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おひさまぶんこ

たくさんの絵本にかこまれて、親子でゆったりした時間を過ごしませんか
おはなし会やかんたん工作、本の貸し出しをしています

追悼 松谷みよ子さん

2015-03-10 | スペシャル
 昨日、児童文学そして絵本作家の松谷みよ子さんの訃報が流れました。2月28日、89歳のご生涯とのことでした。

 ご高齢ですから仕方のないことですが、とても残念です。永年にわたって、たくさんの本を世に出され、子どもたちの心を育んでくださった、という意味では、「こころのお母さん」と言ってもいいかもしれません。子どもの頃には気がつかなかったけれども、大人になって「あ、昔読んだこの本も松谷さんの作品だった」というものがたくさんあります。もちろん、おひさまぶんこにも、松谷さんの作品がたくさんあります。
 中でも、「あかちゃんのほん」シリーズは、おはなし会でも何度も取り上げました。特にここ数年は乳幼児が訪れることが多いので、必然的に読む機会に恵まれました。穏やかな言葉の数々、音楽でいうならアンダンテ、いやラルゴでしょうか。ゆったり、子どもが一歩ずつ歩くようなリズムを感じる作品に、読み手も自然にゆったり、にっこりと読み聞かせることができました。

 松谷さんの作品に出会えたこと、本当に感謝です。おひさまぶんこでは、これからも読み続けていきたいと思います。
 最後に、松谷みよ子さんの公式ホームページのお知らせをシェアさせていただきます。

 天に召された松谷さんに、心より哀悼の意を表しつつ。
 

火曜日のおひさまぶんこ

2012-11-18 | スペシャル
 おひさまぶんこは、毎週水曜日、玉川学園4丁目の玉川教会を会場に行われているのですが、今年の5月から、小田急線を挟んだ玉川学園7丁目でも活動をしています。今日はその様子を少しお伝えしようと思います。

 玉川学園7丁目での活動(以下、「出前」と言います)は、毎月第一、第三火曜日の午前中に、玉川学園地区社会福祉協議会(以下、「地区社協」と言います)で行なっています。
 地区社協が「地域の小さいお子さんとママのためのコミュニティを作りたい」という願いを持っておられ、地区社協に関わっている文庫スタッフを通じてお話をいただきました。もちろんおひさまぶんこにとって初めてのことでしたし、地区社協の期待にどの程度応えられるのかはわかりませんでしたが、「できることからやってみよう」ということで、スタートしました。

 会場は4畳ほどの小さなスペース、ここにマットを敷いて行ないます。3組の親子とスタッフが入ったらもう満員御礼です。初めは本当に来てくださるのか…とドキドキでしたが、地区社協の方々のPRの効果もあり、活動2回目からは、毎回来場者に恵まれ、楽しい時間を過ごしています。ママと一緒に参加するお子さんは0~2歳児。最初の頃は首も座っていない赤ちゃんもいましたが、2週間に1度、1ヶ月に1度…とお会いするたびに、ぐんぐん成長している様子を拝見し、スタッフにとってもうれしい時間になっています。

 活動の内容を紹介しましょう。
 ご挨拶のおうたから始まって、手遊び、読み聞かせをします。もちろん、まだ楽しむことができない赤ちゃんもいるのですが、場の楽しい雰囲気を感じてくれたらいいなぁと思っています。また読み聞かせは、ママたちへの本の紹介の気持ちを込めて行なっています。絵本は10冊、毎回おひさまぶんこから運んできます。小さい子向けの本8冊とママが楽しむための絵本を2冊、2ヶ月サイクルで選んでいます。
 そのあと、簡単な工作をしています。お家で遊べるおもちゃを中心に、ママたちに作ってもらいます。おしゃべりしながら、ちょっぴりママがリラックスする時間、お子さんたちは、スタッフと一緒に本を見たり、おもちゃで遊んだり、しばしママの膝を離れて過ごします。
 約1時間の活動ですが、少人数でゆったりした時間、回を重ねるごとにママ同士のお話も盛り上がり、とてもよい雰囲気です。

 まだまだ課題がたくさんある活動ですが、来てくださった方たちが「また来よう!」と思ってくださるような出前を続けていけたらと思ってます。


 この日は2組の母子が来てくれました。幼児用の椅子をテーブルにして、ママたちは工作中。お子さんたちはご機嫌よく遊んでいました。