私の好物の一つは“揚げ出し豆腐”。
豆腐の水分をしっかり絞り落としてから薄力粉を付けて揚げるのだけれど、
それでも油跳ねが甚だしいのが難点だ。
欧米で和食が健康のために良いと思われて一大ブームだそうだが、
揚げ出し豆腐は、人の活力の素となる油と植物性蛋白質を摂れて体に良い。
大根おろしとミツバを添えたが、
ミツバはことしも健気に生えてきてくれたもので、庭から採集した三つ葉である。
ハンバーグステーキの上に乗っているのは焼きトマト。
“生”が大好きな日本人は、トマトを焼くなんて、と思う人も多いかも・・・。
以前、イギリスの田舎町に旅したとき、
朝食はトマトとハムとタマゴを一つのお皿に乗せてオーブンで焼いて出された。
オーブンで焼かれたトマトは“焦げたトマト”という印象であった。
パンを焼いてトーストにして、バターと紅茶をテーブルに持ってきた。
イギリス人は毎朝、このようなメニューで365日を過ごすのだろう。
「箱根路」は静岡県富士宮市の造り酒屋、
牧野酒造合資会社の酒。
この酒の精米歩合は70%とラベルに書いてあるから
酒造好適米を磨きに磨いて造ったのだろう。
日本に造り酒屋が何軒あるか知らないが、各県に20軒の
造り酒屋があるとすると日本中で千軒くらいあることになる。
これだけ造り酒屋があると、ラベルに書いてあるブランド名を
見ても、初めて見る酒のことが多い。
“箱根路”という酒を見るのも初めてで、箱根を訪れた
観光客向けにお土産用に造っているのかもしれない。
ワインのブランドも数えきれないほどあるそうだが、
横文字で書かれたブランド名は頭に入らない。
その点、日本酒の場合は飛び切り美味しかった酒なら、
しっかり記憶に残る。
私の評価は、☆☆☆☆(満点は☆5つ)
アメリカ映画によくある男親と息子の愛情物語ではあるが、
ちょっと、というより大いにひねってある。
小学生の作文のように、朝起きて、顔を洗って、朝ご飯を食べて・・・・、
というように、話の筋を順に丁寧に、淡々と追っていく。
それもモノクロで。
舞台はアメリカ中央部に位置するモンタナ州。
言葉は悪いが“ド田舎”。
住人も、これも言葉和悪いがいかにも“田舎っぺ”がそろっている。
アメリカにもこんな世界があるのかと思える風景を背景に
親と子の愛情物語は見るものを感動させる。
主人公の男親の息子が乗っている車はスバル。
劇中、親戚の男どもが「日本車じゃないか」と言う台詞もある。
また、男親が飲んでる牛乳は“低脂肪”のもの。
今のアメリカの田舎町の人々の暮らしぶりを描いて興味深い。
「箱根街道」は神奈川県足柄上郡大井町の造り酒屋、
石井醸造株式会社の酒。
観光旅行に行くと、お土産屋で饅頭や煎餅と並んで
日本酒を売っているのをよく見る。
この酒は、親戚が箱根に旅行したお土産と言って
宅配便で送ってきたもの。
4合瓶のラベルには箱根旧街道の石畳の絵を
あしらってあるほかにはただ、“純米酒”と
書いてあり、精米歩合は60%とも書いてある。
非常にそっけないラベルで、多くの場合、ラベルには
造り酒屋が自慢する点、仕込水が優れていることなど
長々と書き連ねていることが多い。
このような土産物屋で売っている酒は、再び箱根
を訪れることがない限り、二度と買い求める人は
ないだろう。
私の評価は、☆☆☆(満点は☆5つ)
旅館の朝食の定番メニューにアジの開きがある。
アジの開きの正しい盛り付け方は・・・・、
我が家の今夜の夕食は頭が左で背中が下だった。
盛り付け方のそのほかのバリエーションとしては・・・・、
頭が左で背中が上
頭が右で背中が下
頭が右で背中が上
以上のとおり、バリエーションは4つ。
はてさて、どれが正しい盛り付け方なのか?
見た目は簡単そうで意外と作るのが面倒なのがフライだ。
作業を注意深くやらないと薄力粉やパン粉がそこらじゅうに飛び散ることになる。
苦労というほどではないが手間暇かけて作ったフライは、
ごくありふれた普通の料理にしか見えない。
きょうは、茹でたジャガイモの中にチーズをはさみ、
それを開いた油揚げの中に入れてサラダ油で揚げてみた。
油揚げの包み揚げは、薄力粉、溶き卵、パン粉で作るフライに比較して、
揚げ油の摂取量は少なくて済むので多少はヘルシーである。
高橋のぼる原作のコミックを映画化したこの作品を、
ある映画評論家がボロクソにこき下ろした。
この映画評論家は100点満点で何点と映画を評価するが、
この映画の点数は20点だ!
彼の映画評を読むと、原作のコミックをかなり評価しているようで、
原作の雰囲気をあまりに逸脱した映画化に憤慨しているように見受けた。
コミックであるから、エロ、笑い、暴力と何でもありの内容だが、
そのつもりでこの映画を見れば楽しめると思う。
事実、映画館の中は時々笑い声が聞こえ、
ナンセンスでハチャメタなこの映画を楽しんでいるように思えた。
“煮付け”と言う言葉に惹かれる。
また、“煮っころがし”という言葉も懐かしい響きがあってよいものだ。
「男はつらいよ」シリーズの中で、久しぶりに旅から帰ってきた寅さんに、
団子屋の夫婦の奥さんが、「寅さんが好きな芋の煮っころがしでも作ろうかね」と言う。
この芋は里芋のことだ。
赤魚の煮付けは定食屋の味だ。
昔は一膳飯屋というのがあったが、今でもあるのか。
一膳飯屋の定番メニューに赤魚の煮付けがあったように記憶している。
大根のサラダなんて、欧米に存在するのか?
先日、テレビを見ていたら、話題は和食の良さについて。
欧米からの外国人旅行者が大根の料理を食べている場面で、
「この野菜はなんだか分かるか?」と司会者が尋ねた際の答えは“radish”。
日本ではラディッシュといえば赤い色をした小さくて丸い蕪(カブ)だと思っている。
辞書を引くと、大根は英語では“japanese radish”と書いてあったので納得。
どうやら、あの大根足の大根は欧米にはないようだ。
(もしかしたらあるかもしれないが)
サウジアラビアとドイツの合作映画で、
サウジアラビア初の女性監督、ハイファ・アル=マンスールの作品である。
イスラム世界で最も戒律が厳しいサウジアラビアでは映画館の設置が禁じられているそうだ。
そんな国からイスラム社会を描いた映画が生まれたのは驚きだ。
最近のニュースで報じられたことだが、
サウジアラビアの女性が集団で、禁じられている自動車の運転をやったとのこと。
一部の女性は治安当局に拘束されたそうだが、その後どうなったか?
女性は車の運転どころか自転車にも乗ってはいけない国、
外出するときにはスカーフを頭からすっぽり被り、顔を隠す国、
一夫多妻の国、戒律が厳しい国の様子が坦々と非難めいた口調ではなく描かれる。
主人公を演じた少女のすがすがしい演技が爽やかだ。
春になるとちらし寿司、、ウドの酢味噌和え、ワケギのぬたなど、
お酢を使った料理を食べたくなる。
今日の料理は、キュウリとミニトマトと新タマネギと若布の酢の物だ。
キュウリが1本68~78円もするので家計には響くが、
ちょっぴり奮発して買ってきて酢の物に使った。
しかし考えてみると、以前、キュウリは夏の物と決まっていたように思う。
今は、ハウス栽培でこの季節にも出荷されるようになった。
円安のため輸入される原油の金額が上がり、経常収支の赤字が莫大だとニュースで知ったが、
油を焚いてハウスの温度を上げ、トマトやキュウリを作る農家もあるのだろう。
春本番といった陽気になりつつある。
冬の間は布団から這い出すのは午前5時半ころだったのが、
最近は5時過ぎには朝のシャワーを浴び、洗濯機を回すようになった。
食卓にも春にふさわしい、トマトとルッコラのサラダが色鮮やかに登場した。
宅配生協から買ったルッコラは一袋に入っている量は少ないが98円。
香りがきつく、好き嫌いもあるだろうがサラダに少し加えるとアクセントがついて美味しい。
クラッカーの上にクリームチーズを乗せ、その上にクルミを置いた、
いわゆるカナッペを作った。
このカナッペのエネルギー量がどのくらいいあるか分からないが、
クリームチーズが乗っているのでたくさん食べたらかなりのエネルギーを摂ったことになるだろう。
最近、3月14日に厚生労働省が成人病予防のためにと言って、
今までの年齢別、男女別の標準カロリー摂取量の数値に代え、
適切な食事量をBMIで判断すると発表した。
BMIとは最近よく見る言葉だが、Body Mass Indexのことだそうで、
たとえば、身長170cm、体重70kgの人のBMIは
70÷1.7÷1.7=24.2 となるそうだ。
厚労省では、
18歳~49歳(男女とも)のBMI基準値は18.5~24.9
70歳以上(男女とも)のBMI基準値は21.5~24.9としている。
70歳以上の人は18歳~49歳の人に比べて、多少太っていてもよいということか。
角野栄子による児童文学、「魔女の宅急便」は
宮崎駿監督によって1989年に同名でアニメ映画化され、
また、2014年、清水崇監督により実写映画化された。
主演の小芝風花(こしば ふうか)は1997年4月16日生まれの16歳。
わたしが見たのは実写版の「魔女の宅急便」で、
毎日新聞の映画評では、さわやかな「青春映画」、「成長物語」と
好意的な評価をしていたので、アニメ版は見ていなかったけれど見に行った。
たしかに「さわやか」の評どおりの映画で、
主演の小柴風花のさわやかな人柄が伝わってくる。