我が家には、猫の額ほどですが山があります。
ちょうど写真の中央部に杉や桧の植林に挟まれる格好で、明るい帯が見えるでしょう。
そこがウチの猫の額ニャンです。

美濃や飛騨では、杉や桧の植林木を「黒木(くろき)」、天然林である雑木類を「金木(かなぎ)」と呼びます。
周囲の山主が次々と黒木の植林を進め、その管理を森林公社などへ委託する中で、我が家では金木の山も守り続けてきたのです。

郡上あたりの天然林は、「樅栂山(もみつがやま)」といわれるように、樅、栂、松が中心を占めています。3種共にマツ科の木です。
悲しいことに、郡上でも南部の美並町や八幡町、和良町などでは松くい虫のために松はほぼ全滅してしまいました。
我が家の金木山も例外ではありませんが、どっこい樅や栂は樹齢120年を超える大きな木がまだまだ健在です。

2年前から少しづつ栂の木を切り出してきました。今年カネサダ番匠で取り組んでいる出登り造りの家に使うためです。
栂の木を使った家は、昔は「栂普請(つがぶしん)」と言われたように、貴重がられました。栂は木の目が細かく、木肌が美しくて丈夫なのです。
・・・うちの栂もスゴイでしょう、と自慢したいのは山々なのですが、くねくねの木ばかりで、太くてまっすぐな差し鴨居が取れるような木はどうも無さそうです・・・

木の皮だけを一見すると、樅、栂、松の判別はしにくいのですが、葉っぱを見ればすぐ分かります。
左が樅(みなさんよくご存知のクリスマスツリーです)、右が栂です。

我が家は代々が山師でした。
ご先祖様に恥ずかしくないよう、木の伐採や林道への運び出し、運搬なども全て家族の者や親戚の手でやってしまいました。
但し、方法はいわゆる我流です。父は父なりの我流、私なんかは昔使った岩登り用のカラビナやシュリンゲなんかを持ち出して来たり・・・ああでもない、こうでもないと大騒ぎしながら、最後には栂の丸太約30本が無事に作事場までやって来てくれました。

さあ、これらの栂の丸太との格闘が始まろうとしています。
とはいっても私は大工仕事の中でも、丸太仕事が一番好きです。どうやって組もうか?なんて考えるのも骨は折れますが楽しいものですよ。
カネサダ家の「できることは自分でやってみる」の精神を大切にしつつ、無事上棟目指して頑張ります!
ちょうど写真の中央部に杉や桧の植林に挟まれる格好で、明るい帯が見えるでしょう。
そこがウチの猫の額ニャンです。

美濃や飛騨では、杉や桧の植林木を「黒木(くろき)」、天然林である雑木類を「金木(かなぎ)」と呼びます。
周囲の山主が次々と黒木の植林を進め、その管理を森林公社などへ委託する中で、我が家では金木の山も守り続けてきたのです。

郡上あたりの天然林は、「樅栂山(もみつがやま)」といわれるように、樅、栂、松が中心を占めています。3種共にマツ科の木です。
悲しいことに、郡上でも南部の美並町や八幡町、和良町などでは松くい虫のために松はほぼ全滅してしまいました。
我が家の金木山も例外ではありませんが、どっこい樅や栂は樹齢120年を超える大きな木がまだまだ健在です。

2年前から少しづつ栂の木を切り出してきました。今年カネサダ番匠で取り組んでいる出登り造りの家に使うためです。
栂の木を使った家は、昔は「栂普請(つがぶしん)」と言われたように、貴重がられました。栂は木の目が細かく、木肌が美しくて丈夫なのです。
・・・うちの栂もスゴイでしょう、と自慢したいのは山々なのですが、くねくねの木ばかりで、太くてまっすぐな差し鴨居が取れるような木はどうも無さそうです・・・

木の皮だけを一見すると、樅、栂、松の判別はしにくいのですが、葉っぱを見ればすぐ分かります。
左が樅(みなさんよくご存知のクリスマスツリーです)、右が栂です。

我が家は代々が山師でした。
ご先祖様に恥ずかしくないよう、木の伐採や林道への運び出し、運搬なども全て家族の者や親戚の手でやってしまいました。
但し、方法はいわゆる我流です。父は父なりの我流、私なんかは昔使った岩登り用のカラビナやシュリンゲなんかを持ち出して来たり・・・ああでもない、こうでもないと大騒ぎしながら、最後には栂の丸太約30本が無事に作事場までやって来てくれました。

さあ、これらの栂の丸太との格闘が始まろうとしています。
とはいっても私は大工仕事の中でも、丸太仕事が一番好きです。どうやって組もうか?なんて考えるのも骨は折れますが楽しいものですよ。
カネサダ家の「できることは自分でやってみる」の精神を大切にしつつ、無事上棟目指して頑張ります!