本文に、「あなたへの五つの質問」があり、
その第四問に「はいっています」
(便所にいるときです。外からたたかれたりすると、
だまっているわけにもいかない。
それを英語で何といいますか。)
その質問に対する答えが三つ用意され、
1. I am here.
2. Mr.So-and-so is here.
3. I am inside
岩田一男先生は上記の三つとも間違いだと言い、正しくは“Someone in.”と書いている。
この本の解説文を書いた作家で実践英語振興協会理事長の晴山陽一氏は、
「なにしろ半世紀も前の著作なので、(中略)現代とマッチしない部分を含むことは仕方ないと思う」
と書き、その1例として、“Someone in.”は不自然で、“I'm in here.”くらいのほうが自然と言う。