
2016年2月13日(土)午後2時開演の神奈フィルの
定期演奏会を聴きに行った。
左の画像は会場で配られたパンフレットで、演奏曲目
はそこに記載されてあるようにベートーべンの7番の
交響曲をメーンプログラムとし、ベートーベンのピアノ、
ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲など。
指揮は1984年生まれ、32歳の川瀬賢太郎。
お若いだけあって指揮台の上で飛び跳ねる躍動的な指揮で、
オーケストラを引っ張っていく気持ちがよく表れていた指揮
ぶりだった。
さて肝心の演奏会の印象は・・・・、
メーンプログラムのベートーベンの7番の交響曲の印象は、
出だしの低音部の弦が遠慮がちに、あえて率直に言えば
アマチュアのオーケストラにありがちな、自信なさげな、
遠慮がちな音をを出すので驚いた。
出だしこそアマオケの雰囲気で始まった7番のシンフォニーだったが、フルート奏者の演奏が素晴らしく、ワーグナーがこのシンフォニーを「舞踏の神化」と称えたことを思い出させる演奏ぶりで、調整がイ長調だけあってオーケストラの出す音が甲高い、特にホルンとトランペットの音が目いっぱい響いて感動した。
ベートーベンの三重協奏曲は、もっと楽しい雰囲気の音楽を期待していたのだけれど、3人の独奏者は
演奏するのに目いっぱいといった感じで、肝心の楽しい気持ちが聴衆に伝わってこなかったのが残念だった。