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渇く間もナシ。~日々是歳々~

在って有るこの世のモノ。楽水楽山急急如律令。

新制作その七

2008-01-22 | ランディングネット制作
本体は塗装を開始。下塗り中です。

今回のは必要最低限の塗装にする予定。
下処理をしっかりしたのと、彫り込みをしたのであまり分厚い皮膜をのせるとせっかくの溝が埋まってしまうので。

薄いと光沢が出しにくいけど、これは渋めに仕上げたいので多少荒めに表面処理しようかと思っています。


塗って乾燥中にせっせとアミを編んでいます。二色編みも二回目となると手慣れてきました。最初の一コマが大変なだけで後は同じ編み方なので簡単。細かい編み込みなので時間はかかりますが。

今回はグレーとゴールドを選択。ちょっと明るめの色になりそうです。
ようやく底部分の半分。今月中に出来るかどうか・・・ですねえ。

新制作その七

2008-01-15 | ランディングネット制作
やってしまいました・・・

やめてしまい次回作にしようかと途中まで思っていました。そのまま塗装して仕上げてもかなり個性的なランディングネットとなりそうだったので。

しかし当初から決めていたメインとなるデザインなので挑戦せずにはいられない~分かっていたけどかなり苦労しました・・・とりあえずこれ以上細かい細工はしたくありません。目が痛いわ肩は凝るわで(笑


片面を彫り込むのに5~6時間。こういうのは中断するとかなりメンドクサくなるので連休中に一気に彫り上げました。準備に高価な彫刻刀を用意したのはいいけど小さな面には上手く使えず、結局、精密ナイフ一本だけで彫りました。


この元となるデザイン画は収集した物や自分で撮った写真。昨年夏に潰したパソコンに大量に入っていたのでほとんど無くなってしまいました。なので覚えてるイメージだけで下絵を手書きし、それを彫り込んだという次第。両面では微妙に違いがあります。

よって「どこかで見たような~そうでないような~」デザイン(笑)。たぶんアイヌのマキリか密教の法具あたりの文様を簡略化した感じ。雰囲気は何となく伝わるのではないでしょうか?

編み針作り

2008-01-11 | ランディングネット制作
さて、糸の染めも終わり、アミ編みに取りかかろうかとなってからのこと。

ロングな編み針をもう一セット作ることにしました。


自作のロング編み針を以前、一セットしか作らなかった・・・今回は『二色編み』のため、もう一セット必要になった次第です。

ミニネット用にいただいた真竹がたくさんあるので、すぐに作れる(でも3日かかりました)のですが、


なかなか編みに取りかかれないなあ~

新制作その伍

2008-01-09 | ランディングネット制作
そろそろと言いながら時間的になかなか取りかかれないので、本体のを中止してアミ編みの準備です。

もちろん考案した二色編みでいきます。使用しているクレモナ糸は目を細かく編むため一番細いタイプです。

以下は簡単に説明を。
染色する前準備に糸束を作ります。

糸が縒れないようにロールから雑誌に巻き取ります。糸の両端といっしょに別の糸で結びます(同じ白い糸を使うと染めた後に区別がつきませんのでほどくのにちょっち苦労します)。雑誌に巻くのは束を抜き取りやすいから。

束ねる糸をキツく巻くとそこだけ染まりません。染める時は緩めます。

染める前に糸束を濡らし、染料を溶いた熱湯に浸けること5分ぐらい。染料の箱書きに「20分程度」と書いてありますが5分で終了。ぶっちゃけ手鍋に放り込み軽く煮ちゃいます。ラーメンでも作っている気分に。


後は色止めと、充分にお湯洗いをして余分を洗い流します。ソフランで洗うと柔らか仕上げ(笑 この時に絡まった糸をほぐさないと乾いた時に悲惨な目に遭います。モジャモジャ。

最後に、やや縮んだ糸束を延ばしてやり陰干しします。ソーメンでも干してる気分に。


翌日、糸が乾けばさっそくアミ編みです。
間に合うかな?マジでケツに火が・・・

新制作その四

2008-01-06 | ランディングネット制作
本職が忙しくともコチラは少しづつ進行。正月も夜中シコシコやっていました。

下地処理のオイル拭き。まあオーケーでしょう。

グリップ材の余り木を一緒に写しております。十分浸透させるとこれだけ色が変わります。さらにやると『オイルフィニッシュ』でいける状態となるのですが、シルバーなど付属品が付いたりで、後々のメンテが面倒くさいので少々の塗装を施すつもり。


又の大穴はメダルをはめ込む穴。塗装をしてから最後にくっつける予定。
そろそろアミを編み始めないと。

新制作その参続き

2007-12-31 | ランディングネット制作
昨日は遅くなり短い記事でしたので、その補足です。
まだ下処理もしておらず生木のままなので写真では形が分かりづらいかもしれません。ご勘弁。


これまでのは鉄工用ヤスリで本体の整形をしていたのですが今回はほとんどヤスリを使いませんでした。竹にヤスリ掛けしてもまず歯が立ちません・・・

且つ、断面を六角形にしたので各面の平面を削り出すためにはヤスリでは到底正確に削れません。色々試した結果、ナイフで少しづつ削る方法を採りました。

両面の整合性など確認しながらひたすら削ること2週間程。一日あたり1~2時間の作業で我ながらよ~やるわ。グリップ材を整形しやすいメイプルにしたのは良かった。一番苦労したのは又の部分です。


本体が終わり、そしてデザイン上の飾り付けを。これはシルバー925製です。

まず初めからこういう感じのメダルを付けようと漠然と考えておりました。絵柄のプリントを貼付けたりインレイを入れたりと色々やってきましたが、立体的な金属加工物も木製品に合うのではとひそかに(笑)思っていました。

もっとも漠然としたアイディアだけだったので、この実物は今月に入ってから各方面探し回りました。物もないウチから・・・だから非常に実験的な作ですねえ。


表面に貼付けるだけの予定でしたが厚みがあるので埋め込みに変更。途中で道具を買い足しに行ったりでここも試行錯誤。埋め込み穴を開けてようやく下処理です。

結局、今年中には間に合わなかったですねえ。アミも編まなきゃ・・・

新制作その参

2007-12-30 | ランディングネット制作
もうほとんどの方が年末年始休みとなっていることでしょう。
私はまだお休みではありません・・・もうちょっとだ。頑張ろう。


オリジナルデザインのランディングネットも鋭意継続中。忙しいので毎日一時間ぐらいしかやれないのですけど。

本体の整形が終わり、こうなりました。いやまだ終わらないです。


まずデザインありき。

頭の中のイメージを実際に形にする過程ほど面白いものはありませんね。
詳しい解説は後ほど・・・明日も仕事だ寝なきゃ。。。

新制作その弐

2007-12-18 | ランディングネット制作
コレだけやるのに3日・・・めちゃめちゃ苦労しました「溝きり」。

いつものように万力に固定して網の止め糸用溝を彫り込み。

溝なしで穴だけ開けるという手法もありますね。止め糸がフレーム外側に露出する形になり、それなりに粗野な感じになりますので、やや粗めの糸を使うとデザイン的にもいいかもしれません。

元々は止め糸がこすれて切れないように溝を彫る訳ですが、その止め糸自体よほどのことがなければ切れませんので、機能的には溝なしでも全然オーケーだと思います。作る労力も減るし。

しかし私の場合は止め糸が溝に収まってる方がきれいだと思いますので、やはりやってしまいます。多少の労力はなんのその・・・か?


問題なのは彫る素材が竹だということ。

つるつる滑る上に固いので真っすぐに彫るのはかなり難しかったです。一度やれてしまえばコツが解って簡単になるのですけど初めての素材なので苦労しました。通常の3倍ぐらい時間をかけて慎重に。


そして今回のは実験的なアイディアを色々と盛り込み(失敗しても自分のなので)ヒートンはコチラ側に付けちゃいます。ぎりぎりまで彫ってこれはフレームを貫通していません。

私の知る限りではフレーム側にヒートンを付けてる酔狂なのは見たことがありません(もしあったらゴメンナサイ)。


釣り場でネットのフレーム側を上にして背中に付けてる人をよく見かけるので、いっそのことコッチにヒートンがあれば付けやすいんじゃあないかと。ふと思いついたアイディアです軽く流して下さい・・・

新デザイン制作その壱

2007-12-09 | ランディングネット制作
今回のランディングネットは都合3回も接着作業したので、表面はバリバリのカリカリでした。

今週は暇さえあればずっとやってましたがこれだけしか進んでません。整形というより削り出しです。竹フレームを一枚入れただけでこれほど硬質になるとは・・・かなり大変でした。


今回のは『バンブーロッドに合うネット』がコンセプト。

今までの作とはガラッと変えて、グリップ断面は六角形となるように。エンドはヒートンを使わず削り出しの整形。

まずはこの二点、当初のイメージどおりとなりました。

まだ詰めが甘いのでもう少し削り込むのですけど思ったより時間かかるなあ~竹のソリッド感をなんとか上手く生かしたいんですねえ・・・ふう難しい。

竹フレーム接着

2007-12-02 | ランディングネット制作
もう12月ですね。今年もあと一ヶ月。
早いものです・・・

丸竹から切り出しフレーム材として加工するのに手間取りましたが、無事接着し終えました。木でも固い部類は4枚重ねると接着は難しいのですが、竹はさらに苦労しました。

接着剤を塗ってすべて固定し終えるまでに一時間以上かかりました。隙間がないか何度も確認。あらかじめ、かなり薄くしたのですがそれでも反発力が強いので、結局、力技で・・・

2日以上乾燥させて拘束を解きました。バッチリ!!きれいにくっつけばもうコッチのもんです(笑。


竹の性質により強度は相当なものです。手でひねったぐらいではビクともしません。さて余分をカットして整形を。今年中に仕上がるか??

竹を曲げる

2007-11-27 | ランディングネット制作
ランディングネット用の竹フレーム。厚さの均一化に難航しておりました。
長さの都合、途中に節が2カ所あるので曲げた時の具合が分かりませんし。

専用プレーニングフォームを作ろうかと思いましたが一本だけのためにと思うと・・・まあ、なんとか曲げれましたので結果オーライ。

曲げ方には「ミニネット」で苦労しましたので折れることもなく簡単に曲げれました。あんなミニでも役に立つもんだ。

結構、いい感じでしょう。


ただし、竹は反発力が強いのでもう少し薄くする必要がありました。強引に接着出来ないこともありませんが微妙にうねってたり歪みがあったりで隙間が出来る可能性があるので・・・少々悩んだ末、当初2mm前後で削りましたが最終的に1.5mm程度まで落としました。


そしてベースとなるネット本体は今までのとは少し形状を変えてあります。

最初に2枚を接着し形を整えて乾燥すること2日。もう一枚接着し乾燥すること2日。メンドクサいけど手慣れました。


で、さらにこの竹フレームを接着する訳です。
まったく性質の違う素材を張り合わせるのですから上手くいくかな?と。

切磋琢磨

2007-11-22 | ランディングネット制作
先週からずっと加工してる。まるで物差しを作っているようだ・・・


いきなり冬になったのでストーブを出したついでに(笑)、ある程度厚みを落としてから上面で炙って曲がり直しをしました。竹がまっすぐというのはイメージだけの世界で、その実あっちこっちに曲がってます。

お次は表皮側。トーチで炙って焦がしちゃいます。熱で曲がりが戻ってしまいますので手で修正しつつ・・・先の曲がり直しはあまり意味がなかった。

表皮側のファイバーをなるべく残したいので、焦げた表皮とすぐ下の柔らかい部分だけを削り落としました(写真)。


この竹で作ったフレーム材はランディングネットの一番外側の一枚として使います。ややマダラに焦げた感じが良い雰囲気になると思うのです。まあ、初めてなので完成してみないと分かりませんが・・・

制作モード

2007-11-19 | ランディングネット制作
急に季節は冬へと様相を変えました。

初雪でいきなり豪雪となった地域もあるようで、今年は突然の冬の到来に体がついていけません・・・風邪が治らない。

出かけるとヤバそうだったので休日は一日家にこもりました。まあ、じっとはしておれず(笑)ふつふつと湧いてくるものもあったのでしばらく休止しておりましたが「制作モード」に移行です。


というのも、ミニネットの材料提供者であるロッドメーカーさんに、来シーズンに真竹のバンブーロッドを作っていただけることとなったので、それに合うネットを作ってみようかと思い立ったから。

今使ってるのが6年も前のあまり出来の良くない作だというのもあります。オフ会などで人に見せるには少し恥ずかしい・・・一応ネットメーカーですし。


とりあえず考えてるのは、ランディングネットの一部に竹を使用すること。バンブーロッドのカラーに合わせたものであること。ぐらいです。

いろいろと参考に他所様の作品を拝見しました。竹を使ったネットは昔から見ていますがいまいちピンと来ませんねえ。ふ~む、どうしたものか?


と、考えてるだけではまったく進まないので、いつものように作業しながら進行させます・・・写真はフレーム用に一本削ってるところです。

久しぶりに手仕事

2007-11-06 | ランディングネット制作
最近、本業で拘束時間が長くなったので思うように余裕時間が取れなくなっていました。長くなればそれだけ疲れも多い体力勝負な仕事ですから・・・よってしばらく制作関連は中止しておりました。

休みは休みで釣りだバイクだと出かけちゃうし・・・これには自主規制なし(笑

ランディングネット制作は2月ほどストップしたままです。集中して取りかかれる時間がなくなったのが痛い・・・完成まで時間のかかるものですから毎日の積み重ねがやはり肝心なわけで、余所事で工程が途切れると再開するのにさらに時間がかかるという悪循環。



まあ、まったく時間がないわけでもなくいつまでも休んでると忘れそうなので(笑)涼しくなってきた昨今、気力がある時にぼちぼちと着手しております。

自分のネットがそろそろ6年ほどになりますので次期モデルの開発(大げさ?)をかねて、今考えているアイディアを詰め込んだものを作る予定です。失敗しても自分用だから良いかと。


とりあえず来年の解禁までには・・・出来るかな???

ミニ制作再開

2007-09-11 | ランディングネット制作
先週も少し作業をしたのですが、全身に吹き出る汗があまりにもスゴい(;^_^A
残暑厳しく、やはり暑い時は全然やる気がしませんね・・・で、2週間ほど中止しておりました.

一昨日あたりから雨の気配.局地的に豪雨が降ってるそうで今日は夕方頃に小一時間土砂降りでした.気温もグッと下がり秋の気配が近づいております.


やっと涼しくなり心機一転.ミニネット制作をぼちぼち再開しました.

機械を使うとはいえ一番神経を使うエンドの穴開け.無理すると割ってしまい(T_T)が入ります・・・

1.5mmから始めて3.5mmの穴を開けます.ドリルで開けてオシマイではなく、キッチリとヒートンが収まるように真円に金ヤスリで微調整.一個あたり30分ぐらいかな.

ドリルだけでは正確に穴が開けれないってのがネックです.素材の熱膨張で開けた円が歪むようでヤスリで整えないとダメ.ヤスリも無理すると割ってしまいます.この辺に神経を使うので暑くて汗だくの状態でやりたくない・・・ってのが分かります?(^▽^;)


ドリルで作業する時はメガネしてます.削り粉が目に入ると/(*ε*) アイタタ・・・