ベーカーストリート

中央区銀座7-3-14月光ビル4階
TEL 03(6263)9670

一期一会の命の水

2015年08月19日 | ハードボイルドもどき


  終売のお酒たちとは正に一期一会・・・
  もう会えないかもしれないと、かみしめつつ
  ストレートでワンショット
  まずは香りを味わう
  香りを記憶しようと本能が思うのか
  自然と目を閉じ、嗅覚だけに神経が集中する
  ひとくち口に含み、舌の上で感じ取る
  まったりとからみつく
  まだ酔いは回っていないはずなのに
  高揚した気分に包まれる
  至福とは、この瞬間を言うのだろうか
  ゆっくり ゆっくり のどに流す
  慈しみ、大切に扱えば扱っただけ
  ちゃんと応えてくれる
  愛しささえも感じさせる命の水・・・


  当店、終売のお酒も多数取り揃えております。
  余市 10年~20年
  宮城峡10年 15年
  竹鶴 12年~35年
  山崎 10年~18年
  シェリーカスク
  シェリーウッド
  ポートエレン
  ボウモアクラレット etc・・・

  ワンショットで至福になれます いかがですか・・・?

  過去のブログで命の水 書いてます・・・ 琥珀色の液体が男を救う

                      BakerStreet221B 店主

ハードボイルドの定義

2014年03月17日 | ハードボイルドもどき
3週間の御無沙汰でした。店主です。

前二回ブログは、グルメのお話をしました。
当初「ハードボイルドもどき」のカテゴリーで、と考えておりましたが、
私もなかなかハードボイルドな生き方をしていない為、
良い文が書けなくておりました。
最近、色々な書物やDVD等でハードボイルドの定義を見聞きし、
感心の一途を辿っております。
ここに、ハードボイルドの定義を書き準えてみました。

楽しく健康で幸せな毎日を送られている方々には、
なかなかね~、と言われるかもしれません。
しかし、男たるもの、一歩外に出れば7人の敵・・・
時にはお一人でグラスの底を見ながら、
この定義の一つ位は思い起こして下さい。

※言源では・・・ハードボイルドとは
 固茹で卵
 →融通がきかない
 →感情に流されない
 →妥協しない生き様

※形では・・・トレンチコート・ソフト・たばこ・バーボン・タフで非情な男

※そして・・・やせ我慢

※現代社会の総てをスムーズにこなさなければ、明るい未来は無い。
 そのシステムの大敵は感動。
 感動してしまったら、人は容易に道を踏み外す。
 真の男は感動を求め、いつしかシステムに牙をむく。

※自由な生き方を目指す男の代償は、孤独を引き受けること。

※女性の涙は総て深い意味が込められている訳では無い。
 男は心を動かしてはならない。
 しかし、その理論を実践出来るほど、スレた男性は多くはない。

※世の中に魂を計る機械が発明されれば、ハードボイルドな男を見極められる。

※かの有名な劇画の主人公「ゴルゴ13」は、受けた依頼は完遂するが、
 振り返った足下のアリは踏みつけない。

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なかなか沢山の定義が有り、
書くことも大変になりそうですので この辺で・・・。

ぜひ皆様も琥珀色の液体を傾けながら、
「ハードボイルド」コピーライターになって下さい。

では又。


Baker Street
愚夫 こと 店主

ウイスキーを味わう

2014年01月06日 | ハードボイルドもどき

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ当店を御愛顧の程よろしくお願い申し上げます。

本年初ブログ  タイトルは「ウイスキーを味わう」です。

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「ウイスキーを味わう」

ウイスキーに秘められたストーリー
自然の息吹、職人の情熱、出来上がる年月・・・
そのウイスキーが過ごしてきた時を思い巡らしながら
大きめのオールドファッショングラスにゆっくりと注ぐ。

急いでしまったら興ざめ。
コクコクと心地よい音を響かせ注ぐとよい。

瓶の中で時間が止まっていたウイスキーを空気と馴染ませ
グラスを光にかざし、大きく深呼吸するように香りを嗅ぐ・・・
視覚、嗅覚で楽しんだあとは、もちろん味覚で楽しむ。

ウイスキーの熟年数はさまざま。10年、20年、30年。
しかし価値を決めるのは長さではない。
それぞれのピークがあり
そのピークに瓶詰めされたウイスキーだけが持つ素晴らしさがある。

そんなウイスキーに出会えた時の喜びは
とても言葉で言い尽くせない。

一期一会の「ウイスキー」  お待ちしております。


 
                   Baker Street
                   愚夫 こと 店主

昭和ロマン

2013年12月16日 | ハードボイルドもどき
朝霧が立ちこめる岬道に、「ヴォーン」という音が響く。
純白のポルシェ911。
ステアリングを握っているのは、端整な顔立ちをした銀髪の老人である。
山全体を揺るがして、クルマは走り去った。

・・・と、ある本で紹介された男。
すべてが並外れた日本人。
長身で際立った美貌、日本語よりも英語を得意とし、
厳格かつプリミティブな正義感の持ち主。
そう、男なら誰もが一度は気にとめた男「白洲次郎」。

そんな彼にも思わぬ一面が。
ケンブリッジ大学、クレア・カレッジで友情を育んだ親友のロビン・ビングから
贈られてきたウイスキー樽を車に積んで、向かうは京都祇園の「松八重」。
「酒持ってきたぞ!!」と到着した時に、中身はすでに空だったそうです。

酒に強く、女性にやさしく、照れ屋でイカした男。
そんな彼は、毎日夕刻になると、
ロビンから送られてくるスコッチウイスキーを味わっていました。
『 ブラックボトル 』
このウイスキーが空になると、底を切り出してグラスを作り、
また一杯やっていたそうです。
機会がありましたら是非ご賞味下さい。





琥珀色の液体が男を救う

2013年11月26日 | ハードボイルドもどき
今週より「ブログ」スタートとなります。

初回は店主である私が1回目を・・・と言う事となりました。

テーマを「ハードボイルド」と決めたところ奥方より

「ハードボイルドもどき」にしたら・・・との苦言のあるなか

チャレンジする事になりました。



ハードボイルドと言えば切っても切れないものの一つがウイスキー。

ウイスキーの語源はラテン語のアクア(水)ビテ(命)(蒸留酒)から由来しています。

「アクアビテ」がアイルランドに渡り、ケルト語でウイシュク(水)ベーハ(命)と言うところから

英語に取り入れられた時、ウイスキーとなりました。

ですからウイスキーとは、「命の水」との意味です。



女性とは世界最大の生命力を持つ人間です。

何事にも屈せず、何があっても生き抜き、その強さたるや

世界の歴史をも変えてきました。

それに引き換え男性は情熱、夢、希望とロマンに生き

一目散に走り続け、自分を守る事さえ忘れ散っていってしまうのも歴史上の事実です。



だから男達には命の水、ウイスキーが必要なのかもしれない。

情熱に燃え、ロマンに生きる男性の為の「命の水」ウイスキー。

今宵も傾けてみませんか・・・。


                       Baker Street 愚夫 こと 店主より