〝いびつ〟に感じられましたが、それは入れ替え戦や優勝争いなどに影響が出ないよう、各クラブと協会の間で結ばれた取り決めによるものなんですね。
ちなみに、欧州では、ナショナルチームに主力選手が度々召集されるのを嫌うクラブと、各国のサッカー協会&欧州サッカー連盟の間で、熾烈な駆け引きが展開されています。
クラブと代表チーム、どう折り合いをつけ、スケジューリングを組むか?
サッカーがドメスティックならば、まだ何とかできるのでしょうが、如何せん、海外ともつながっているし、この問題は半永久的に解決しない課題なのかもしれません。
そうそう、17日付のサンケイスポーツに、こんな記事が掲載されてました。
流石オシムさん
クラブと代表、両方の監督経験があるだけに、ちゃんと日程を考慮してくれています。
篤人は確かに実際見てもいい選手だし、羨ましい選手だし、鹿島に取って必要な選手なのはわかるけど、
でもタイトルを取るチームには、例え必要な選手がいなくても勝てるチームに取って貰わないと!!
それにWユースって、今18・19歳の子に取ったら、今後出れない大会だし。
これからのサッカー人生の為にも、せっかく選ばれたなら行かないとですよねぇ。
肩書きだけじゃなく、自信もついて、その上の世代を狙えるし!!
>それにWユースって、今18・19歳の子に取ったら、今後出れない大会だし。
>これからのサッカー人生の為にも、せっかく選ばれたなら行かないとですよねぇ。
長い目で見たら、篤人に世界を体験させることは、篤人個人のためにも、ひいてはアントラーズのためにも、大きくプラスに働くと思います。
実際、アントラーズはこれまでも、多くの代表選手を輩出して、それがチームにフィードバックされて、更に強くなる―という好循環を生んできたわけですから。
だから、篤人のためを思ったら、快く送り届けてあげて欲しいのですが。
これは他クラブのサポだからこそ、言えるのかも知れませんけれど。