
前回の『麺通団』では“かけうどん”の出汁つゆがしょっぱくて参ったのだけれど、新しく“かすうどん”が出来たとの事で早速食べに行く。
まずは夏限定の“冷やしうどん”。よくわからずに頼んだが、茹で置きのうどんを氷水をはったどんぶりに入れ、付け汁で食べるものだった。
まあ普通に美味しかったが、これなら”ざる”でも良かったかな。
“ざるうどん”よりは冷たくはなっているんだろうけど、そうやって食べる意義があまり感じられなかった。
もう一つの夏限定メニュー、”冷やしスペシャルうどん”の方が良かったかな。
”冷やしスペシャルうどん”は、付け汁が辛い特製つゆらしい。
平日の午後4時半頃には売り切れ終い。

最近スジ肉を買ってきて”ぼっかけ”というスジとコンニャクの煮物を作った。
そのままつまみにしたり、うどんに入れたり、お好み焼きやねぎ焼きに使用したりと重宝した。
『麺通団』に”かすうどん”というスジ肉うどんが出来たという事で、本物のスジうどんとやらを是非食べてみたいと早速『麺通団』へお味見に。
出てきたのは、温めたうどんの上に、スジ肉と昆布が乗っている物。
これに自分で温かけ出汁をかけて、ごまをふる。
まず第一印象は、昆布が多い! それも結構大きめに切ったかための物。
箸でつまむとピンと立つ程。それがとにかく多くて、肝心のスジ肉の姿が見えない。

ごまをふったら粉チーズのようで何だかよくわからないので、スジ肉を集めてもう一枚撮ってみた。
スジ肉はよーく茹でられてスカスカになっているが、やわらかくて美味しい。味は薄め。
このかけ出汁と一緒に食べると余計に薄く感じられる。
薄味のスジ肉と、主張する昆布。ちょっと昆布が邪魔かなあ。
食感も、かたくて口に触るので、うどんのツルシコとあまり合わないと思われる。
スジ肉と、昆布と、うどんど、お出汁と、一緒に食べるとまあ美味しいのだけれど、やはり昆布が気になる。
最後の方にスジ肉の脂が出汁に溶け出してきて段々出汁が茶色く変わってくると、このしょっぱいお出汁もどんどん美味しくなってきて、昆布もやわらなくなって馴染んでくる。
スジうどん、かすうどんって、関西の物なのか讃岐にもあるのかよくわからないのだが、本場もんって結局なんなの!? と、ますますわからなくなったのだった。

