おひさまぶんこ

たくさんの絵本にかこまれて、親子でゆったりした時間を過ごしませんか
おはなし会やかんたん工作、本の貸し出しをしています

12月のオススメ

2012-11-25 | 本の紹介
 今年もあと1ヶ月たらずとなりました。なんとなく慌ただしい気分に包まれ、読書の時間もとれなくなりますね。でもどうぞお子さんと絵本を読む時間は大切にしてくださいね。短くてもいいのです。毎日同じ本でもいいのです。読み聞かせタイムで、心に休息を。

 先日、おひさま文庫の本棚を整理しました。絵本を入れるスペースがほとんど空いていないので、確保すること、より見やすく利用しやすい本棚にすることを目標に、小学生のお友達に手伝ってもらって、おおまかな部分を済ませました。感謝です。さらに改善を重ねて、よい本棚を作りたいと思います。また、このしばらく調整中でした図書目録を更新いたしました。どうぞご利用ください。

 12月ですので、クリスマスらしい絵本を2冊紹介します。



 「くつやのまるちん」 トルストイ原作 かすや昌宏絵 渡洋子文 至光社

 まじめにいい靴を作り続ける靴屋のまるちんは、家族に先立たれ、哀しい気持ちで日々を送っていました。ある夜、まるちんは夢で、きりすとさまに「明日会いにいく」と声をかけられます。まるちんは、そわそわしながらきりすとさまを待ちますが…

 有名なお話なので、どこかでお読みになったことがあるかもしれません。実はこの作品、クリスマスという表現はどこにも出てこないのです。冬であることはたしかなのですが…それでもクリスマスストーリーとして親しまれているのは、キリストはまずしく、小さな人たちのために来てくださるというメッセージのゆえでしょう。すべての人のために、この世にきてくださったキリストの誕生をお祝いするクリスマスにぴったりの1冊です。いろいろなバージョンの絵本が刊行されていますが、この絵本のほわっと温かいイラストが心に沁みます。




 「いろいろサンタのプレゼント」 しのざきみつお作・絵 草土文化

 クリスマスといえば、サンタさん、サンタさんといえばプレゼント。いろとりどりのサンタさんが登場!お話は単純、ちょっとした仕掛けはありますが、正直なところ、特におもしろい!という作品ではないような気がします。それでもカラフルなサンタさんにちょっと会ってみたいような、プレゼントをいただく幸せな気持ちを素直に共感できるような絵本です。たくさんのクリスマス絵本がある中で、こんな本もあるんだよ!ちょっと手に取ってみたら?という気分で選びました。

 皆さんも、心豊かなクリスマスシーズンをお過ごしくださいね。
 
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火曜日のおひさまぶんこ

2012-11-18 | スペシャル
 おひさまぶんこは、毎週水曜日、玉川学園4丁目の玉川教会を会場に行われているのですが、今年の5月から、小田急線を挟んだ玉川学園7丁目でも活動をしています。今日はその様子を少しお伝えしようと思います。

 玉川学園7丁目での活動(以下、「出前」と言います)は、毎月第一、第三火曜日の午前中に、玉川学園地区社会福祉協議会(以下、「地区社協」と言います)で行なっています。
 地区社協が「地域の小さいお子さんとママのためのコミュニティを作りたい」という願いを持っておられ、地区社協に関わっている文庫スタッフを通じてお話をいただきました。もちろんおひさまぶんこにとって初めてのことでしたし、地区社協の期待にどの程度応えられるのかはわかりませんでしたが、「できることからやってみよう」ということで、スタートしました。

 会場は4畳ほどの小さなスペース、ここにマットを敷いて行ないます。3組の親子とスタッフが入ったらもう満員御礼です。初めは本当に来てくださるのか…とドキドキでしたが、地区社協の方々のPRの効果もあり、活動2回目からは、毎回来場者に恵まれ、楽しい時間を過ごしています。ママと一緒に参加するお子さんは0~2歳児。最初の頃は首も座っていない赤ちゃんもいましたが、2週間に1度、1ヶ月に1度…とお会いするたびに、ぐんぐん成長している様子を拝見し、スタッフにとってもうれしい時間になっています。

 活動の内容を紹介しましょう。
 ご挨拶のおうたから始まって、手遊び、読み聞かせをします。もちろん、まだ楽しむことができない赤ちゃんもいるのですが、場の楽しい雰囲気を感じてくれたらいいなぁと思っています。また読み聞かせは、ママたちへの本の紹介の気持ちを込めて行なっています。絵本は10冊、毎回おひさまぶんこから運んできます。小さい子向けの本8冊とママが楽しむための絵本を2冊、2ヶ月サイクルで選んでいます。
 そのあと、簡単な工作をしています。お家で遊べるおもちゃを中心に、ママたちに作ってもらいます。おしゃべりしながら、ちょっぴりママがリラックスする時間、お子さんたちは、スタッフと一緒に本を見たり、おもちゃで遊んだり、しばしママの膝を離れて過ごします。
 約1時間の活動ですが、少人数でゆったりした時間、回を重ねるごとにママ同士のお話も盛り上がり、とてもよい雰囲気です。

 まだまだ課題がたくさんある活動ですが、来てくださった方たちが「また来よう!」と思ってくださるような出前を続けていけたらと思ってます。


 この日は2組の母子が来てくれました。幼児用の椅子をテーブルにして、ママたちは工作中。お子さんたちはご機嫌よく遊んでいました。
 
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11月のオススメ

2012-11-07 | 本の紹介
 寒くなってきました。インフルエンザの予防接種をした、という声を聞くようになり、冬が近づいていることを肌で、目で、そして耳でも実感する今日この頃です。皆さまが健康に過ごせますよう、お祈りしています。

 今月も2冊の本を紹介いたします。


 「ももんちゃん あーん」(ももんちゃん あそぼう) とよたかずひこ作 童心社

 ライオンさんにおにぎりをあげた、ももんちゃん。ちょっと期待して大きな口をあーんと開けていると… ももの形のお顔のももんちゃん、中華饅頭の「桃まん」を想像してしまいますが、とてもかわいいです。赤ちゃん向けの絵本ですが、大人が読んでも十分に癒されます。
 「ももんちゃん あそぼう」シリーズで十数冊刊行されていますが、おひさまぶんことしては、最初の1冊。折りに触れて増やしていきたいと思っています。




 「すてきな三にんぐみ」 トミー=アンゲラー作 いまえよしとも訳 偕成社

 今さらご紹介するまでもない名作ですが、ダークな表紙が冬に向かうこの季節に合うような気がしたので、取り上げることにしました。
 黒マントに黒い帽子の三人組、夜な夜な人々をおびやかし、お宝を奪うどろぼうです。ある日彼らが襲った馬車に乗っていたのは、小さな女の子。さらってアジトに連れ帰ったところから三人組の運命が変わっていきます。

 小さいお子さんの中には、怖くて読めない…というお子さんもいるかもしれません。(何を隠そうスタッフの娘がそうでした!)お母さん、お父さん、どうぞお子さんを膝にのせてしっかり抱きしめつつ、読んであげてください。最初の印象だけで、こんなすてきなお話をスルーしてしまうのはあまりに残念です。最後まで読んで、親子で感動していただけたらいいなぁと思います。(実際のところ本がかなり大きいので、お子さんを抱きしめながら読むのは難しいかもしれませんが…^^;; )
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10月31日のおはなし会

2012-11-01 | おはなし会記録
(手遊び) やきいもグーチーパー
(絵本) 「ねずみくんとホットケーキ」 なかえよしを作 上野紀子絵 ポプラ社
(うた) まつぼっくりがあったとさ
(絵本) 「くまのこ くまきち」 中川李枝子作 柿本幸造絵 ひさかたチャイルド

 今日がおいも掘りだった、という年少さんのおともだち。たくさんのおいもが獲れたんですって!よかったですね。手遊びは「やきいもグーチーパー」、スタッフと幼稚園の先生とは少しやり方が違うようなので、おともだちの教わった幼稚園バージョンで楽しみました。
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10月24日のおはなし会

2012-11-01 | おはなし会記録
(手遊び)「はじまるよったらはじまるよ」
(絵本) 「まほうつかいとねこ」 せなけいこ作絵 すずき出版
(手遊び)「かなづちトントン」
(絵本) 「おかえし」 村山桂子作 織茂恭子絵 福音館書店

 今日は年中さんの男の子が来てくれました。いつもは保育園に通っている彼は、おうちでもたくさんの絵本を読んでいるようで、文庫の本棚を楽しそうに眺めていました。ちょっと長いお話もよく聞いていました。
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10月17日のおはなし会

2012-11-01 | おはなし会記録
(手遊び) やきいもグーチーパー
(絵本) 「ジオジオのかんむり」 岸田衿子作 中谷千代子絵 福音館書店
(手遊び) やきいもグーチーパー
(手遊び) かれっこ焼いて
(絵本) 「ヘスターとまじょ」 バイロン・バートン作 かけがわやすこ訳 小峰書店

 年少さんの女の子たち、手遊びをとてもよく知っています。でも「かれっこ焼いて」は初めてだったようで、何を焼こうかな、何をつけて食べようかなぁといろいろ考えながら、遊んでいました。
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