
時刻表をカバンに入れて旅に出るのは、
これから旅が始まるのだなぁ、と実感するところがよい。
昔は時刻表と言えば交通公社(JTB)と思うのはかなり年齢の高い人のようだ。
JR時刻表の発行部数はJTB時刻表のそれを上回ったらしいが、
私としてはJR時刻表には抵抗感がある。
時刻表はJR、JTBのほか、交通新聞社が発行するコンパス時刻表もあり、
それはコンパクトなサイズゆえ私も買ったことがある。
大型の時刻表を持って行っても、実際に見るページはごく一部なのに、
なぜか大型のほうが安心感がある。
ただ、実際には使うページをコピーしてポケットに入れて旅に出るのだが、
大型の時刻表は読み物としても面白いのである。

7月20日から9月10日まで使える青春18きっぷを使って
静岡へ2人で日帰りで出かけた。
戸塚・静岡間の運賃は大人1人片道2,210円、往復4,420円のところ、
青春18きっぷを使うと往復2,300円で行ける。
普通列車で熱海まで行き、熱海で沼津行に乗り換える。
新幹線で行くより少し時間がかかるけれど、
列車の中の人間模様の観察がおもしろい。
ちょうど夏休みの最中なので、部活帰りの中高生の男女の
会話を聞いていると時間はあっという間にたつのである。
今どきの若いものは、という人もいるが、
列車の中の中高生は皆、将来の日本を託してもよい若者たちと感じた。

クラブツーリズム株式会社が募集した“テーマのある旅”に参加した。
テーマとは、
「東京百年さんぽ 川の東郊~両国界隈~(午後プラン)」
という長い名前のツアーである。
募集定員は25名様限定とチラシに書いてあるが、
実際に集まったのは15人。
参加した私たちグループ14人を除くと
わずか1人が募集に応じて参加したのであり、
添乗員に訊ねると、1人の参加者ではツアーは当然中止になるとのこと。
歴史講師とフォトインストラクター同行と謳っているが、
2人とも素人の俄か講師である。
2人の講師と添乗員は、ツアー参加者に対して
大変親切かつ丁寧で、大いに感心し、感謝もしたのであった。
写真は、あちらこちら訪ねたうちのうちの一つ、
「両国花火資料館」の入り口近くにあった、花火をモチーフしたタイルである。

天狗の寺として知られる群馬県の曹洞宗のお寺、
迦葉山弥勒寺にお参りに行った。
私の先祖が眠るお寺の方丈さんが小僧のころに修業したと聞かされたのが
この曹洞宗の迦葉山弥勒寺である。
迦葉山と書いて“かしょうざん”と読める人は少ないであろう。
禅寺の迦葉山弥勒寺には若い女性の僧侶がお札売り場に居た。
お寺さんの跡継ぎ問題は深刻だそうで、
この女性はお寺さんの娘さんなのかと思ってしまう。

先日、潮来のあやめ祭り見物に行ったついでに寄ったのが鹿島神宮。
“ついでに寄った”などと言うと神様に叱られるが、
鹿島神宮は潮来からすぐの所にある。
初めて訪れた鹿島神宮の規模の大きさに驚くとともに、
バスを連ねた団体ツアー客の姿が多いのも目立つ。
私がここを訪れたのは平日ことでもあり、
当然のことながら観光客は高齢者が中心だ。
話題の中心は“病気”の高齢者たちは、茅の輪をくぐって病から逃れようとしていた。
茅の輪くぐりは正月から半年間の罪穢れを祓う夏越しの大祓えで執り行われ、
茅草で作られた大きな輪をくぐると疫病や罪が祓われるとのこと。

写真サークルの仲間4人と一緒に牛島の藤を撮りに行った。
昭和3年に国の天然記念物に指定された牛島の藤は樹齢1200年。
この藤は個人の庭に植えられたもので、
入場料1000円を支払えば藤の花を見ることができる。
大型連休の好天に誘われて多くの家族連れが訪れていた。

栃木県足利市の“ あしかがフラワーパーク ”の藤の花を見に行った。
ところが、低温続きのため例年に比べて藤の花の開花が大幅に遅れ、
一分咲きにもなっていないのでがっかりした(4月26日)。
この写真は藤棚の下に立てられた説明版を撮ったものである。
見事に咲く藤の花を見られなかったのは残念だったけれど、
この施設の従業員の接客態度が非常に良くて感心した。
台湾からの団体観光客が訪れていたのは、恐らく日光見物のついでに
日本を代表すると言ってもよい花、藤の花を見るためだったのだろう。

旅行を趣味とするサークルが開いた会合で、
今年の5月から6月にかけて「南イタリアに行こう」と、旅行計画を検討した。
約3週間くらいの旅で、ミラノから南に下り、
シチリア島を観光するという計画である。
インターネットの発達により、
鉄道、ホテルなどの情報がいながらにして手に入るのはありがたい。

冬瓜は味がほとんどないので、いかようにも自分好みの味に仕立て上げられます。
冬瓜と豚肉と赤味噌の組み合わせはとっても良いと思います。
きょうは、豚のヒレ肉を三温糖でじっくり煮込み、
冬瓜も口の中でとろけるくらいまで煮ました。
冬瓜と豚肉と赤味噌の組み合わせはとっても良いと思います。
きょうは、豚のヒレ肉を三温糖でじっくり煮込み、
冬瓜も口の中でとろけるくらいまで煮ました。

ただ単にひき肉を挟むのと違って、ネギとキノコが入っているので、ふんわりした感じがレンコンのシャキシャキ感と相俟って美味しくいただきました。
土足厳禁
2006年12月07日 | 旅

遠くへ行く旅ばかりでなく、旅の心で近くへ出かけるのもまた良いものである。
初冬の一日、北鎌倉の円覚寺を訪ねたのは紅葉を目当てに写真を撮りに行くのが目的であった。
そこで面白い看板を見つけた。上の写真である。
土足厳禁、要するに靴を脱げ、ということを告げている訳だが、その英語表記がNO SHOSESとなっているのがなんだか変なように思えた。
日本人が見たら漢字が書いてなくてもNO SMOKINGとの連想で、靴は駄目なのだと分かる。
しかし、英語圏の人が見たら、日本人はなんと変な英語を書くのかと驚くことであろう。
微笑みの国と言われるタイを旅した時、寺院の入り口には円覚寺と同じように靴を脱いで中に入るように、という看板が置いてあったが、その英語表記は、Please take off your shoesだったように思える。
厳禁と言わないところが微笑みの国と言われる所以であろう。