上原浩治の巨人成績

上原浩治という名前は、少しでも野球に関心がある方であれば一度は聞いたことがあると思います。
野球自体には関心が無い、という方でもスポーツニュースや新聞の一面で上原浩治の名前を見かけた事があるのではないでしょうか。
2009年からは晴れてメジャーリーガーとなった、日本を代表するピッチャーです。
そして、2008年まで上原浩治は巨人のエースピッチャーとして活躍してきました。
上原浩治と巨人との関係は、1998年のドラフト会議にまで遡るでしょう。
当時からメジャー志向の強かった上原浩治ですが、大学時代に国際大会を含む活躍を見せておりドラフトに向けて接触する球団はかなり多かったです。
紆余曲折を経て、結局は逆指名で巨人への入団を果たしました。
そして、2008年までの10年間、巨人の歴史は上原浩治抜きには語れないと言っても過言ではないほどの活躍を見せてくれました。

上原浩治は、巨人のエースピッチャーとして実に見事な成績を残してきました。
ルーキーイヤーの20勝をはじめ、翌年には日本シリーズに登板して勝利をもぎ取り、上原浩治は巨人の日本一にも貢献しました。
また、巨人というチーム以外での活躍も忘れてはいけません。
アテネオリンピックやWBCでは、国際試合無敗の上原浩治として日本代表を引っ張ってくれました。
北京オリンピック後には代表引退を表明しており、事実上上原浩治は国際試合無敗のまま記録を残したことになります。
また、基本的に上原浩治は典型的な先発タイプのピッチャーですが、巨人のピッチャー事情から抑えに一時転向した事もありました。
ポスティング問題など、どこか巨人に振り回されている感じがしないでもありませんが、上原浩治は折れる事無く確実に一歩一歩進んできました。

上原浩治が掲げる「雑草魂」、という言葉はあまりにも有名ではないでしょうか。
また、同じ巨人のチームメイトである選手と生年月日が同じ、という話も有名ですね。
更に、上原浩治が登板した試合は総じて短時間で終了する傾向にあると認識されているのではないでしょうか。
これは、上原浩治の制球力の高さとテンポの良さを示すのに相応しい項目かもしれません。
余程の不調でなければ連打を許さず、フルイニングを戦えるだけのスタミナをも上原浩治は備えています。
巨人のピッチャーとして上原浩治のピッチングが見られなくなってしまうのは寂しいですが、オリオールズでの活躍も同時に期待したいです。
どこのチームに在籍しても、上原浩治は間違いなく本物なのですから。